リンカーン弁護士のレビュー・感想・評価
全11件を表示
アマゾンの映画の説明は混乱させる
アマゾンのあらすじってなんかホントに適当だよね。
妙な先入観が入っちゃって混乱する。
とても面白かった。
もっとうまく作ればシリーズ化も出来ただろうなと思うけど、
エンターテイメント性にかけるので難しいだろうなあ。
個人的には続編を希望するけど。
あの話であればもっとカタルシスを感じるシーンを作れたはずなんだけど、
監督の趣味ではないのか淡々と伏線回収していくので若干寂しい。
秘匿義務
一つの事件を通して、成長する物語。
かなりカネに執着する、どちらかというと汚ない弁護士が主人公。
初っぱなからカネ。
やな奴だな、と思っていたら、クスリをやってる女性の依頼人には優しく対応。
カネに汚ないだけじゃないか?
と想像させる。
その弁護姿勢には父親の影響があるようで、かつ、自分が以前担当した事件の事もあったよう。
今回の事件はカネになる。
ノリノリで弁護に取り組む。
が、なんか裏がありそうで、という話。
弁護士の秘匿義務という義務が今回面白い。
その義務があることで自由な行動ができないジレンマ。
その上でどう収めるか。
面白かった。彼も姿勢を変えていくか?と期待してみていた。
清濁合わせ飲む、一回り大きい成長に繋がった。
立ち位置が中途半端かな
金の為ならどんな汚い手を使っても無罪を勝ち取るリンカーンに乗った派手な弁護士のダークヒーロー!
と思いきや、良心持ってんのかい!
見事にハメられてるし!
まぁ依頼人がとんでもない犯罪者って判明しても受けた依頼に対する仕事はキッチリした上で、ハメられた分の倍返ししてたけどね。
過去の自分の案件とフランク殺害がなければ、ルイスを無罪にしてもなんの良心の呵責もなかったのかな?
大麻絡み位なら依頼をホイホイ引き受けてる姿と、良心のバランスの立ち位置がなんか中途半端かな?って感想でした。
とは言え見応えあったので星4です。
マシューマコノヒー
弁護士モノ
殺人未遂犯の弁護を頼まれることに。
無実かと思われたが…
途中で依頼人が殺人犯とわかり、しかも過去に自分が弁護した依頼人が無実の罪だったことがわかったという状況。
それがわかったのに、弁護士の秘匿特権で自分の証言は証拠にならない。どう戦うか、という内容でした。
無実ではないとわかりつつも、弁護士としての仕事として依頼人をしっかり無実にするところと、でも絶対に許さないという二面性のあるキャラクターで、飄々としているのが、マシューマコノヒー
いいね。
一味違った法廷サスペンス
リチャード・ギアの「真実の行方」(1996)も同様のサスペンスだった、一見好青年、人は見た目で分からないので怖いというのはもはやドラマの定番だがプロットはよく練られている。キャラクター設定も面白い、ゴリゴリの正義漢でもなく卑しい悪徳弁護人でもなく中庸と言うか掴みどころがないキャラクターをマシュー・マコノヒーが好演している。
タイトルに車の名前が付いているが愛車が所有者のイメージを物語る側面もあっての名づけだろう。成功の証であるベンツでもなく古いリンカーン(1986年型)に乗っているのは保守的な愛国者と見せるためだろうか。この角目モデルはV8燃料噴射と性能面、乗り心地でも歴代リンカーンの復活を遂げた名車ではあるから原作のマイケル・コナリーのこだわりなのだろう、劇中でもマゼラッティとレンジローバーの違いを聞かれた女性が大きいか小さいかくらいかしか答えられないシーンがあったが、こだわっても所詮独りよがりか、という自虐ネタにも思えて可笑しかった。
月並みな善と悪の対立構図でなく法で飯を食うスペシャリスト、プロの職人芸での裁き具合が秀逸。
よくある法廷ものとは一味違った、どことなく昔の私立探偵もののテイストもする、力作でした。
世の中の不条理
面白かったけど、いくつかよくわからないことが。
なぜ犯行に及んだか。
報いってどゆこと?
暴漢に襲われた母親(多分ホント)や息子の心情は?
カッコつけ過ぎだな〜弁護士先生は。
法廷ものとして良作
結構面白かった。
犯人を一度無罪にして、また逮捕ってのは、
映画ではたまにあるような気もするけど、
一つの法廷で同時にそれらをアクションしたのがなかなか良い。
法廷ものでよくあるパターンの
依頼人が極悪人パターンで
弁護士はどうするのか系。
どんな技を使い正義を行うのか、
という展開で、それなりにわくわくする。
フランクの死はどうなんだろうと、
フランクが情報を得たことを察知するの早すぎじゃない?
どんな情報網を持っているのか。
穿った映画を見てきたせいか、
ルイスの母親が暴行された事件、
これも嘘なんじゃないかとか、
ルイスが絡んでるんじゃないかとか、
想像してしまった。
どうもやばい家系系の映画に引っ張られている。
Hospital, not a morgue. マシュー・マコノヒーのちょいワル弁護士
普通に面白いマシュー・マコノヒーの法廷サスペンスです。マシュー・マコノヒー渋いですね!カッコいいわ~。あの独特な声が良い。もともとロースクールに行ってただけあって、裁判のシーンに説得力があります。
けっこう早い段階で殺人事件の真犯人がわかるんですが、犯人がわかってからがこの作品の本番と言っても過言ではありません。上手く作ってあるもんですね!
なんだかんだでマリサ・トメイもいい年齢になったもんだなぁー。超絶美人ではなくても「いい女」ってカンジですね。ウィリアム・H・メーシーもいい味だしてますよね。
不思議と緊迫感は薄めですが、ストーリー展開が面白い良くできた裁判物でした。これでマシュー・マコノヒーのキャリアが復活したのも納得です。ところで・・・続編は立ち消えになっちゃったのでしょうか?
Mマコノヒーが見事にハマった映画
「評決のとき」弁護士も良かったけど
今回の弁護士もかなり良い。
元妻役のマリサ・トメイも相変わらずイイ感じ。
音楽・映像もGOOD
最後、暴走族がやっつけて終わりってのが
イマイチ納得いかないけど
全体的にオススメ。
あぶない弁護士。
最近の映画館、ポスターやチラシには、あっちでもこっちでも
リンカーン、リンカーン、と書かれてある。
それでこの大宣伝されていなかった作品も、私的に勘違いし^^;
リンカーンとは歴代大統領のことかと思っていたら、あらまぁ
これは高級車のことだったのね(よくチラシを見なさい、ですが)
原作はまったくの未読。
日本での公開前からすでにアチラでは続編が決定したという、
エ!そんなに面白いの!?という感覚で観に行った。
結果。すごく面白かった!久々に面白い法廷劇を観た気がする。
とはいえ、正攻法的な弁護士ではないので^^;捻りが効いている。
何しろその、リンカーンの後部座席を事務所にしている、っつー
あたりからして、コイツただものじゃないな。の匂いがプンプン。
胡散臭い事件を担当しサラリと司法取引に持ち込み、高額報酬を
手にしてきたやり手弁護士が今回挑むのは、資産家の御曹司が
引き起こした女性殴打事件。
依頼人のR・フィリップが、胡散臭さプンプンの出で立ちと演技で
冒頭から怪しさを怪演、これは一筋縄でいかない事件になりそうだ
と、私たち観客も気付き始めるのだが…。
法廷劇といえば大ドンデン返しの面白さが傑作の「情婦」がベスト。
「評決」や、今回のマコノヒーでいえば「評決のとき」もあったけど、
このヒトもともと弁護士志望だったそうで…^^;どうりで巧いわけね。
クライマックスの法廷劇(内外)はかなり観応えがあって面白い。
この主人公・ミックが拘るのは、無罪ではない。無実かどうかである。
父親の遺言が、真実が無実な者を苦しめてはいけない。なのだ。
今回の依頼が4年前の事件とリンクしミックを窮地に追い込んでいく。
と同時に、弁護士としてどうあるべきかを本人に改めて問うのだ。
ミステリーでありながら、けっこう軽快に物語は流れる。
グダグダした主人公の悪癖もしっかりと描かれ^^;、この男はまったく
結婚に向いていないことまでしっかりと分かる(M・トメイよく耐えてる)
弁護士をひとりの人間(ダメダメな部分まで)として描くことで、
内外の差というか、裏表やトラウマが露呈されるので、この男が今後
かなり苦しめられることは容易に想像でき、しかしそれをどう打開する
かが面白さのポイントになるぞ、とかなりワクワクしてくる。
どう見ても綺麗でスマートなタイプの弁護士じゃないから余計にねぇ。
だって仲介するのがJ・レグイザモ。って、すでに危なすぎるじゃん^^;
ネタバレしたらきっと面白くないので、予備知識なしで観る方が正解。
どうしようもないチンピラどもを彼がどう使うのか、乞うご期待。
(久々にずっと前のめりで鑑賞。早く続編が観たい!シリーズ化してぇ)
波が2回
エンディングの盛り上がり部分、普通は 波が1回でピシッと閉めるのに この作品は波が2回くる。 でも、どちらも中波、あまり 余韻が残らない。
敏腕弁護士・ミックの事務所は リンカーン(車)の中。 今回 依頼された内容は 金持ちの息子にかかる殺人容疑を晴らすというもの。 一見 簡単な事例のように思えて、そこには あるワナが仕掛けられていた。。という内容。
危機迫るも、悪をおさえて勝利するという流れですが “危機の部分”がイマイチ表現できていなかったように思えます。 プレビューで ルイス(ライアン・フィリップ)がミック(マシュー・マコノヒー)を脅しているシーンが組まれていて、ドキッとしたのですが 本編での印象は薄く。。 殺人鬼なのに、大したことねぇなって 感じです。
また「脅されて 精神的に追い詰められるミック」という設定のシーンがありますが、ルイスへの恐怖心より 仕事がなくなったらどうしよう…的な落ち込み具合であまり共感できず。 ルイスの魔の手が 元妻(マリサ・トメイ)と娘に迫るという部分も 「話には聞いたけど、実際 起こらないでしょ」くらいの プチ不安で 元妻(マリサ)の出番なし。。 演技派女優さんなのに、もったいない。。
それでも 法廷でのバトルシーンは なかなか見応えありました。 知恵と知恵の激突。 なるほど、そうきたか!と 不意をつかれた驚きと 抑揚感が多少ありました。
その他、ジョッシュ・ルーカス(『ステルス』の元イケメン)、ウィリアム・H・メイシー(TVシリーズ『ER』に出てた)、マイケル・ぺーニャ(『シューター』)などなど、見覚えのある 俳優陣がそろってます。
しかし アメリカって国はすごいな。。弁護士もすごいけど、司法取引も、冤罪(えんざい)も、なんだか身近に感じて、そしてお金で解決してしまいそうなところが かなりリアル。 映画館じゃなきゃいけないってほどの 内容ではないけれど、興味深い作品です。
全11件を表示