「生々しい」監督失格 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
生々しい
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1966年、AV女優となって6年目、26歳の林由美香とともに監督は北海道最果てまで自転車旅行を敢行する。それが前半60分。平野監督と恋人だったのは4か月程度。その後は友だちとして、仕事での付き合いだったが、監督にとって彼女は大きな存在だった。
2005年。35歳のバースデーに映像を撮ろうと彼女のアパートを訪ねたときに異変が・・・電話にも出ないし、鍵がかかったままの部屋。やむなくラーメンチェーン店“野方ホープ”の社長をしている母親・小栗冨美代に連絡を取り、合鍵で部屋に入る。その時の模様が痛々しいほど訴えてくる。警察へ連絡する平野。泣き崩れる母親。こんな生々しい人の死の周辺をドキュメントしているのだ。死因は酒と薬物によるものだった・・・
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