「泣かせ話は一定の票を獲得できるものですけどね。」麒麟の翼 劇場版・新参者 お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
泣かせ話は一定の票を獲得できるものですけどね。
おいおい東野圭吾って奴は、ずいぶんと甘っちょろいホンを書く野郎だな……というのが最初の感想です。
ストーリー展開のご都合に合せた偶然が、これでもかこれでもかとテンコ盛り。
こんな甘っちょろい話はないだろ、というぐらいに偶然が続きます。
その上、登場人物がみんな善人過ぎるほどに善人揃いと来るものだから、なんじゃこりゃ~と、私は鼻白むばかりでした。
もちろん、「ストーリーなんか何でもよくて、ただ何でもいいから泣きたいんです」って人には受ける映画だと思います。
世の中に、泣くために映画館に行く人が存在することは否定しませんが。
で、冒頭の感想に至るわけです。
ベストセラー作家か何だか知らないけど、東野圭吾って奴も、ずいぶんと甘っちょろいホンを書いて、いい商売してやがるんだな、という感想です。
阿部寛の顔を見るたびに「あったかハイムが待っている」って歌が頭の中を駆けめぐります。
彼の出演作は何本も見ていますが、CMソングがかぶるのは初めての経験でした。
つまりそれだけ今回の阿部寛の役柄が、CMキャラクターとかぶっていたということでしょう。
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