劇場公開日 2012年9月21日

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「'87年が青春だった方へ、超お勧め!」ロック・オブ・エイジズ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5'87年が青春だった方へ、超お勧め!

2012年8月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

正統派ラブストーリーを主軸に 80年代のロックンロールに溢れたアメリカを描いた作品。

まったくのノー・マークで "あのトム・クルーズを見たくないから”避けていたのですが、実は今年の作品の中で 上位に挙げてもいいくらい面白かった! しかし、80年代という前提を理解しないと 入っていけない空気です。

ロックに魅せられた若者が アメリカン・ドリームを掴むべくロスで奮闘するお話。

主演の新人、ジュリアン・ハフとディエゴ・ボニータ。 爽やかさとズバ抜けた歌唱力。 演技は まぁミュージカルなので そこまで気にすることもないでしょう。 シェリーを演じたジュリアン。 ジェニファー・アニストンとヘイデン・パネッティーアを足して2で割ったようなお顔に ナイス・ボディ。 そして 歌って踊れるから もう最高!『フットルース(2011)』も観たくなりました。

ドリューを演じたディエゴ。 あのロン毛もだんだん可愛く見えてくるのが不思議だけど、80年代ファッションにも適応できたところが すごい。

伝説の歌手 ステイシー・ジャックスを演じたトム・クルーズ・・・ 腕 短っ(笑) しかも ロン毛でよれてるトムは見たくなかったけれど「歌が上手い」などの前評判通り、お上手です。 が、ポジション的には 主演を盛り上げる役目なので ちょっと頑張りすぎなところがイタいけど トムだからってことでOK(笑)

市長の妻、アンチ・ロックのパトリシアを演じた キャサリン・ゼダ=ジョーンズ。 踊りにもロックかかってました(笑) 後半のオマケは本人のリクエストかな? 美人も笑いを生み出せるという点で 高評価。

笑いつながり、ローリングストーン誌の記者を演じた マリン・アッカーマン。 本作品中 一番の体当たり演技、笑わせてもらいました。

こちらも体当たり演技?クラブ・バーボンの経営者を演じた アレック・ボールドウィンとそのパートナー役の ラッセル・ブランド。 ウザい演技が面白かったです。

その他、S・ジャックスのマネージャーを演じた ポール・ジアマッティ(『スーパー・チューズデー 正義を売った日(2011)』)、嫌味な役がお上手。 メアリー・J・ブライジ(本物の歌手)、静かな演技が素敵でした。

ふた昔前にも良い曲がたくさんあって、こんなにもロックを愛する人がいたんだと 耳を 目を通して全身で感じれる映画です。 私自身、リアルタイムでの体験はないのですが ラジオなどで聞いたことがある曲ばかりでノリノリでした。 印象に残った曲は「Harden My Heart」と「More Than Words」、「Hit Me With Your Best Shot」など。 楽しい作品です(ミュージカルです、苦手な方はご注意を)。

Blue