「震災には勝てなかったか(´∀`)」ヒミズ 初台験さんの映画レビュー(感想・評価)
震災には勝てなかったか(´∀`)
まず園監督の映画をシネコンで超満員で観るというのが・・・これがもはや事件と言っていいと思う(^_^)
そして『冷たい熱帯魚』『愛のむき出し』『紀子の食卓』とかを観てきた観客にとっては、園監督らしからぬソフトで優しい映画(・∀・)イイ!!
原作の漫画とはかなり違ったタッチで、登場人物も原作を踏襲してる部分もあるけどかなり改変されてる。
全体的に言えるのは、園監督と言えど震災には勝てなかったか・・・ということ。
あれだけの大被害を出して、数えきれないほどの死者を出した被災地を舞台に設定した以上、普段のエクストリームな描写とか設定はさすがに鳴りを潜めざるを得なかったのか(;・∀・)
ラストで住田を死なせずに自首させて、未来に希望を持たせるという作りは監督本人も「優しさに負けた」と言ってるように、自然な流れなのかと(゚∀゚)
むしろ園監督がこういう落ちにすること自体がかなりありえないことだし、かなり取ってつけた感じのラストにしたのも相当な粋な計らいだし、被災地並びに日本全体に対するストレートな応援メッセージだと感じた。
窪塚は相変わらずъ(゚Д゚)グッジョブ!!「脱原発!!」はかなり笑えたヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
茶沢さんも原作と違って少し狂った感じに設定してるのも(・∀・)イイ!!
ただちょっと被災地の映像を5回も映すのは少しくどい(;´Д`)
あと住田の親父をちょっと暴力的に描き過ぎと言うか(;・∀・)
さらに茶沢さんの両親が何で死刑台?だか首吊り台?みたいなのを用意してるのも良く分からない(;´Д`)
そして挙句の果てにはそれをデコレートするのも(´ε`;)ウーン…
そしてお決まりの蝋燭と電飾を見ると、やっぱりこれは園子温映画だと感じてしまいます(^O^)
被災地を応援する意味でも、これからの日本の未来をしっかりさせなければと自覚する意味でも、絶対に観ておくべき映画です(´∀`)