モンスターズ 地球外生命体のレビュー・感想・評価
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文化祭の作品のようだと言っても過言ではない
肝心のモンスターは?
もっとモンスターがドンチャカ出てきて地球を滅ぼしにかかる映画かと思ったら何のことない、最後らへんにちらっと出るだけ。
会ったばかりの男女が惹かれ合うまたアメリカならではの謎の恋愛に発展するしょーもないストーリー。
フィアンセがいるのにそんなに簡単に浮気していいものなのか。
そしていい大人が“酔っ払ってた“というのを言い訳にワンナイトラブしては全て大切なものを盗まれ、情けないこと。
主人公がそんな感じで魅力がないからなんだか共感もできない。
とりあえずつまらなかった。。
低予算というのは言い訳に過ぎない。
タコ星人の愛
左手にケガをしていたサマンサ。アメリカまで連れていくことは簡単なように思われていたが、フェリーに乗るため5千ドルの大金をはたいたものの、一晩寝た女からパスポートや所持金を奪われてしまう。しょうがなく安全なフェリーのルートじゃなく、危険地帯の陸路を使ってアメリカへと向かうことになるのだが・・・
低予算なのに、怪獣そのものはちょい見せで冒険もののように描いているのが大正解。最初はCGが安っぽく感じられたのに、次第に違和感なくのめり込むのだ。墜落した飛行機の残骸や血まみれのボートなど廃墟の映像などもあるが、アメリカ国境が近づくにつれ、遺跡や運河の壮大な映像に感動も覚えるほど。タコみたいなモンスターより、その子孫繁栄のために木に卵を産み付けるとか、習性のほうが面白い。怪獣もそんなにうじゃうじゃいるわけじゃないのってのもいい。
婚約者のいるサマンサだが、旅を続けるとやはり二人にはロマンスの感情も。さらに、怪獣が発生した原因も軍隊や政府の行動によるものだと訴えているところがいい。
さすがに終盤では巨大なタコ星人も全貌を現すが、彼らも襲われそうになりながらも二匹のタコ星人が愛の交歓を始めると、破壊的な宇宙人ではないことに彼らも触発されてキスを交わす。結局は軍隊の攻撃により狂暴化していただけの宇宙人ということか・・・
B級映画の体裁を借りてA級な質感を出しているなかなかcleverで独創的な映画
①てっきり地球外生命が暴れる怪獣ものと思っていたし、冒頭早速クリーチャーが出てくるので「これは!」と思ったが、良い意味で裏切られた。②結局最後にしか全体像としてのクリーチャーは出てこないが、道中いつ出てくるか何時出てくるかと静かな緊張感を保ってラストまで引っ張っていく演出はなかなかのものだと思う。③最後にクリーチャーが交尾(?)している幻想的なシーンはそのまま『GODZILLA』でのMUTOのつがいの交尾シーンに繋がっているんでしょうな。④ほぼ主人公二人だけの話の為、旅の間に心を通わせるようになった二人(それぞれに事情を抱えているのもよくある設定)が最後に結ばれるのは予定調和的ではあるが、最後熱いキスを交わした二人が左右から救助隊に引き離されて終わりかと思ったら、その後冒頭に繋がるという展開になっているのですね。⑤B級映画の体裁ながらB級とは言えない余韻のある映画でした。
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自宅で鑑賞。イギリス製作、脚本・撮影・監督のG.エドワーズは本作が認められ、“ゴジラ”のリメイク版が決まった。一種のロード・ムービー。やたら低予算が取り沙汰されているが充分愉しめた。“モンスター(エイリアン)”を始め、荒廃した街やその他、特撮もよく出来ていた。ラストシーンの後、再度オープニングを観てしまい、コウなるのかと構成に感心。ガスマスク着用のアニメやクラゲの生態等、TVニュースを使い、巧く予備知識や世界観を盛り込んでいる。“サマンサ・‘サム’・ワインデン”のW.アベルが深い印象を残す。70/100点。
・本作に登場する“モンスター(エイリアン)”だが、本多猪四郎監督の『キングコング対ゴジラ('62)』、『宇宙大怪獣ドゴラ('64)』、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ('66)』辺りを想起した。またよく観ると劇中、ホテルのTVから流れるニュースのテロップで、もともとは木星の衛星の一つエウロパから来たと流れている。
・鑑賞日:2012年4月3日(火)
NO BOMBING.低予算で制作された宇宙人侵略後の一般人を描くロードムービー
低予算ながら面白いと一部で評判になっていた作品。宇宙人が出そうで出てこないのが低予算な感じがしますが、きっとそこはポイントではないのでしょう。この作品は宇宙人の占領に見立てて思いっきりアメリカの中東への介入、空爆を批判しています。「モンスターよりも空爆の方で人が死んでいるんだ」っと作中に出てくるのがわかりやすいメッセージなのではないでしょうか?
モンスター物というより、宇宙人が来た後の世界を描いたロードムービーなので期待と違ったという印象を持たれる方が多いのも理解できますが、これはこれで悪くないと思いました。異星人襲来後の世界観が良く描かれています。
物語の終盤付近アステカ(?)の遺跡で「アメリカは外からだと違って見える」といったセリフが印象的でした。これは日本でも同じ事が言えるのですが、一度海外で暮らしてみるとそれまで持っていた自分の国への印象は変わる物です。
一番最後が一番最初のシーンとつながっているわけなのですが、あれってサマンサ倒れていませんでした?結局どうなったのか明確に明かされないのでちょっとモヤモヤします(・・;)
タイトルの付け方を明らかに間違えた秀作
怪獣映画を期待してみた人はかなりガッカリするだろうというくらいほとんど怪獣出てこない。
ただロードムービーとして見る分には充分面白かった。2人の恋愛を淡々と描いてる映画と見るべきか。
最後の唯一の怪獣の見せ場と思われる交尾のシーンとか結構好きだった。
なかなか
メイン女優のWhiteney Ableが好きです。
一番好きなシーンはフェリーチケットを交渉するシーン。
チケット売りのおじさんも好きです。
映画全体としては120万円で製作した、とありますが桁が2つ少ないでしょう。逆に話題にしたくて過小申告したように思います。
それでも臨場感もあるし良い映画だとおもいますね。
メキシコ、アメリカの格差も見て感じ取れます。
私は精一杯楽しめました。
タイトルを変えるべき
まず始めに言っておきたいのは、この映画が低予算で作られているからと言って、それを評価に反映していないという事。だってこっちが払う金額は他の映画と同じ訳だし、そういう意味ではお金使いまくりの映画「アバター」と同じ目線で評価しているつもりです。これが単館上映で¥800で見れるとかならまた評価は変わってきますけどね。
始めタイトルだけを見た時はもっとSFアクション風なのかと思ってました。スカイライン風のやつ。(スカイラインは残念な作品でしたけどねw)でもまぁ何と言うか、ここが低予算映画の限界といいましょうか、ほとんどアクションシーンありませんし、モンスターもほとんど出て来ません。ただひたすら主人公2人の逃避行を写しているだけの映画です。その逃避行も凄く淡々としていて、盛り上がりが全く無いです。あまりに淡々としているので正直、観ている途中ウトウトしていました。若干、恋愛要素が入ってますが、それによる感情移入は特に無かったですね。あと、モンスターがあまり出て来ない為、それによる脅威をあまり感じられません。したがって脅威から逃げているという切迫感がありません。ここは結構致命的でしたね。
ただまぁこんなにマイナス面ばかり書いていて何ですが、それほど悪くも無かったんですよね。SFアクションとして見るのではなく、2人の男女が旅をしていて恋愛に発展して行くラブストーリーとして見てやれば、この淡々さ加減は嫌いじゃないです。ま、それでもせいぜい3点ですが。やっぱりタイトルから期待する物と、かなり掛け離れてしまっている所が大きいかと思いますね。
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