宇宙人ポールのレビュー・感想・評価
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これは好き
本作は設定とストーリーとセリフだけでもイケる。
別に「E.T.」や「未知との遭遇」なんか知らなくて良い。
というかこの映画見る人はほぼ見てるとは思うが。
主役の2人のホモくささはこれまでのエドガー作品のファンのためのサービスでこういう自虐的なことが出来るのがまず面白い。
次に下品な笑いが9割がただが、意外とクールな笑いもある。買ったばかりの「エイリアン乗車中」のステッカーをすぐさま剥ぐあたりを差し込んだりしてとても面白い。小道具のベーグルも下品だがクール。
映画オタにとっても、かつての映画のシーンまんまのシーンあり、追っての
大ボスが異星人にとって最大の敵のあの人だったり、その人を殴るときのセリフがその人の有名なきめセリフだったりと(まあ、これはさすがに無理やり感あったが)
宇宙人ポールは散々他のレビュアーさんが書かれているとおり。
個人的には、ポールがモテ王のファーザーみたいな顔に時々なるのが勝手なツボだった。
途中乗車のオンナがうるさかったり、追ってが多分にもれず、あんな感じだったりと、こればっかりはどうしようもないんだろうけど、それをさっぴいいてもとてもよく出来ていると思うよ。
第三種接近遭遇は陽気に行こう!
子供のころに描いていた夢・・・
一つは、仮面ライダーやウルトラマンのようなヒーローになること。
そして、もう一つは、ドラえもんや星の子チョビンみたいな異系の友人を持つこと。
まさにこの作品は、後記のそれ以外の何物でもない!
あの頃は、真剣に宇宙人とのコンタクトを考えていて、UFO雑誌を読みあさったり、暇があれば空を見上げたり。
純粋で、夢多かった時代を懐かしく思い出させてもらいました。
大ヒット映画の「E.T」なんてのもまさにこのテの作品で、大好きな一本ではありますが、この作品ほどの感動(?)はありませんでした。(「ポール」のなかでは、助言された作品として出てくるから、こっちのほうが元って言えば本物を超えるものはない!みたいな・・・)
今、思えば登場人物が子供の「E.T」より、実年齢に近い大人が主体の「ポール」だったから余計に感情移入しやすかったのかもしれません。
【ネタばれ含む】
なにしろ、ポールのあの人間臭さがいい!汚い言葉を使ったり、お尻を出したり、煙草をふかしたり・・・。
それでいて時々優しい瞳で見つめたり。 ETばりの治癒能力もよかったです(ラストはちょっと想像できたけど)。小鳥の蘇生シーンなんてめちゃくちゃコメディで大笑いでした。(ちょっとブラック・・・)
息を止めると姿を消せるっていうのも、まるでオバケのQ太郎みたいで。(もしかして作者は日本通オタク?)
追跡者のMIBもどきの連中もよかった。程よい笑いを提供してくれました。
あと、仲間の宇宙人とのコンタクトポイントがあの映画のあの場所っていうのもホンっとこのテの映画好きにはたまらないシーンでした!
何度見ても楽しめる最高の一本です。
そして60を過ぎたいまでも、できたら現実の世界でもUFOを見れたらな~・・・なんて、想いを巡らせてしまいます。
ここまで笑ったコメディは久々だ
尊敬する映画評論家(?)のライムスター宇多丸さんが大絶賛されていた本作。
観たい観たいと思っていましたが、ようやく鑑賞しました。
事前知識は全くない状態です。タイトルから「宇宙人出てくるんだろうな」くらいの知識。
結論ですが、ここまで爆笑しながら観た映画は久々でした。
ところどころに過去の宇宙人SF映画のパロディが散りばめられているらしいですが、正直私はあまり観ていないジャンルなのでどれがパロディなのか分からない部分が多かったです。しかし裏を返せば「気付かないほど自然にパロディが織り交ぜられている」ということなので、脚本の力を感じます。
普段あまり観ない宇宙人SF映画でしたが、素晴らしかったですね。
「たまには冒険するのもいいだろ?」
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イギリス在住の宇宙人オタクであるイラストレーターのグレアム(サイモン・ペッグ)と小説家のクライブ(ニック・フロスト)は、大規模なオタクイベントであるコミコンに参加するためにはるばるアメリカまで訪れていた。アメリカにある宇宙人にまつわる観光名所をレンタルのRV車に乗りながら観光していた道中で、謎の組織から逃亡している宇宙人のポールと遭遇する。偶然の出会いを果たした宇宙人と宇宙人オタクの珍道中が幕を開ける。
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全編通してダレるシーンが一つもない。
登場人物の一人一人にしっかり個性があってキャラクターが立っている。
宇宙人映画パロディがしっかり作品中に機能を持って登場する(パロディを目的としたパロディになってない)。
コメディ映画として笑えるし、ロードムービーとしても友情を描いた映画としても一級品。
コメディ映画は作品のテンションや笑いのセンスに乗れないと置いてけぼりくらうことが多いため個人的に苦手ジャンルなんですけど、本作は私の好みど真ん中の笑いを描く映画だったためめちゃくちゃ笑いました。私が過去に観たコメディ映画で一番笑ったのは韓国映画の『エクストリーム・ジョブ』だったんですけど、同じくらい爆笑しました。
道中の男三人(?)のロードムービーは『シェフ 三ツ星フードトラックはじめました』を思い出すような素晴らしいロードムービーでしたね。とにかく三人がずっとテンション高くて楽しそうで、「俺も仲間に入れてくれ!!」って思うような描写が続きます。このロードムービーのシーンだけ5時間くらい垂れ流す映画を作って欲しいくらいに面白かった。
本当に批判するところが見当たらないほどに面白い作品でした。オススメです!!!
ありえないけどあったらいいな
最初ちょっと展開がつかめなくてまったりしちゃったけど、途中から凄く面白くなってひき込まれた。
出てくる人たちがみんないい感じの人たちで、ポールもなんかすごく応援したくなる感じで、前から繋がったりしてて、最後はちょっと感動した。
ありえない話だけど、ありえたらいいなぁみたいな。
素敵な話だった。
人生にハプニングは付き物
宇宙人というとE.T.のイメージがあったので、予想外に気さくで面食らう。
ストーリーは特に捻りがなく、4人のやり取りを楽しむ映画だと思う。
最後にグレアムがポールとルースを庇って撃たれ、そのグレアムを助けるためにポールが命を張るシーンは、皆の思いやりが溢れていて感動する。
ぬるたいバディムービー
期待して見て期待通りの映画。
まず気の合う男同士でキャンピングカーを借りてUFOスポット巡りって点で最高。
ちなみに私は未知との遭遇とかE.T.なんてのは子供の時見て以来見ていない。
だが十分に楽しめる。
オマージュ満載の映画が元ネタを知ってないと楽しめないなんてのは本末転倒だと思う。
ポールはそのもののキャラクターの魅力とセス・ローゲン力を足して100点。
我々の想像を超えない程度の宇宙人感だがやはり初めて出会うと気絶するんだな。
このあたりはテッドを初めてみた両親に近いリアクション。
私は最後まで捜査官のゾイルが敵だと思って見ていた。
まぁ勘の良い人なら途中で気付いたのかも知れないが私は気付かなかった。
だから最後のカタルシスっていったら。
ビッグガイの「プチ」も含んで。
あ。ショッキング映像って言ったら「小鳥」も良かったな。
全体的にサイモン・ペッグ演じるグレアムとニック・フロスト演じるクレイヴのぬるたいバディ感が包んでいたと思う。
クレイヴが宇宙人に嫉妬したり女に嫉妬したり。
あぁ他にも言いたいことが…オタクを嫌っている小説家の話とかキリスト対ダーウィンとか、誰かと話したくなる映画であるのは間違いない。
まさかあの人が・・・
やっぱりニックとペッグは抜群のコンビでした。久々にコメディで笑いました。
僕てきにコメディではショーンオブザデッド以来の傑作だと思います。映画を観
れば多分映画マニアなら、ニヤリとしたんじゃないかなぁと思います。ポールが
あのスピルバーグにアドバイスをしていたり、(声も本物です)
ポールを捕まえようとする組織のボスを(エイリアンの)シガニーウィーバーが
演じたりしています。いやぁ~ポールオススメです。
楽しい!
ストーリーがはちゃめちゃで、最高に面白く、楽しい作品でした。
ポールのルックスが面白く、すごくよくできていたCGでした。
スピルバーグがポールとE.Tの作品の設定について話しているシーンが大好きです。
オチがちょっと・・・
オタクと宇宙人のロードムービー
途中の小ネタは結構ニヤニヤ出来るところもw
ただ、オチがひねりなく「ET」と「未知との遭遇」そのままなので☆3つ
途中のカトゥーンショップにいた万引き小僧がいい味出していたんで☆半分付けて、3つ半。
個人的予想外作品上半期No,1
すっごく、面白かった。
あまり、期待していなかったのですがこれがもう傑作です。
何といっても脚本がしっかりしています。
まず、自分もSFオタクの映画オタクのつもりですが
そのつぼがぴったり抑えられています。
ETにアドバイスした件や、マービン・ゲイが好きな宇宙人ってwww。
発想が凄いですね、アイデアも盛りだくさん。
役者も味のある役者が大勢。
本当にオタクっぽい。
コメディーかと思いや涙もほろり。
でもね、最後はハッピーエンド。
まさにアメリカンシネマ。
「ファンボーイズ」ってスターウォーズオタクの映画が
あったんですが、まさに宇宙人オタク版「ファンボーイズ」の
世界ですね。
決して映画館で観る作品では無いかもしれませんが
DVDで楽しめる大大お薦めですね
設定が文句なくおもしろい
サイモン・ペグ、ニック・フロスト、セス・ローガン(声)、ジェイソン・ベイトマン、XXXXXXX(内緒)。
**
サンディエゴのコミコン会場にやってきたイギリス人でSFオタクの
クライヴ・ゴリングス(ニック・フロスト)とグレーム・ウィリー(サイモン・ペグ)。
ゲイに間違えられたりいろいろあるものの、キャンピング・カーを借りてUFOスポット巡りをする。
ETハイウェイ、ドライブインのALEINN、ブラックメイルボックスなどオタク垂涎の観光スポットが紹介されていく。
このあと、ひょんなことからエリア51から逃げてきたエイリアンのポールと遭遇し、キリスト教原理主義者の娘を巻き添えにポールを逃がすために奔走する。
**
小ネタ満載。
同じセリフを何度も別人に言わせるなどの古典的笑いの取り方もあるし、
他愛無いセリフの伏線もちゃんとフォローされている。
「未知との遭遇」のデビルズタワー、
「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」のエリア51の倉庫、
セリフでは「ET」や「SW」のネタ、それに「スタートレック」のクリンゴン語も登場。
スピルバーグ自身も声で出演。
また、ブラックメイルボックスはホントにある。
最後にXXXXX(内緒)が登場したのには面食らった。
そうそう、彼は死んでないよ。
大火傷したけど2年後にすごい顔で出てました。
このノリでなぜ人が死ぬ・・・?
楽しかったよ、人に聞かれればそう答えるし、行くなら宇宙人と三人で劇場に行けばいいよ。とアドバイスできるけど・・・間ぬけな警官があんなになるのがざんねんだ。
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