グラン・ブルー グレート・ブルー完全版のレビュー・感想・評価
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ベッソン監督だから撮れた作品‼️
リュック・ベッソン監督は、ジェームズ・キャメロン監督と並び、海への憧れが強いのでしょう‼️ジャックとエンゾという二人の対象的なダイバーの生き様と友情を描いて、海中世界やイルカたちへのベッソン監督の愛情が見事なファンタジーになってます‼️映画の冒頭、ジャックの少年時代を描くモノクロ映像から、どこまでも青く澄んだ海中の描写は息を呑むほど美しい‼️潜水道具を一切使わない素潜りの "フリー・ダイビング" で深度数十メートルもの記録を競い、自在にイルカと戯れる彼らの姿は強烈すぎるほどピュアで美しい‼️そういえば、ヒロインのロザンナ・アークエットはどこかイルカ顔ですよね‼️
上手く説明できないが
自分にとって特別な作品は何かと問われれば、この作品。初めて観たときは純粋に憧れだけを感じていた。しかし、歳を重ねる事に不純なものが混じってきた気がする。
それは、非日常への憧れと、そこに至らない後ろめたさが混ざりあった物なのだと思う。
そして、ジャックとエンゾは前者を、後者は自分の代理人とも言うべきジョアンナが現しているように思える。ひょっとしたらエンゾも後者か?
次に鑑賞するときには、エンゾやジョアナの様に自分なりの落とし所を見つけることができているのだろうか。
(いつか、この映画を観ても何も感じなくなる時が来るのではないかという漠たる恐怖でもあるが)
海の美しさには魅了されたが…
「ニキータ」「レオン」の
リュック・ベッソン監督の有名な作品だが、
何故かこれまで観ようとはしてこなかった。
それは、事前情報で無呼吸潜水の深度を競う
ダイバーの話と聞いており、
また、美しい海の描写が話題だったので、
何かドラマ性の薄い映画なのかなとの
先入観があったためだった。
今回、TV放映を機会に初鑑賞してみたら、
確かに映像は美しく、ドラマ性もあった。
しかし、エンゾが最後に亡くなるであろう
結末が容易に想像出来たり、
何かと漫画チックな展開や、
長い上映時間の中での
海底油田調査参加のエピソードが
必要あるのだろうか等々の冗長さが
マイナスに感じる。
また、ラストシーンにも疑問が残る。
ジャックはイルカによって海面まで導かれた
との解釈は可能かも知れない。
しかし、
自らイルカに寄っていっている様子からは
常識的に判断すれば、
ジャックはエンゾもいる海の世界に
向かったとしか想像出来ない。
キツい言い方にはなるが、
監督がスキューバに想い入れがあり、
ジャックのアイデンティティが
海の世界にある前提だとしても、
愛する女性と子供への責任を放棄してまでの
海との一体化設定は、
海を本当に愛する姿勢の表現としては
間違っているように、私には感じる。
この映画は海の美しさに魅了されるべく
創られた作品で、
理屈目線で観るものでは
ないのかも知れないが、
私の、リアリティーのあるストーリー展開と
ヒューマニズムに裏打ちされた社会テーマを
重視する鑑賞姿勢とは少し開きのあり、
私の理解が及ぶ作品では無かった。
行きなさい 〜 水深100mを超えた世界へ
幼い頃からギリシャの海に親しんだフランス人ダイバー ジャック・マイヨールを、ジャン = マルク・バールが熱演。
ライバルとなるイタリア人ダイバー エンゾを、ジャン・レノが演じる。
映像と楽曲がスタイリッシュで、イルカ 🐬 と戯れるジャン = マルク・バールをずっと観ていたい 👀
ジャックの恋人となる、魅力的な保険調査員のジョアナ( ロザンナ・アークエット )の言葉が切ない。
ー上がる理由が必要だ
ーそれを見つけるのが難しい
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕)
彼女よりイルカの方がいい世界的ダイバー
ジャンレノ扮するエンゾモリナリはジャンマルクバール扮する世界的ダイバージャックマイヨールを探そうとしていた。ロザンナアークエット扮する保険調査員ジョアンナベイカーは、酸素ボンベを使わないジャックマイヨールの潜水の仕事を見ていて一目ぼれした。
ジャックマイヨールはイルカと遊べるんだね。これは楽しそうだ。彼女よりイルカの方がいいんだね。でも日本人がバカにされてたな。
神秘的な雰囲気が良い
監督はリュック・ベッソン。
二人のダイバー(エンゾ、ジャック)と、ジャックを愛するジョアンナを中心に物語は展開される。
感想としては、ジャックの瞳が綺麗で女性的でセクシーだった。ジャックとジョアンナは劇中で仲を含め愛し合うが、ジャックの海、イルカへの信念を変えるにはいたらず、
ジャックを愛するジョアンナと葛藤するシーンは無い(ジョアンナが振り回される形となる)。よって、物語に変化を見せるのは周囲の環境や競技会の進行だけであり、娯楽
作品に対してダイナミズムを期待した自分としては、この作品からインパクトを受ける
ことはあまり無かった(ラストに至って初めてジャックはそれまでの一貫した信念に対して、彼を「そう」した事件に翻っての答えを与える重大な決断をする)
wikipediaを読むと、フランスでは公開時社会現象になり、遅れて日本でも1989からビデオや映画で反響を生んだようだ。
眠れない夜に
全く眠れない夜。優しい音楽と深海の穏やかな映像が流れるグランブルーを子守唄にしたら寝られるかな?と視聴。イルカかわいいな、一緒に泳いだら楽しそうだ。なんて想像していたら、楽しくなってしまい一睡も出来ないまま夜を明かしてしまった
不浄なる俗世を離れ、清浄なる海へと還る…。抗い難い魅力に満ちた怪作!
実在するフリー・ダイバー、ジャック・マイヨールとエンゾ・マイオルカをモデルにした、フリーダイビングに取り憑かれた男たちの姿を描く海洋ロマン。
監督/脚本は『サブウェイ』のリュック・ベッソン。
主人公ジャック・マイヨールのライバル、イタリア人ダイバーのエンゾ・モリナーリを演じたのは、『サブウェイ』にも出演している名優、ジャン・レノ。
フランスで熱狂的な支持を受け、「グラン・ブルー・ジェネラシオン」という言葉が生み出されるほどの人気作。
日本でもカルト的な人気のある本作を初鑑賞!
なるほど、10代の頃にこの作品に出会っていたら、間違いなく人生を狂わされていたであろう、どこまでも美しく、どこまでも哀しく、どこまでも爽やかな一作だった🐬
リュック・ベッソン自身が元々ダイバーだったということもあり、とにかく監督のダイビング&海に対する愛が、映画から溢れ出している。
本作のように、監督のパッションに溢れた作品に出会えるのは稀なことであり、こういう作品を観られた時の幸福感は何物にも変え難い。
まずフリー・ダイビングという題材が良い!この題材を選んだだけで花丸💮
青い空と地中海の青い海。だが、ダイバーたちはそういった表面上の美しさではなく、もっと本質的な深層へと深く深く潜り込んでゆく。
深く潜れば潜るほど太陽の輝きは消え、暗い暗い、孤独な孤独な場所へと彼らの体は導かれる。
そこは否応なく「死」を意識させられる場所である。
生命の源である海の中を、深く深く潜るという行為は、生きることへのメタファーのよう。
愛する恋人も、生まれてくる子供も、突き刺さるように死へと向かって沈んでいく本質的な孤独とは関係がない。
精神の深み、死と隣り合わせの場所へと降りていった時、そこに見えるもの、それこそがその人間の存在意義=ル・グロン・ブルーなのだろう。
この『Le Grand Bleu』という原題も、なにやら詩的な雰囲気がして好き。
フランス語で海といえば「Mer」。「Mer」は女性名詞なので「La mer」となる。しかし、本作の原題の冠詞は男性冠詞の「le」。
これは「Grand」が男性形容詞だからなんだと思うけど(フランス語はわからない💦)、それ以上に男の物語を描いた本作を、冠詞一つで端的に表そうとしているような気概を感じる。
雰囲気もテーマもかなり好きな作品。とはいえ、正直結構不満点がある。
冒頭の、1965年のシークエンスにおける子役の演技はかなりやばい。もう少しなんとかならんかったのか…。
それにジャックの父親が死ぬ場面の、あのわざとらしい死亡フラグと演出とか、結構キツかった💦
出だしから、大丈夫か、この映画!?と思ってしまった。
もう少し『ロッキー』的な、男のバトルの話かと思っていたらそうでもなかった。
個人的にはそういう少年漫画的な展開が好きなので、ちょっと残念。
それでもイタリアで開かれた世界大会までの展開はかなり好み。熱い男のバトルの世界にワクワクします。
しかし、この世界大会が終わってから、しばらくの間は物語の推進力が失われたかのようなグダグダした展開が続く。ここは正直かなりキツい。
自分は尺が30分くらい短い『オリジナル・バージョン』を鑑賞していないのだが、多分このあたりをカットしているんじゃないかと予想。
本当に、次の大会が始まるまでの展開は怠いし長い。
エンゾが死ぬあたりの展開もちょっと無理あるよなぁ、と思いながら観ていた。
勝手に海に沈めたら駄目だろう。マンマに死顔を見させてやってくれや。
というか、実在の人物をモデルにしておきながら、本人が存命にも拘らず映画中で殺すというのも結構思い切ったことやっているなぁ、と思う。ご本人はどう思ったのかしら🙄
まぁ不満点もあるんだけど、映像的な美しさは完璧だし、giftedのみが解することができる孤独というのも上手く描けていたと思う。
何より、エンゾというキャラクターの魅力が最高だった!そりゃあジャン・レノ人気者になるよなぁ。
ジャックは圧倒的な天才。普通の人間がどうこう出来るレベルからは逸脱している。
そんな男に、どこまでも食らい付いて行く漢エンゾ!一番美味しいキャラクター!
ジャック不在の世界選手権で勝ってもしょうがねえ!ジャック探してこい!からの、ジャックが優勝した時には素直に負けを認めてプレゼントまで渡す人間の鑑。
そこから、おそらくは血の滲むような鍛錬を繰り返したのだろう。世界記録を上回る115mという大記録を叩き出し、これでジャックに勝った…!と思ったら…。
うーん、完璧なキャラクター造形。大男なのに愛車がチンクシェントというのも、『カリオストロ』みたいで楽しくなる。1万ドルぼったくったぜー!イェー!のところとか、本当にルパンみたい。
もうあの姿を見ただけで、エンゾが大好きになっちゃった💕
あと、本作を観て感じたのは「なんか北野武の映画みたいだなぁ」ということ。
武よりベッソンの方が映画監督としてのキャリアは上なのだから、武がベッソンっぽいというのが正しいんだけど。
あのイルカを担架で運ぶシーンとか、凄く北野作品っぽい。男2人でえっちらおっちら運んでいる姿を真横から映すという撮り方まで、武っぽかった。
あの日本人選手団のシーンとか、たけし軍団がやっていてもなんの違和感もない。
これは武がベッソンから影響を受けたというのもあるだろうし、この2人が同じような監督から影響を受けているというのもあるんだろう。
北野映画がフランスでバカ受けするという理由が、本作を観てなんとなくわかった気がした。
いや、とにかくいい映画を観た♪
フリー・ダイビングに興味が湧いちゃった。
ジャック・マイヨールが世界で初めて100mの深さに到達したのが1976年。
そこから44年経ち、今では世界記録はなんと214m!!とんでもない進化を遂げている。
因みに、ジャックたちがやっているのはフリー・ダイビングの中でも最も危険と言われるノー・リミッツという競技。あまりに深く潜れすぎて危険なので、現代では公式大会からは外された種目のようです。
現実のジャック・マイヨールも、最期は自ら命を経ってしまった。
海と深く繋がりすぎてしまったからなのだろうか。
生と死、愛と孤独、生きるとはどういうことかを考えるきっかけになる、歴史に残るのも納得の傑作!
【”水中から上がって来る理由が見つからない・・”ジャック・マイヨールをモデルにした海洋ヒューマンドラマ。ジャックがイルカと戯れる幻想的なシーンが印象的な作品でもある。】
■1965年 ギリシア -モノクロー
”イタリア人の体の大きなガキ大将”、エンゾと”フランス人のチビ”、ジャックとの海の中のコインを取る競争から物語は始まる。
ジャックの父も潜水夫だったが、潜水中の事故により息を引き取る・・。
■1988年 シチリア -画面はカラーに切り替わるー
・難破船の捜査に潜った潜水夫が上がって来ない・・。焦る難破船捜査員にエンゾ(ジャン・レノ)の弟ロベルトは”1万ドル”でどうだ・・と言い、エンゾは潜水夫を救助する。
ロベルトの誇らしげなセリフ”兄貴は世界チャンピオンだ!”
エンゾは弟に、”あのフランス人を探せ・・”と言う。
■アンデス山脈の凍り付いた湖 -チチカカ湖か?-
・湖底に沈んだトラックを調査する男。ジャック・マイヨールである。酷寒の中、海水パンツ一つで涼しい顔で、氷が張った湖に潜り調査する姿。
調査に当たる、ローレンス博士が言う。”ジャックの心臓の鼓動は、水中に潜るとドンドン低くなる・・”
そこに現れたニューヨークから来た保険会社調査員ジョアンナはその不思議な爽やかな微笑みを浮かべるジャックに惹かれていく。ジャックは彼女に”イルカに似ているね・・”と言葉を掛け、イルカの玩具をプレゼントする。
■コートダジュール
・20年ぶりにジャックとエンゾは再会。抱き合った後、エンゾは”潜水世界大会に出ろよ!”とジャックに言い、航空券を渡す。
■シチリア
・世界大会が開かれる。ジョアンナは会社にウソを言い、駆け付ける。エンゾは潜水記録95mの新記録を出す。
ー酸素ボンベ無しの潜水競技の方法が面白い・・。-
更に、エンゾは99mまで記録を伸ばすが、ジャック・マイヨールは競技最終日、108mまで潜り、海上に飛び出す。とともに、イルカ達も祝福するかのように海中から空中に飛び出す。
ジャックとジョアンナは結ばれるが、ジャックは夜中に海に出て、イルカたちと遊ぶ・・。朝まで待つジョアンナ。そしてそのままニューヨークへ戻ってしまう。
ー映像のシンクロニシティが美しい。又、月光が降り注ぐ中の、ジャックとイルカたちが一緒に泳ぐ姿が印象的である。
ジョアンナのイルカに嫉妬する姿も可愛い。ー
・エンゾとジャックは潜水作業中、アルコールを持ち込んだことでクビ。ジョアンナもウソの出張がバレて、クビ。
ーそりゃ、そうだろう・・。-
・そして、再び大会。エンゾは115mを記録するが、ジャックは120mを出す。
ー二人とも、潜水病にならないのかな・・。普通の人間ではないなあ・・。-
■ギリシア -二人が幼き頃の冒頭のシーンが蘇る・・-
・”第14回世界選手権大会” 二人の決選の日。
ローレンス博士は大会関係者に”115mは水圧など、人間の限界を超えている”と中止するように伝えるが、エンゾは強行。
そして、エンゾはジャックの腕の中で息を引き取る。エンゾの亡骸を彼の希望通り、海底に連れて行くジャック。彼も意識を失うが、博士たちの努力により、蘇生する・・。
<ジャック・マイヨールをモデルにしているが、リュック・ベッソンが作り出した、”幼き頃からの友情で結ばれた男同士の潜水競争”を、ジャックが父を失ったショックから、イルカを心のよりどころに生きていた時に現れたニューヨークの女性ジョアンナとの恋を絡ませて描き出した作品。>
■蛇足
私は、学生時代から登山(学生時代は少し、先鋭的な登山であった)をしているためか、エンゾとジャックの”より、深みを目指したい・・”と言う気持ちは、分かるような気がした作品である。
映画を好きになるきっかけをくれた
ほぼ初めてフランス映画に触れたのは、「グラン・ブルー」と「ベティ・ブルー」。確か14-15歳だったと思いますが、それがきっかけで本格的に映画が好きになりました。そして、「グラン・ブルー グレート・ブルー完全版」を初鑑賞。
フィルムのブルーも純粋なジャックとイルカの交流も、鑑賞して感じた事は「グラン・ブルー」を観た30年前と全く変わりませんでした。ただただ、巨大水族館の様な作品に圧倒されて自分自身がひとりのダイバーになった感覚。名作はいつまでも名作だし、自分にとって大切な作品はいつまでも大切です。
ジャックの事もエンゾの事も、凡人には全く理解ができないと思います。あるアルピニストが『山に登らないと死んでしまう』と言っていましたが、ジャックもエンゾも海に潜らないと死んでしまうのでしょう。『海に潜る』よりも『海に還る』と言った方が近いですね。動物の感覚で生きる彼らは、やりたいことだけをやるというとてもシンプルな生き方でした。
そして、それをやらないと死んでしまう人という意味では、映画作家も全く同じ。ジャックの魂とベッソンの魂が同じところで繋がったから、奇跡が起きた。
正直、今のベッソンの作品に興味はありませんが、私は多感な時期に今作を鑑賞して映画が大好きになったので、それこそベッソンには感謝しかありません。
ジュリエットに捧ぐ
とにかく、ラスト・シーンも謎だし、この手の映画は高評価できないな。絵の綺麗なところ、音楽が素晴らしいことは評価できるのだが、誰の視点で描かれているのかわからないため、消化不良になりそうだ。以前にもTVで観てるのだが、途中で寝ていたのかもしれない。2回目を見ても釈然としない・・・
最初、英語とフランス語とイタリア語が飛び交うため、ずっと?マーク。英語の質問にフランス語で答えたりしてましたな。でも、完全版は笑いどころが多かった。それだけが救いだ。
魅入られた男たち
海中の美しさには惹かれるし、イルカとの共生も羨ましい。美しい彼女も捨てがたい。でも、人生は懸けられない。
体の限界に挑戦し、神秘の海に魅せられて、全てを懸ける。そんな男たちはハードボイルであるべきだ。女を愛し愛されてはいけないのではないだろうか?
青色に見える海の色は、海底では青く見えない・・・
スキューバダイビングをやっている現役のダイバーだ。
齢は、ヒ・ミ・ツ。
地球の70%を海、海洋が占める
その海を知らないのは、勿体ない
ダイビングを始めた理由だ
昨年12月のダイビング終了後に、紹介された映画が「ドルフィン・マン(ジャック・マイヨール)」。
チラシを頂き、映画を観るつもりで都内の映画館を探した。
都内映画館での上映は終了しており、見れなかった
(現在は、吉祥寺界隈で上映中らしく、見なければならない、という衝動が、今現在ある)。
年末年始のテレビで放送される映画を探していたら、本映画:グラン・ブルーがNHKBSで1月1日5amより放送される事を知る。
当然、録画・・・
ドルフィン・マンとグラン・ブルーを混同していたのは、ご愛敬として、録画を視た。
幼少のエンゾ(ジャン・レノ)のメガネの男の子は、大人のエンゾ(ジャン・レノ)を彷彿させる。
冒頭は、白黒のモノトーン映像
文字はブルー・・・
海の底を潜ったコトのある人と、海面を泳ぐ人の決定的な違いがある。
水圧だ。
耳が痛くなる
よって「耳抜き(鼻を指で押さえ、空気を送る。唾を飲む)」をする
深度が1m深くなるごとに・・・
ダイブスーツが水圧でつぶれる(空気を入れ、調整する)
この水圧の感覚は、潜らないと分からない。
海底から水面に出る際は、海中の水圧と水面の気圧(1気圧)差ショックを受けない為に、しばらく海底で待機する(映画では、待機しないのが、気になったけどネ)。
血管内の血液が、沸騰(空気で泡立つ、勿論経験はないけど)し、空気が脳に行き、逝く・・・
地上と海底は、別世界です
太陽の光が少なくなり、光が届かない海底30mの世界は、色を失う・・・海の色は勿論だが、魚の色さえも・・・
エンゾとジャックが、水深を競う
108m・・・120m・・・
これから誕生する子供を置いて、海底へ・・・
ジャック曰く「僕は、この世界(地上)では、友達も家族さえもいない・・・」
イルカと会話するジャック・・・
ジャックは、海底でエンゾと人魚に遭っただろう・・・キット。
合掌
海の底を目指す若きふたり
"プレミアムシネマ" で鑑賞(レストア版,字幕)
海の描写がとにかく美しかったです。静謐さの中に恐ろしさがあるように感じられ、劇伴がそれを引き立てていました。
フリーダイビングにかけるふたりの男。その世界に魅せられる女。一歩間違えば死が待つ世界で競い合う姿に心揺さぶられました。冗長の感あれど、濃密なドラマに夢中でした。
~2020年映画初め~
※修正(2024/05/03)
海洋生物を追ったドキュメンタリーと勝手に思ってました。違った。 評...
海洋生物を追ったドキュメンタリーと勝手に思ってました。違った。
評価高いですね。そうか?私的には見入ってしまった中身のない話。日本人として怒らねばならぬシーンもあり。
海洋ロマンス?ヒロイン微妙やし。最後の台詞もまた謎。結局、妊娠までしてもイルカに勝てなかった憐れな女の話だった。
素潜り対決?結論、だいたい読めてたし。主人公は発達◯◯?発言、行動がやばすぎる。
そして何より長い。しかしまあ見ることは見てしまう。そこが名作ということか?そうしとこう(笑)
イルカの表情に心奪われた
海の中の光景とイルカの表情が印象的。イルカと対峙する時のジャックの穏やかな表情といったら!それを眺める自分も同じように相好を崩してしまった。素潜りの記録に挑む気持ちは分からなくもないがそれが次第に狂気のようになっていくのもこの映画の妖しいまでの美しさ。シチリア島、コート・ダジュール、ペルー、他の都市の美しい光景もこの映画の魅力だ。
ジャックとエンゾを偲んで
どちらかというと山が好きです
でも自由に泳げたら
もっと深く潜れたら
そしてイルカと友達になれら
きっと俄然海に行って静かな海底に漂いたい
「大自然」と言われて思い描くのは頂から見る山々の広大さ
今の私には海の底の情景はまるで別世界
今まで経験が無いのです
もしもこの先見てしまったらどうだろう
私にどんな変化が現れるのだろう
知らない場所に行ってみたい
見たことのないものを見てみたい
そんな私の心に「海の底」が増えたことは確かです
一度だけシュノーケリングで南国の海を背中が日焼けするまで見ていたことがあります
でも、記憶に残っているのは海の美しさではなく背中の痛さだけ
心がそれほど弾まなかったのかも
深さよりも高さに魅了されているんでしょうね
高いところが子供の頃から好きでしたからね
そんな私でも海へ連れて行かれるほどに魅力的な映画でした
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