「それほど悪くない。」ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン 梅薫庵さんの映画レビュー(感想・評価)
それほど悪くない。
他の人が語るほど、悪い作品じゃない。
ただし、セックスネタ、下ネタ満載なことは確かで
その辺に嫌悪感を抱く人には無理。
冒頭からセックスシーンだし、露骨な会話も多い。
それらで笑いをとっているわけだけど、
主題は、女どうしの間に友情は成り立つかということ。
ハメをはずしつつ、結構マジメに語られている。
女性どうしの友情の中に、嫉妬が入るとどうなるか。
が、それがあまり起伏の無いストーリー展開の中で
埋れてしまっている。それに2時間という尺も長い。
ただ主人公アニーとハイウェイパトロール、ネイサンの
やりそんななかで取りは良かった。ネイサンの生真面目さには
ジーンとくる。
この映画、本国アメリカの映画批評サイト
ロッテントマトでは評価が高い。
批評家で90%、観客で76%の支持、
やっぱり日本人にはわかり得ないギャグセンスがあるんだろうな。
因みにこの映画、主人公アニーの母役で
ジル・クレイバーグが出ている。
彼女といえばポール・マザスキー監督の「結婚しない女」
SATCの先駆のような映画に出演していた彼女が
こんな映画に出ていたのも何かの因縁だろう。
ジルは、2010年白血病のため死去、この作品が
遺作となった。
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