七つまでは神のうちのレビュー・感想・評価
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【導入部分で一気に引き込まれます!が・・・リアルとファンタジーの恐怖が入り乱れた映画】
・2011年公開の日本のサスペンスホラー映画。
・ある日突然、娘が姿を消してしまう母親。過去の事件をきっかけに登校拒否やリストカットを続ける女子高生。など、複数の登場人物たちが不思議な神隠しにあっていく・・・ という大枠ストーリー。
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[お薦めのポイント]
・ぐちゃぐちゃな物語が徐々につながっていく爽快感
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[物語]
・様々な女の子が失踪してゆくのですが、シーンがバツンと飛ぶため、終盤まで何のつながりがあるのか全く読めません。いわゆるぐちゃぐちゃな物語を最終的に伏線回収して一つの物語に繋げていく、その辺が見所でしょうか。
・ただ、、、ちょっと設定がぶっ飛んでいて、共感はしづらかったです💦
[演出]
・リアルな恐怖とファンタジーの恐怖が、規則性なく入り混じってくるので、観る側の心の構え方がわかりませんでした。笑
・例えば、貞子のようなファンタジーの恐怖なら、それをそのまま受け入れようと思うのですが、それだけでなく人間によるリアルな恐怖も入り混じってくるんです。ん?これは何に恐怖すればいいんだ?とちょっとこんがらがってきました。
・導入部分で「日本では毎年xx万人が行方不明になっている・・・」といった事実に基づいたテロップが、一気に物語に惹き込んでくれます。ここは魅せ方が非常に上手だなぁと思いました。が、内容とのリンクが薄いところが少し残念でした。
[映像]
・際立って感じたことはありません。
[音楽]
・際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・当時、ファッション誌「non-no」のモデルさんだった日南響子さんが初主演。確かに、初主演ぽい初々しさを感じますが、雰囲気があるので、中和されてみることができました。
[全体]
・誰(どの登場人物)の何(感情)に共感して、ハラハラドキドキや喜怒哀楽すればよいかがわからないまま終幕を迎えてしまいました。しかも、割と救われない話。
・ホラーなので、恐怖さえできればよい、のかもしれませんが💦 少し寂しい気もしました。ありがとうございました。
#映画 #邦画 #七つまでは神のうち #2011年 #三宅隆太監督 #日南響子 #飛鳥凛 #藤本七海
#全体2.8 #物語2.5 #演出3.0 #演技2.8 #配役2.9 #映像3.0 #音楽3.0
ホラー映画監督は美少女が好き!
レンタルビデオ店の駐車場でバンに監禁された女性を目撃した和泉繭。父親と一緒にバンを追いかけるが、山道でその女性が車から落ち、車は走り去ってしまう。ナンバーを確認しようと勇み足の父親は繭と女性・薫を残して追いかける。。それより、女性を車に乗せ警察や病院に行ったほうがいいのでは?と思った直後、父親は犯人らしき男に殴られ・・・
スリリングで引き込まれる序盤の展開ではあるけれど、それぞれの行動パターンがちょっとおかしい。そして、物語は3人の女子高生の日常と恐怖の描写。新人高校生女優・西川麗奈(飛鳥凜)は森に迷い込み、廃校の診療室で目を覚ます。薫は親戚の家に泊まりに行ってから人形の恐怖に怯え、そのまま行方不明。信心深く神社の掃除も欠かせない遠藤真奈は、7歳になる娘さくらが行方不明になり心配し、夫とともに町で目撃情報を探している。誰と誰が知り合いなのか、時系列の違いも全体像を掴みにくくさせる展開だ。
冒頭テロップにて、日本では年間10万人の行方不明者がいることを告げ、神隠し的なホラーを予感させるが、やがてそれは個人的な復讐劇へと様相を変える。イジメ、仲間外れ、小学校1年生であっても事件は起きるもの。どこかが間違っている人間関係と罪悪感。最後になってようやくストーリーの全貌が掴めるけど、ことわざにもなっているタイトルの意味もなんとなく勝手な解釈をしているような気がした。
そして最も怖いシーンは日本人形が動き出しそうな雰囲気だったところ・・・レンタルビデオ店で宣伝していた『シロメ』も見たくなった。
かなりつまらない!!
日南響子主演とありますが、事務所が欲張って他のタレントさんも詰め込み過ぎた結果、散漫で薄くつまらない映画になっています。良くあるアイドルホラーにすら満たないです。往年の岸田今日子のホラーに似た、タイトルだけが綺麗でした。日南響子自身は「シマウマ」(2016)で存在感のある演技を見せたので、もっと観たい女優ですが、大手配給の映画には同じ若手女優ばかり出ていて、全く見かけず残念です。
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