「'87年が青春だった方へ、超お勧め!」ロック・オブ・エイジズ Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
'87年が青春だった方へ、超お勧め!
正統派ラブストーリーを主軸に 80年代のロックンロールに溢れたアメリカを描いた作品。
まったくのノー・マークで "あのトム・クルーズを見たくないから”避けていたのですが、実は今年の作品の中で 上位に挙げてもいいくらい面白かった! しかし、80年代という前提を理解しないと 入っていけない空気です。
ロックに魅せられた若者が アメリカン・ドリームを掴むべくロスで奮闘するお話。
主演の新人、ジュリアン・ハフとディエゴ・ボニータ。 爽やかさとズバ抜けた歌唱力。 演技は まぁミュージカルなので そこまで気にすることもないでしょう。 シェリーを演じたジュリアン。 ジェニファー・アニストンとヘイデン・パネッティーアを足して2で割ったようなお顔に ナイス・ボディ。 そして 歌って踊れるから もう最高!『フットルース(2011)』も観たくなりました。
ドリューを演じたディエゴ。 あのロン毛もだんだん可愛く見えてくるのが不思議だけど、80年代ファッションにも適応できたところが すごい。
伝説の歌手 ステイシー・ジャックスを演じたトム・クルーズ・・・ 腕 短っ(笑) しかも ロン毛でよれてるトムは見たくなかったけれど「歌が上手い」などの前評判通り、お上手です。 が、ポジション的には 主演を盛り上げる役目なので ちょっと頑張りすぎなところがイタいけど トムだからってことでOK(笑)
市長の妻、アンチ・ロックのパトリシアを演じた キャサリン・ゼダ=ジョーンズ。 踊りにもロックかかってました(笑) 後半のオマケは本人のリクエストかな? 美人も笑いを生み出せるという点で 高評価。
笑いつながり、ローリングストーン誌の記者を演じた マリン・アッカーマン。 本作品中 一番の体当たり演技、笑わせてもらいました。
こちらも体当たり演技?クラブ・バーボンの経営者を演じた アレック・ボールドウィンとそのパートナー役の ラッセル・ブランド。 ウザい演技が面白かったです。
その他、S・ジャックスのマネージャーを演じた ポール・ジアマッティ(『スーパー・チューズデー 正義を売った日(2011)』)、嫌味な役がお上手。 メアリー・J・ブライジ(本物の歌手)、静かな演技が素敵でした。
ふた昔前にも良い曲がたくさんあって、こんなにもロックを愛する人がいたんだと 耳を 目を通して全身で感じれる映画です。 私自身、リアルタイムでの体験はないのですが ラジオなどで聞いたことがある曲ばかりでノリノリでした。 印象に残った曲は「Harden My Heart」と「More Than Words」、「Hit Me With Your Best Shot」など。 楽しい作品です(ミュージカルです、苦手な方はご注意を)。