「自転車はあんまり関係なかった」少年と自転車 takさんの映画レビュー(感想・評価)
自転車はあんまり関係なかった
運動靴と赤い金魚
みたいな邦題付けてんじゃねーよと
思ったら意外とそのまま訳なのかな
監督も、俳優も知らないけど
少年はガンモに比べると自転車への拘りが足りない感があった
近所の悪ガキに取り込まれていく辺りのハラハラというか
やめとけやめとけみたいな感情はすんなり入ってきた
周りの人間は里親意外はいたってシンプルで
扱いにくい少年を腫れぼったく扱う
大人らしい付き合いを全うするし
誰もむやみに傷つけようとしない
里親や孤児の悩みはあまり描かれないが
そこは無闇に語る必要は無いとの判断だろう
それゆえ、少年の難しさが私にもひしひしと伝わって来た
孤児には孤児にしかわからない淋しさがあって、
残酷なくらいか弱い本人が解決するしかない
大きくて果てしなく暗い夜の波のような人生の
彼らの始まりのエピソードを描いた作品
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