「こんな秀作が・・・」少年と自転車 dekatterさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな秀作が・・・
希望が見えるラストでしたが、これから様々な試練や壁を乗り越えなくちゃいけないんだろうな、とも思いました。少年の繊細さと孤独を静謐な演出で描き、衝動的かつ動物的でもある彼を捉えるカメラワークも素晴らしい。僕の父親は養育費なしという条件と引き換えに母へ親権を渡しました。でも結局、僕は今日まで両親を愛することが出来ませんでした。多くの女性を愛してきたのは、その代償だったのかも知れません。おっと映画の話でした。カンヌGP受賞作(2011)という華々しさはありませんが、こんな秀作が東京と神奈川だけの公開なんて日本はどうなっているんでしょうか。
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