「この映画に「意義あり!」」逆転裁判 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
この映画に「意義あり!」
人気の法廷バトルゲームの実写映画化。
ゲームは一度もやった事はない。
この作品にリアリティを求めては駄目。
漫画みたいな登場人物が大はしゃぎし、窮地に陥っては突破口を開き、また窮地に陥ってはまた突破口を開き…と、ゲーム感覚。
証言台にはオウムだって立つ。
証拠の写真は立体映像のように空間に浮かび、登場人物が大袈裟に身振り手振りしながら、相手に投げつけたりする。(でも、この立体映像は近未来の法廷には実現しそうな…??)
まあ、ハナから割り切ってるので、とやかく言う事ではないが。
ストーリーは…主人公の新人弁護士・成歩堂の先輩弁護士の殺人事件を発端に、幼なじみのライバル検事・御剣が別の殺人事件の容疑者として逮捕され、さらには15年前の殺人事件に繋がっていく…という展開。
ズバリ言うと、法廷劇と言うより、法廷での犯人探し。
序盤は退屈だったが、成歩堂の奮闘、二転三転する事件の真相、最強の敵・40年無敗の検事など、中盤からはそこそこ面白くなった。
奇抜な衣装やヘアの豪華出演者たち。半数が無駄遣い(泣)
桐谷美玲はただのお飾り。
壇れいなんてよく出たなぁ…。
そんな中でも、石橋凌はしっかり役割を果たし、存在感を見せ付ける。
お陰で、成宮寛貴と斎藤工は霞んじゃった?
三池崇史の“おふざけバージョン”映画。
この人は本当に、当たり外れの差が激しい…。
登場人物の変わった名前がオンパレード。
“小中大”←これはケッサクだった!(笑)
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