劇場公開日 2012年4月28日

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「座敷わらしが繋ぐ家族の絆」HOME 愛しの座敷わらし syu-32さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0座敷わらしが繋ぐ家族の絆

2019年7月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

楽しい

「日曜洋画劇場」での地上波初放送を鑑賞。

原作は未読です。

「相棒」の杉下右京役の印象が強かった水谷豊が、ちょっぴりうだつの上がらないサラリーマンを演じていて、やっぱりさすが俳優さんだなと思いました(笑)

家族の面々もいい感じ。
「ログハウスって言ってなかったぁ?」と引っ越し初っ端でこぼす奥さんの安田成美、転校先の人間関係に悩む思春期な娘の橋本愛、持病の喘息によってサッカーがやりたいのにできない息子の濱田龍臣、この中では一番堂々としているものの認知症が進行しつつある水谷豊の母・草笛光子…。
家族に幸せになってもらいたいという想いはあるもののなかなか上手く行かず、逆にバラバラになりそうになり、一家の家長としての悩みは増すばかり…。自身も慣れない営業職で失敗ばかり。空回り続きで、いったいどうしたらいいんだろう…?

そんな崩壊危機な家族を救う座敷わらし!
古民家で起こる些細な怪奇現象…この家には座敷わらしがいる…! 最初は不気味に思うものの、だんだんとかわい気が出て来たりして…一家共通の出来事を通して、徐々にまとまっていく面々。上手くいかなかったことも、いつかは笑い話になる…。
ほっこり・ほんわかとした心暖まるホームドラマ…普遍的なことが一番面白いということの典型のような映画だなと感じました。

スタッフ・キャストの殆どが「相棒」でお馴染みの面子で固められていて、水谷豊とテレビ朝日の蜜月すげぇ…と思いながら、同時にクォリティーへのとてつもない安心感がそこにあって、素晴らしい限りでした(笑)

しゅうへい