「1920年代のパリピ体験/ヨアソビしてないで小説書けよ💢」ミッドナイト・イン・パリ カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
1920年代のパリピ体験/ヨアソビしてないで小説書けよ💢
主人公のギルはアメリカからフィアンセの両親の出張旅行にくっついて来たコバンザメ男。飲み過ぎて疲れたと言いながら、街をひとりでブラブラ。12時過ぎると黄色い車体のプジョーのクラシックカーに乗ったパリピに都合よく拉致されて、1920年代にタイムスリップ。
ギルはハリウッドのマンネリ映画の脚本家。
ウディ・アレンの自嘲が鼻につく。
鼻白むほどの軽〜いヤサ男。
レイチェル·マクアダムスがお気の毒。
美術館·公園の案内人の素敵なお姉さん(エリック·クラプトンからミック・ジャガーに乗り換えて、ついにはサルコジ大統領夫人になっていたカーラ·ブルーニ)にも絶対気があっただろ💢
古本屋で都合よく見つけたタダ本(アドリアーナの暴露本⁇)を彼女に読んで訳してもらう。わざとらしいんだよ💢
芸術家のグルーピーのアドリアーナにマリオン·コンティヤール。あげくに馬車でベル・エポックへさらに遡る。
それで、最後は骨董屋のレア・セドゥかよ💢
2011年のウディ·アレンのアカデミー賞脚本賞作品。
1920年代のパリにはアメリカから後々有名になる芸術家や芸能人が集まって来て、パリがとても輝いていた時代なのは分かったけど、90分ちょっとの映画なのに、3時間ぐらいに感じた。これだけたくさんの豪華な主役級の俳優たちが出てるのにねぇ。これは懐古主義に憧れる文学青年のタイム・スリップ映画だが、手当たり次第に目移りしてしまうウディ・アレンの言い訳のほうが際立ってないか?
戦場のピアニストのエイドリアン·ブロディのダリ😁
シュールレアリスム。
一応、アンドレ·ブルトンのナジャは読んだことあるんですがねぇ。
ちんぷんかんぷんだったけど。
ヘミングウェイはかっこいいねぇ。
一発殴ってもらいたかったな。
フィッツジェラルドは村上春樹繋がりで聞いたことがある程度。奥さんのゼルダ役のアリソン·ピルが野沢直子に見えてしまった😎
【ジョセフィン・ベーカー】
ギルの目がとろ~んとしてしまうセクシーダンサー。セントルイス生まれ。
演じたのはソニア·ローラン。ルワンダ生まれの2000年のミス·フランス。
【ジューナ·バーンズ】
夜の遊園地でギルと踊るシーンがほんのちょっとだけ。ニューヨーク出身の レズビアンのモダニズム作家。セントルイス出身のT・S・エリオットによって紹介された。