劇場公開日 2025年8月29日

グラン・ブルー 完全版のレビュー・感想・評価

全41件中、21~40件目を表示

5.0映画を好きになるきっかけをくれた

2020年6月11日
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幸せ

ほぼ初めてフランス映画に触れたのは、「グラン・ブルー」と「ベティ・ブルー」。確か14-15歳だったと思いますが、それがきっかけで本格的に映画が好きになりました。そして、「グラン・ブルー グレート・ブルー完全版」を初鑑賞。

フィルムのブルーも純粋なジャックとイルカの交流も、鑑賞して感じた事は「グラン・ブルー」を観た30年前と全く変わりませんでした。ただただ、巨大水族館の様な作品に圧倒されて自分自身がひとりのダイバーになった感覚。名作はいつまでも名作だし、自分にとって大切な作品はいつまでも大切です。

ジャックの事もエンゾの事も、凡人には全く理解ができないと思います。あるアルピニストが『山に登らないと死んでしまう』と言っていましたが、ジャックもエンゾも海に潜らないと死んでしまうのでしょう。『海に潜る』よりも『海に還る』と言った方が近いですね。動物の感覚で生きる彼らは、やりたいことだけをやるというとてもシンプルな生き方でした。

そして、それをやらないと死んでしまう人という意味では、映画作家も全く同じ。ジャックの魂とベッソンの魂が同じところで繋がったから、奇跡が起きた。

正直、今のベッソンの作品に興味はありませんが、私は多感な時期に今作を鑑賞して映画が大好きになったので、それこそベッソンには感謝しかありません。

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ミカ

3.0ジュリエットに捧ぐ

2020年4月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 とにかく、ラスト・シーンも謎だし、この手の映画は高評価できないな。絵の綺麗なところ、音楽が素晴らしいことは評価できるのだが、誰の視点で描かれているのかわからないため、消化不良になりそうだ。以前にもTVで観てるのだが、途中で寝ていたのかもしれない。2回目を見ても釈然としない・・・

 最初、英語とフランス語とイタリア語が飛び交うため、ずっと?マーク。英語の質問にフランス語で答えたりしてましたな。でも、完全版は笑いどころが多かった。それだけが救いだ。

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kossy

3.0魅入られた男たち

2020年4月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

海中の美しさには惹かれるし、イルカとの共生も羨ましい。美しい彼女も捨てがたい。でも、人生は懸けられない。
体の限界に挑戦し、神秘の海に魅せられて、全てを懸ける。そんな男たちはハードボイルであるべきだ。女を愛し愛されてはいけないのではないだろうか?

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Bluetom2020

5.0青色に見える海の色は、海底では青く見えない・・・

2020年1月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

スキューバダイビングをやっている現役のダイバーだ。
齢は、ヒ・ミ・ツ。
地球の70%を海、海洋が占める
その海を知らないのは、勿体ない
ダイビングを始めた理由だ

昨年12月のダイビング終了後に、紹介された映画が「ドルフィン・マン(ジャック・マイヨール)」。
チラシを頂き、映画を観るつもりで都内の映画館を探した。
都内映画館での上映は終了しており、見れなかった
(現在は、吉祥寺界隈で上映中らしく、見なければならない、という衝動が、今現在ある)。

年末年始のテレビで放送される映画を探していたら、本映画:グラン・ブルーがNHKBSで1月1日5amより放送される事を知る。
当然、録画・・・

ドルフィン・マンとグラン・ブルーを混同していたのは、ご愛敬として、録画を視た。

幼少のエンゾ(ジャン・レノ)のメガネの男の子は、大人のエンゾ(ジャン・レノ)を彷彿させる。
冒頭は、白黒のモノトーン映像
文字はブルー・・・

海の底を潜ったコトのある人と、海面を泳ぐ人の決定的な違いがある。
水圧だ。
耳が痛くなる
よって「耳抜き(鼻を指で押さえ、空気を送る。唾を飲む)」をする
深度が1m深くなるごとに・・・

ダイブスーツが水圧でつぶれる(空気を入れ、調整する)
この水圧の感覚は、潜らないと分からない。
海底から水面に出る際は、海中の水圧と水面の気圧(1気圧)差ショックを受けない為に、しばらく海底で待機する(映画では、待機しないのが、気になったけどネ)。
血管内の血液が、沸騰(空気で泡立つ、勿論経験はないけど)し、空気が脳に行き、逝く・・・
地上と海底は、別世界です

太陽の光が少なくなり、光が届かない海底30mの世界は、色を失う・・・海の色は勿論だが、魚の色さえも・・・
エンゾとジャックが、水深を競う
108m・・・120m・・・

これから誕生する子供を置いて、海底へ・・・
ジャック曰く「僕は、この世界(地上)では、友達も家族さえもいない・・・」
イルカと会話するジャック・・・

ジャックは、海底でエンゾと人魚に遭っただろう・・・キット。
合掌

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クリントイーストウッドをこよなく愛する棺桶片足老人

4.0海の底を目指す若きふたり

2020年1月1日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

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しゅうへい

3.5海洋生物を追ったドキュメンタリーと勝手に思ってました。違った。 評...

2019年4月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

海洋生物を追ったドキュメンタリーと勝手に思ってました。違った。

評価高いですね。そうか?私的には見入ってしまった中身のない話。日本人として怒らねばならぬシーンもあり。

海洋ロマンス?ヒロイン微妙やし。最後の台詞もまた謎。結局、妊娠までしてもイルカに勝てなかった憐れな女の話だった。
素潜り対決?結論、だいたい読めてたし。主人公は発達◯◯?発言、行動がやばすぎる。

そして何より長い。しかしまあ見ることは見てしまう。そこが名作ということか?そうしとこう(笑)

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はむひろみ

4.5イルカの表情に心奪われた

2019年4月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

海の中の光景とイルカの表情が印象的。イルカと対峙する時のジャックの穏やかな表情といったら!それを眺める自分も同じように相好を崩してしまった。素潜りの記録に挑む気持ちは分からなくもないがそれが次第に狂気のようになっていくのもこの映画の妖しいまでの美しさ。シチリア島、コート・ダジュール、ペルー、他の都市の美しい光景もこの映画の魅力だ。

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Sheeta

4.0ジャックとエンゾを偲んで

2019年4月2日
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どちらかというと山が好きです
でも自由に泳げたら
もっと深く潜れたら
そしてイルカと友達になれら
きっと俄然海に行って静かな海底に漂いたい
「大自然」と言われて思い描くのは頂から見る山々の広大さ
今の私には海の底の情景はまるで別世界
今まで経験が無いのです
もしもこの先見てしまったらどうだろう
私にどんな変化が現れるのだろう
知らない場所に行ってみたい
見たことのないものを見てみたい
そんな私の心に「海の底」が増えたことは確かです
一度だけシュノーケリングで南国の海を背中が日焼けするまで見ていたことがあります
でも、記憶に残っているのは海の美しさではなく背中の痛さだけ
心がそれほど弾まなかったのかも
深さよりも高さに魅了されているんでしょうね
高いところが子供の頃から好きでしたからね
そんな私でも海へ連れて行かれるほどに魅力的な映画でした

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カルヴェロ

5.0永遠の名作、誰の心の中にもグランブルーはある

2019年2月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

素晴らしい傑作でした
世界素潜り大会は確かに主軸の話ではありますが、幼い頃からの友情と、孤独の中で生きてきた不器用な男と仕事ばかりの日常の中で窒息寸前の女の物語でもありました

深く暗い深海の底に誰も知らない世界
ジャックやエンゾだけしか見ることができない本当の深海

それだけがグランブルーではないと思います
それは誰もが心の中にある奥底の世界
その底の底まで潜れるかどうかはその人次第です

限界を知らず中断して浮上してばかりでは、グランブルーは見ることはできません
真の友情も、真の愛もしかりです

ジョアンナもグランブルーに挑戦していたのです
そして彼女は子供という愛の結晶を得ました
それでいて彼を彼のグランブルーに行かせた愛の姿です
彼女もまたグランブルーを見たのです

心の中のグランブルーは誰もが挑戦できるのです
NYや東京のオフィスで日常を繰り返し色褪せた仕事漬けの毎日に何の意味も見いだせないなら、
ジャックの様に、ジョアンナの様にグランブルーに挑戦する勇気を得たいものです

ジャン・レノの存在感さすがでした
少年時代のエンゾ役の少年が、正にジャン・レノを子供にしたらこんな感じだろうという子役で笑うほどでした
エンゾの正にイタリアのオカンもまたいい味を出しています
こうした脇役陣の造形、演技も最高です

何より美しい映像と、それにマッチした音楽
的確な演出と構成
リュック・ベンソン監督の才能の凄さを改めて確認できる作品でした

永遠の名作でしょう

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あき240

4.0観たあと色々と思いをめぐらす映画

2019年1月23日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

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StudioBeatnik

4.0異様に長い

2019年1月17日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

最後まで異様に長くて退屈でした。最後は良かったのですが。イルカが可愛かったです☆。

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hide1095

5.0海が大好きになる映画!

2018年10月4日
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泣ける

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⚓︎くり◡̈︎*

3.5海のように深い愛情の映画

2016年9月11日
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son

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2016年1月5日
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RUME

5.0青の世界に魅せられて

2015年11月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

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ちえみんぐ

4.5この時期だからこそ、ギリシャに!

2015年7月11日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

期間限定上映に感謝

すべては、自然に帰る。

この人生のすべては、自然からの贈り物。

最初の、少年時代の回想シーンで、少年達が、ギリシャの海でコインを見つけて、ガキ大将のエンゾが横取りしましたが、その後に、傍にいた神父さんが、ジャックに再び、海にコインがあると教えてくれます。それは、単なるコインではなく金貨でした。ついさっき、貧しい人々に分け与えなさいと言った神父の姿はありません。

ここに、すべては、自然から与えられているので、独占はいけないと言ったメッセージも込められています。

最後に、自分のエゴで妊娠した女性が、ジャックに泣きすがりますが、彼女も、とうとう、観念したのか、ジャックを海に帰します。

すべては、自然からの贈り物。

今のギリシャの方々に見て欲しい最高の作品です。

映画では、ギリシャの海ですが、本当は、日本の九州の海だそうです。エンゾと言う名前が日本ぽく聞こえますし、ジャックも、ジャップとも受け取れますし…。なにはともあれ、今と比べて格段に美しい海や迫力ある自然の美しさ、可愛いイルカ達、すべてに自然の贈り物が詰まった美しい作品です。現代人は、自然を想像以上に汚して来たんですね。

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よろこびのうた

5.0やっぱりすき!

2015年7月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

海の男の話。昔見て、また再度見たけど、やっぱりいいね。画も話も…。さすがに話を知ってるから泣くことはないけど。好きな海で沈んでいくという選択がいいのかは分からないけど、かっこいい!

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ムクムク

5.0エバーグリーンな傑作。

何よりも…テープが切れて何度も買い直すほど観た心の一本が、スクリーンで観られる喜び!の一本。

データ的な細い事はwikiやらに任せるし、グレートブルーとの違いなんて、レビューしてる方々でも分かってないと思うし。(本当に失礼ですが、尺だけじゃ無いし。映画としての纏まりならグレートブルーの方が良いんですよ。)

ただ、ベッソンの最高傑作はコレですよ…
今となっては遥か彼方の黄金期の「ニキータ」や「レオン」でもなくコレ!涙

何よりも…
その黄金期に欠かせない相棒、エリック・セラの仕事が神懸かっている事の再認識。
「劇伴」とは正にコレぞ!な、尺に計算され尽くした音楽の魅力!

改めて、何度観返しても涙が止まらい作品。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

4.5通常版よりずっと長いが、全く退屈しない

2013年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

幸せ

総合:90点
ストーリー: 80
キャスト: 90
演出: 95
ビジュアル: 90
音楽: 75

 「レオン」、「ニキータ」と並びベッソン監督の絶頂期の作品の一つ。

 美しい紺碧の海で繰り広げられる、自由に生きる誇り高い男たちの意地。幻想世界にでもいるような青また青の世界。素潜りは競技といっても単純で派手な見せ場があるわけではないのに、それを素晴らしいものに見せるリュック・ベッソンの演出が何より素晴らしい。神秘さの中にも深刻さが同居する。演出の素晴らしさは地上での場面も同様で、ちょっとした食事とか会話の場面が絵になる。
 風景の美しさを映画の演出の一部として取り込む手法は、まるで自然を美として捉えて作品に取り込む至高の日本の芸術のよう。登場人物の科白が多いわけではないのに、美しさや行動で心理や状況を語らせる。そして喋るときはさまになる場面が多い。このころのベッソン監督の演出は本当に衝撃的だった。

 すごい能力を持っているのにふわふわとしてどこか捉えどころのないジャック・マイヨール役のジャン・マルク・バールと、個性の強いエンゾ・モリナリを演じたジャン・レノが織り成す人間模様がまた強烈。恋に落ちてすっかりと可愛らしい女になるジョアンナ・ベイカー役のロザンナ・アークエットも見事。特にジャン・レノは個性的役柄に加えて見た目の独特さがあって、一度見ただけで強い印象を残す。この作品ですっかり彼は有名になったし私も彼にはまった。

 完全版となって随分と時間は長くなったが、それでも退屈することはない。むしろより多くの美しい場面を堪能できてより楽しめる作品になった。

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Cape God

4.5どこまでも青い海。

2012年5月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

リュック・ベッソン監督の出世作でもあり、この映画に出ていたジャン・レノも広く名前と顔が知られるようになった作品でもある。
フリーダイビング、つまり素潜りの世界記録に挑む男達の友情と、ひとりの女性をめぐって、互いに相手を思いやりながらも彼女との距離を縮めようとするが、微妙に揺れる三人の心の模様なども描かれている。

男二人と女一人といった構図はよくあるがアラン・ドロン、リノ・バンチュラ、ジョアンナ・シムカスの三人の恋と冒険を描いた「冒険者たち」同様にこのグラン・ブルーも同じような形になっている。このへんはひとつの定番だからだろう。

だがシンプルなストーリーだけど映画には引き込まれる。
どこまでも青い海。その青い世界の中を深く深く潜っていく二人。
名誉を手に入れるため限界まで潜る。

互いにライバルと認識しながらの日常と彼女との会話と青い海。
観ていると気分が癒されるのが分かる。

青い海を見たくなったらこの映画がおススメです。

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みっどないと・シネマ