モンスターズ 地球外生命体のレビュー・感想・評価
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これなら
ゴジラのギャレス・エドワーズ監督の過去作を。
怪獣を描きたいのか人間ドラマを描きたいのかどっち付かずだったが、怪獣を描きたいが予算がないので人間ドラマを描くふりをして怪獣を描いたということなのでしょうね。
だとしたら、これならまぁそこそこの出来、というところなんでしょうね。
面白く観られたし、演出も悪くない。
しかし、怪獣を正面から描くべき作品の監督に相応しいかどうかは、今やってるような続編を撮らせて見てから判断した方が良かったですよね…
いや、まだ観てないんですが…
超低予算映画としては素晴らしいが
確かこの映画は超低予算(自主制作映画並み)で作られたとは思えないクオリティが評価されて、前に結構話題になった映画だったかと思いますが、確かに超低予算映画と知って見ればかなりのクオリティーでした!
荒廃した都市とか相当な臨場感、それと現地のエキストラの人達の演技が妙に説得力を持たせたりと、なるほど評価されたのも納得の仕上がりだったなと思いましたよ。
ただ、あくまで超低予算映画として素晴らしいのであって、何も考えずに見ればどうしてもショボさは否めないところが・・・。
まあこのタイトルから想像するにどう考えても派手なモンスターパニック物を想像してしまいますが、モンスターの登場シーンは本当に少し、焦らして焦らしてちょっとだけでしたので、どうしてもどこか物足りなさは感じてしまう映画だったかなと。
どちらかと言えばパニック物と言うよりは、脱出ロードムービー物、とんでもない状況なのに全体的にテンポがスローで、ドキドキ感はあまり感じられませんでしたね。
まあその反面、主人公男女の心理面、心境の変化は手に取るように伝わってきて、感情移入させられた面はありましたけど。
社長令嬢を下っ端カメラマンがアメリカの社長の下に無事届けなければいけない、そんなシチュエーションも、ロマンスドラマ的な面で結構楽しませてもらいました。
タコ型エイリアンのビジュアルはやや微妙でしたが、ラストのエイリアンと主人公男女の対比とか、見せ方は本当に上手かったですね。
何とも言えないあの後味、これがオープニングに繋がっていると言う、そんなシャレた演出や人間のエゴの描き方が、その後ギャレス・エドワーズ監督が「GODZILLA」と言う大作に抜擢された最大の要因でもあったのかな。
でも、正直モンスターパニック物としてももう少し楽しみたかったなぁ。
『GODZILLA』見た後だからか…。
中盤の描写が何度も眠気誘うほどだけど、映画自体嫌いじゃないな。『アルゴ』でもう一人の主役と言って良いほど、重要な立ち位置を担ってたスクート・マクネイリーが作中で良い味出してたな。
あと"モンスター"の出し方もデザインも映画にピッタリだったし、もう一度見たら印象は変わるかも。
とにかくもう一度見たい映画かな。
『GODZILLA』への期待高まる。
最悪の状況を抜け出しても、その先に幸せな未来が待っているわけではない。
ならばこのまま…
2人の心情変化がよく表れていて、幕引きも良かった。
恐怖の的がモンスターなのは設定上の面白さを引き出すためのものだろう。
戦場でも、ただの無法地帯でも成り立つ物語だからだ。
手持ちカメラの臨場感と、ほとんどがアドリブだというセリフは、モキュメンタリーとして秀逸だ。
ギャレス・
エドワーズ監督がこの作品で評価され、『GODZILLA』の監督に抜擢されたのは納得。
『GODZILLA』鑑賞前に本作を観ておいて正解だった。
ゴジラに繋がった作品
今思えば、これがゴジラに繋がったんだなーと。
本作のロードームービー要素はゴジラでは活かされていませんでした。こちらの方がデキが良い。
ただ、巨大なものを見せるテクニックはゴジラも本作も素晴らしいです。
恐らく、この監督は予算に関係なく、面白い作品をつくれる人なんだなーと思いました。
モンスターズ 地球外生命体
SFアクション期待して見てたんだが、ちょっと期待外れ。
総じて画面が暗い。低予算映画につきクリーチャーの登場シーンや、細かい描写を簡略化してるからと思う。
ジャンルが同じ「クローバー・フィールド」や「ミスト」とは同列に置けない。
単なる男と女の逃避行のストーリーになってしまってる。
俳優の個性も光らずちょっと残念。
タイトルに騙されるなかれ(良い意味で)。
6年前にNASAが発見した地球外生命体が、
事故のためにメキシコ北部に落下。
地球の環境に適応し、繁殖を始め、その地域は隔離される。
そして、6年後。
主人公のカメラマンは、新聞社の社長の娘を無事にアメリカに
送り届けるという依頼を受けるんですが、
陸路でモンスター(地球外生命体)のいる危険な地域を通り抜けることに。
タイトルだけを見ると、ただのモンスターパニック物と思われそうですが、
これは、男女2人の「ロードムービー」です。
モンスターの陰に怯えながら、生き延びるために、母国に帰るために、
ただひたすら、先へ先へと進む。そんな作品です。
モンスターの存在は、この作品では重要ではありません。
異国の地で特殊な状況に置かれた主人公たちの心情に
どれだけ感情移入できるかが、重要なんだと思います。
風変りな作品ではありますが、面白い作品でした。
起こってしまった世界。
『パニックムービー』や『ポップコーンムービー』の類を期待すると、とんだ肩透かしを喰うかもしれません。
ドキュメンタリーチックな、或る意味モキュメンタリーの体裁に近いかも。
“何か”に急襲された世界の現在、今を切り取ったというか、その時を体験するというか。
その“何か”=“モンスター”は確かに登場するし、壊滅的に暴れまわるし、軍隊でも手に負えない。
モンスターの脅威だけはイヤと云うほど、こちらに提示される。
ただ、物語はそちらにフォーカスしない。パニックに視点を向けない。
『モンスターが跋扈する終末世界を生き抜く人々』に視点が向く訳です。
ある男女の絶望的逃避行を追いかけ、荒廃した世界を見せ付ける、所謂『ロードムービー』なんですね。
だから画的な派手さに欠けるし、道中モンスターもチラチラとしか見せない。
カタルシスなんか用意されないし、疲弊感だけが募る。
気が付くと、どっぷりとこの世界に自分も浸かっている感覚。
劇場を後にして、やっとあそこから抜け出せた気分でした。
あれが、“起こってしまった世界”の閉塞感なんですかね。
映画でなく、こちら側で生き抜く我々。
現代的テーマにもマッチしていて、何だか少し恐かったなあ。
ある意味、この青臭さがいい
2010年イギリス映画。94分。2011年32本目の作品。製作費が日本円にしてたったの120万円というのが第1の話題で、タランティーノなどの重鎮たちがこぞって本作をほめたのが第2の話題な作品。これにまんまとはまってしまった。
内容は:
1,メキシコはエイリアンに汚染され危険区域となっている。
2,そこに1人のカメラマンが働く会社の社長令嬢である女を助けにくる。
3,アメリカ行きの列車に乗り、翌日には帰国しているはずだったが。。。
本作が初監督策であること、製作のほとんどを監督一人でやったこと。たぶん、本作は自腹だったことも考えれば、監督の趣味が先行してしまっている作品だと思います。ちょっぴろのセンチメンタリズムとモンスター好きな子供心、そして映画に対する情熱。。。etc
それを考えれば、本作の出来に対しては百歩譲れるし、タラちゃんが褒めたのもちょっとした親心だったのだと思う。
でも、それを切って離せば、まったく見せ場のない作品で正直眠かった。
エイリアンとの闘いもあるようなないような、といった感じ。
これだけ見せ場がないと宣伝にも一苦労だったでしょう。だから、あんなひどいタイトル&センスゼロなサブタイトルになったのだと思う。
でも、一人でやったのは凄いです。
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