モンスターズ 地球外生命体のレビュー・感想・評価
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不思議な感覚
「GODZILLA ゴジラ」(14)のギャレス・エドワーズ監督のデビュー作。
制作費150万円という低予算にも関わらず、評価は上々、監督は大躍進という爆弾的作品だ。150万円の制作費でこのクオリティは凄いが、実際やれることは限られてくる。軍との攻防戦や爆破シーンなど、盛り上げ要素は皆無に等しいため、映像面では地味なのだ。
しかし本作のメインテーマはモンスターとの戦いよりも、戦争の真っ只中にいる人間の物語である。主人公は二人の男女。二人が織り成す妙に人間臭いやり取りや失敗など丁寧すぎる位に描き抜いている。かといってドラマ部分で抜きん出て心を揺さぶられるエピソードがあるわけではなく、ひたすら国境を目指す男女のやり取りと長旅を単調に描いているという構成だ。
本当にこれだけの作品なのだが、掘り下げると、非常に現実味を帯びているとも考えられる。もし現実世界にモンスターがいるとするならば、軍関係者では無い限り、さながら映画のようにモンスターに近づいて戦うなんてことはしない。我々庶民に出来ることは、逃げることだ。本作の主人公のように、危機に見舞われながら安全地帯をひたすら目指すのだろう。それを考えると、本作のあり方も変わってくるように思う。
ヒロインの子かわいいなぁ
資金の無さを演出でカバー
This is a つまんねぇ.
演出が丁寧に「みえる」
良く言えば過度な演出がされていない、控えめな作品
低予算で制作したことが有名だが、設備投資費1万5000ドル制作費は50万ドル(引用元:wikipedia)でブロックバスター映画と比較すると確かに低予算
大爆発や派手なアクションは期待できないので物足りなさはある
主人公とヒロインの微妙な関係と終末感漂う世界観
小道具も凝っていて地に足のついたSF映画になっている。
人間らしさが感じられるキャラクターたち、
生態系が謎で、危険なモンスターズ
ついつい全部さらけ出してしまいがちなSF映画だが、本作は謎を残しつつ絶妙な演出をしている。
低予算映画と言うと手ブレ映像に画質の悪いハンディカムがイメージにあるが、本作はフルハイビジョンで撮影されている。
大画面で視聴しても何も問題はない。
CGの出来も日本映画ほどがっかりな出来ではない。
やはりお金をかければいい作品ができるわけではない。
クソ3DCG映画を乱発している日本の映画会社は本作を見ても言い訳できるのだろうか?
NO BOMBING.低予算で制作された宇宙人侵略後の一般人を描くロードムービー
低予算ながら面白いと一部で評判になっていた作品。宇宙人が出そうで出てこないのが低予算な感じがしますが、きっとそこはポイントではないのでしょう。この作品は宇宙人の占領に見立てて思いっきりアメリカの中東への介入、空爆を批判しています。「モンスターよりも空爆の方で人が死んでいるんだ」っと作中に出てくるのがわかりやすいメッセージなのではないでしょうか?
モンスター物というより、宇宙人が来た後の世界を描いたロードムービーなので期待と違ったという印象を持たれる方が多いのも理解できますが、これはこれで悪くないと思いました。異星人襲来後の世界観が良く描かれています。
物語の終盤付近アステカ(?)の遺跡で「アメリカは外からだと違って見える」といったセリフが印象的でした。これは日本でも同じ事が言えるのですが、一度海外で暮らしてみるとそれまで持っていた自分の国への印象は変わる物です。
一番最後が一番最初のシーンとつながっているわけなのですが、あれってサマンサ倒れていませんでした?結局どうなったのか明確に明かされないのでちょっとモヤモヤします(・・;)
まぁ内容はともかくとして
これなら
超低予算映画としては素晴らしいが
確かこの映画は超低予算(自主制作映画並み)で作られたとは思えないクオリティが評価されて、前に結構話題になった映画だったかと思いますが、確かに超低予算映画と知って見ればかなりのクオリティーでした!
荒廃した都市とか相当な臨場感、それと現地のエキストラの人達の演技が妙に説得力を持たせたりと、なるほど評価されたのも納得の仕上がりだったなと思いましたよ。
ただ、あくまで超低予算映画として素晴らしいのであって、何も考えずに見ればどうしてもショボさは否めないところが・・・。
まあこのタイトルから想像するにどう考えても派手なモンスターパニック物を想像してしまいますが、モンスターの登場シーンは本当に少し、焦らして焦らしてちょっとだけでしたので、どうしてもどこか物足りなさは感じてしまう映画だったかなと。
どちらかと言えばパニック物と言うよりは、脱出ロードムービー物、とんでもない状況なのに全体的にテンポがスローで、ドキドキ感はあまり感じられませんでしたね。
まあその反面、主人公男女の心理面、心境の変化は手に取るように伝わってきて、感情移入させられた面はありましたけど。
社長令嬢を下っ端カメラマンがアメリカの社長の下に無事届けなければいけない、そんなシチュエーションも、ロマンスドラマ的な面で結構楽しませてもらいました。
タコ型エイリアンのビジュアルはやや微妙でしたが、ラストのエイリアンと主人公男女の対比とか、見せ方は本当に上手かったですね。
何とも言えないあの後味、これがオープニングに繋がっていると言う、そんなシャレた演出や人間のエゴの描き方が、その後ギャレス・エドワーズ監督が「GODZILLA」と言う大作に抜擢された最大の要因でもあったのかな。
でも、正直モンスターパニック物としてももう少し楽しみたかったなぁ。
再見して
『GODZILLA』見た後だからか…。
中盤の描写が何度も眠気誘うほどだけど、映画自体嫌いじゃないな。『アルゴ』でもう一人の主役と言って良いほど、重要な立ち位置を担ってたスクート・マクネイリーが作中で良い味出してたな。
あと"モンスター"の出し方もデザインも映画にピッタリだったし、もう一度見たら印象は変わるかも。
とにかくもう一度見たい映画かな。
『GODZILLA』への期待高まる。
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