着信アリFinalのレビュー・感想・評価
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三度目の着信は不通。主演二人が可愛いだけ
三度、死の着メロが…。
シリーズ最終作でもあるが、今回ビミョーだったぞ…?
修学旅行で韓国にやって来た女子高生のえみり。韓国人のボーイフレンド、アンに会う事を楽しみにしていた。
クラスメイトたちも大いに盛り上がる中、不気味な着メロが…。それはかつて世間を恐怖に陥れた死の予告電話。クラスメイトが一人一人死んでいく。
“転送スレバ死ナナイ”というメッセージが送られ、楽しい筈の修学旅行は一転、疑心暗鬼の修羅場に。
えみりはアンと共に調べる内に、発信源が日本である事を突き止める。しかも、イジメで修学旅行に不参加の親友であった明日香の部屋から…!
シリーズの駄作。どうしてこうなった!?…な設定や展開、あまりにも唐突でイミフだらけ。
死の予告電話が送られ、クラスメイト間で送り合い、受けたら死ぬサバイバル。
だけどこれ、『着信アリ』である必要性が感じられない。新機軸にしたかったのかもしれないが、突然の作風チェンジ、一体どうした…!?
“転送スレバ死ナナイ”というのも突然過ぎる禁じ手。そんなの、あったの…?
一応美々子は話に絡むが、何だか本来の設定とは別物のような…。
死の予告電話を送る明日香だが、実は美々子が化けた姿。本物の明日香は自殺未遂で昏睡。
美々子、一体いつからこんな化け物少女に…? もっと恐ろしさと悲しさを秘め、こんなキテレツな娘じゃなかった筈なのに…。
明日香とえみりの友情、えみりとアンのラブストーリーを主軸にしているが、う~ん…。響いてくるものが無い。
明日香とえみりの約束は果たされたが、ボーイフレンドを目の前で亡くしたショックからえみりは車椅子に…。これって、ハッピーエンドなの? バッドエンドなの?
死の予告電話を防ぐ手段として、周りの人たちに呼び掛けて、発信源に一斉にメールを送ってパンクさせる。普通の回線ならまだしも、これで呪いを抑えられるなんて、何だか都合良過ぎ。
前作は台湾だったが、今回は韓国。当時の韓流ブームに乗っかってだろうが、またしても異国を舞台にする必要性は無い。
ジャン・グンソクってどっかで聞いた事ある名だと思ったら、後に人気になるチャン・グンソクでやんの!
全く以て面白味ナシ。これでシリーズが不通になったのも頷ける。
唯一、堀北真希と黒木メイサの共演。
真希ちゃんをイジメるなんて、ゆ、許せん…! って言うか、まんま『野ブタ。をプロデュース』。
今は疎遠らしいが、劇中のように親友であった堀北真希と黒木メイサ。
堀北真希が女の子的で黒木メイサがクールな印象だが、実際は黒木メイサがおしとやかで堀北真希がサバサバしてるんだって。
(↑もはや作品レビューでもない)
解決方法なんか笑うしかない
人気シリーズ第3弾は韓国が舞台。
果たして今回の‘飴玉’はキムチ張りに辛いのか?(笑)
「転送すれば死なない」
送られた方はたまったもんじゃありませんね…確実に死んじゃうんですから。
転送された方にすればもうそれ以上な訳です…。
みんなで携帯の奪い合いは当然でしょう。転送=死ですからね。
だけど今回の恐怖感は【音】と【腕】頼みって…幾ら殺される人間が恐怖に満ちた顔をしたって、一度なら良いが何度も何度もでは盛り下がってしまいますね。
大体大量の変死体が出たのに韓国の警察・ホテル、それに学校側の…って止めましょう。そんなリアルな事柄を求める映画じゃ無いですね。初めからネタが見え見えだし、解決方法なんか笑うしかないですしね…。
(2006年6月24日新・有楽座)
※日付けは公開年度
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