「記念すべき10作品目」名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) 森林熊さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5記念すべき10作品目

2025年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

魂歌と書いてレクイエム。これは普通に読める。

良かった点
・序盤のみだが、珍しく小五郎とコナンが一緒に捜査するところ。
・コナン、平次、キッドの三人が捜査して推理する点。
・実は警察が既に解決していた、というところ。
・この事件には名探偵も名刑事もいらなかったんですよ、というセリフ。

悪かった点
・せっかくの劇場版なのにスケールが小さい。
・原作をサンデー本誌で読んでいる場合、キッドが白馬に変装してることがバレバレ。平次との出会いをちょうどサンデー本誌で連載するという間の悪さ。なんと公開3日前に発売だった。せめてもう少し本誌掲載を遅くすれば良かったものを。
・バイク並に早いスケボーはさすがにもうやり過ぎだと思った。あの車輪の大きさであのスピードは無理がある。
・事情も知らない園子をラストで隔離していないというところ。事情を説明して運命を共にすると決めたならともかく、知らずに巻き込まれるのは酷過ぎる。園子ならその場に残ると選択しそうだし、そういうシーンの方が良かった。というか全員に説明して、家族も呼ぶなりするべき。知らずに死ぬとかありえない。あと爆発すると分かっているのに、ホテルのレストランのような場所にいさせるのはおかしい。
・最初の探偵を生かしていた意味が分からない。別に殺していても全く問題無かった。劇場版オリジナルキャラにしておけば、死んでも問題無い訳だし。
・執事の男も謎。結局共犯者のような感じだったし、犯罪研究会の後輩のような立ち位置にするべきだった。
・蘭だけでなく少年探偵団もピンチだが、活躍が取って付けたような感じなところ。
・爆弾回収がちゃんと出来ていなかったというガバガバさ。爆弾処理班呼ぶとかあるだろ。

とまぁツッコミどころが非常に多い。全体的に面白くない訳では無いのだが、イマイチ感がある。

森林熊