「映画版には映画版の魅力が」ヒミズ Arcoさんの映画レビュー(感想・評価)
映画版には映画版の魅力が
クリックして本文を読む
観始めてしばらくは、震災絡みの背景や、キャラクターの原作との違いに戸惑った。
住田君は茶沢さんを容赦なくぶん殴りすぎだし、茶沢さんの家庭環境も親がクズすぎて酷いし、夜野に至ってはおじいさんである(原作では住田の同級生)。
しかし、基盤にはしっかりと原作ヒミズがあり、映画化するにあたっての様々な変更は吉となっている。
原作は古谷実の描くあの絵、漫画だからこそ面白いのであって、そのままコピーして実写化したら物足りないものとなっていただろう。
漫画で面白いのと、映画で面白いのとは違う。
原作が最高に面白くても、だ。
映画版は、ぶっとびまくった茶沢さんが生き生きしていて良い。
夜野やテル彦といったサブキャラも魅力的だ。
コメントする