「家族再生を”座敷わらし”が取り持つハートウォーミングなホームドラマ」HOME 愛しの座敷わらし NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
家族再生を”座敷わらし”が取り持つハートウォーミングなホームドラマ
ちょっと疲れているかなあと思っている時に、柔らかな気持ちで観れる家族の在り方を優しい視点で描いた邦画の佳品である。
水谷豊演じる高橋晃一(大手食品メーカー課長代理)が岩手県盛岡に異動が決まり、高橋家が東京のマンションから岩手の古民家に急遽引っ越しをすることに。
独断で古民家を借りてしまった高橋と姑(草笛光子さん)との関係にストレスを感じている彼の妻と反抗期の娘(安田成美さん、橋本愛さん)との微妙な齟齬を、古民家に住み着く”座敷わらし”が徐々に解きほぐしていく”ほんわか”する物語。
岩手県の見所が随所で控えめに、けれど美しい風景とともに紹介される。
こういう、映画を観ると大都会に住む人々の一部の方は田舎居住を夢見るのかなあ、と地方都市在住者は思った映画でもあります(深い意味はありません)
最近、こういうテイストの邦画が上映されないなあとも思う素敵な作品である。
<2012年5月1日 劇場にて鑑賞>
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