リミットレスのレビュー・感想・評価
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楽しめたけどこれはどうなの?
有名どころの俳優を使い、なくならないドラッグの問題をテーマにした社会派作品
最低な生活を送るだらしない自称作家が、ある人物との再会をきっかけに脳を100%使い切る天才になれる薬物に手を出し、それを機に人生が驚くほど変わってしまうというもの 甘い言葉で誘われ、「ダメ、ゼッタイ」という薬物乱用を繰り返し、人工的に天才になったことで社会的成功を収め、どうにもやめれなくなり自身の健康はもちろん、周囲の人間はたまた社会までも巻き込むほどの恐ろしい状況をどう切り抜けるのか、そこが面白い 斬新ではあるが、薬物を使ったサクセスストーリーというどうにも問題視されそうな結末に、善悪の判断を乱され困惑する作品であった
ハッピーエンド?
ひょんなことから脳内の活動を極限まで活性化させる薬を、手に入れた主人公の人生の変遷を描いている。
この手の映画は大概教訓的か悲劇的な内容になりがちであるが、この作品はさにあらず。
続編とか、シリーズ化を狙っているのかもしれない。観ていて気持ちの良い作品であった。
なかなかおもろかった
全体的に良かったです、先が読めてしまう内容もあるので嫌いな方にはおすすめできませんが、自信としては人間に対する新薬の影響、そしてその影響に苦しむ主人公を良く描いており、なかなか良かったと思います、ただ、最後の部分はいかがなものかと(・・;)
作っている連中は「NZT48」って呼んでる
映画「リミットレス」(ニール・バーガー監督)から。
原題の「limitless」、直訳すると
「果てしない」「無限の」「無制限の」。
ある薬を飲むと、脳に限界がなくなり、脳が万能となる。
その時、どう動くかが試されることになる。
ほとんどの人間は、欲望が限界に向かって走り始めるようだ。
さて、今回の気になる一言は、その薬の名称であるが、
「何という薬か?」の問いに、
「作っている連中は『NZT48』って呼んでる」と答えるシーン。
「NZT」でもおかしくないのに、なぜか「48」が付いている。
日本では「AKB48」というように「48」が流行だが、
偶然だろうか、物語とは関係ないところで、引っ掛かった。
もちろん私のことだから「NZT」が、何という言葉の略なのか、
それさえも気にかかる。(笑)
この作品「限界知らずの能力をもった男の物語」であるが、
逆に「能力をコントロールできなければ、死ぬだけだ」の台詞が
浮かび上がってきた。
ラストシーン、見事に能力をコントロールした主人公が、
かっこよかったなぁ。(飲み続けているなんて・・)
ヤクの描写が楽しい
酔いそうな映像かっこいい、薬で人や感覚がおかしくなる描写は映画の醍醐味の一つとして大好きなんだけど、そういうのとてもよかった。けど、全体的に話が安い。なんだよ最終的にやってるのが立候補って!別に薬なくてもいいじゃんよ!と非常に残念なところも多かった。
この主人公は作家を目指していたはずなのに、ヤクで力を持った途端、もっと効率がいいやり方があるなんて金儲けに精を出し始めて、ってことは作家として頑張っていたのは単にステップアップの踏み台として考えていたってことなのか? それとも頭が冴えたら小説なんかバカバカしくて描いていられなくなってしまったのか。オレは漫画家なので、非常にバカにされている気分になった。
覚せい剤はきちんと使えばとてもいいですよ、というようなテーマ性は悪くなく、バッドエンドじゃないところも好感が持てた。けど、彼女の描写もまるで適当な普通のいい女以外なにもなかったり、人間的な描写が絵空事だった。
権力にひた走るドラッグレースの末路
人間の脳味噌なんざぁ20%も使えば良い方で、全ての容量を全稼動させれば、人間なんてどんな難問も解決出来ると、在りし日のエドガー・ケーシーは答えたそうな。
主人公は薬の力を借りて物書きに専念すれば善いのに、欲求は止まず、金融界に殴り込み、革命児の名を欲しいままと成る。
正にアメリカンドリーム。
しかし、良薬口に苦し成らぬ、劇薬頭に苦し。
当然、副作用に蝕まれ、苦しみもがく羽目となる。
専らバッド・トリップがメインでひたすらネガティブ。
大昔、目薬を挿したオッサンが透視能力を授かる『X線の眼を持つ男』ってぇハリウッド映画(と云えど製作はロジャー・コーマン)があったが、それの頭痛薬版。
要するに、薬の効能に踊らされ、溺れちまうヨタ噺である。
主人公はめでたく出世したものの、案の定、薬の力がバレ、ウォール街の頭領デ・ニーロやヤクザに嵌められ、シッペ返しを喰らう。
後悔し、アシを洗おうと決意するが、シラフやと禁断症状で脱け殻と化してしまうため、結局、クスリを煽り、復讐に繰り出す。
そこまでして、権力の山によじ登り、居座る悪あがきの醜さを目の当たりにすると、カダフィはコレに似たクスリのファンだったに違いない。
だとすると、主人公のサゲはブッシュをダブらす。
いや、オバマだろうか。
話のスジは好きやけど、個人的には、もっとデ・ニーロ親分に引っ掻き回して欲しかった。
先生の了見を量る上で、せっかく書き上げた小説にも触れるべきだったと思う。
物語でのキリのないシッペ返しの応酬は痛々しく、“クスリは身を滅ぼす”事の意味を実感した。
こうして、マーシーや清水健太郎は人生オシマイになってもうたんかなぁ…
最後に短歌を一首
『どん底に 盛られし回路 突き抜けて 夢見て一服(毒) 止まれない橋』
by全竜
ラストをもうちょっとなんとか、、、
決して狙いは悪く無いんだよね、この映画。実際前半は結構良かったし。でもねぇ、後半がねぇ。完全に失速してしまってますよね。
簡単に言うと薬を飲むと超頭が良くなって、ビジネス界を席捲するお話なんですけどね。その薬自体の謎解明部分が殆ど無くて、結局何の為に作られたのかも分からないまま。しかもそんな画期的で、尚且つ通常では手に入らない薬を何故か、チンピラ的地位の義弟が独占してしまってる状態になってる事がおかし過ぎる。普通ならもっと上流社会の人達にこっそり流通してるって、、、。
それと彼女は何をしとんねん!薬を飲まないって彼氏に約束させたやん!結局彼氏は薬を飲み続けて、彼女の方はそれっきりラストシーンまで出て来ず。あの約束はなんだったんだ。
最後の終わり方も物凄くつまらない終わり方をする。最後のシーンの後にエンドロールが流れ始めて、「えっ嘘やろ!?」って思ってしまった。てっきりエンドロールの後にまだ何かある物だと思ってたら、何も無いまま終了。こんなつまらない終わり方をする映画を見たのは久し振りというか、記憶に無い。
題材自体は結構面白いんだけど、それを料理する側に問題ありですね。
裏読みしたくなる。
予告はおそらく観てなかったと思う、タイトルからえ~っと…と
思い出し、全米第一位になった作品だったっけと記憶を辿り。。
ホラやっぱり私の脳なんて20%しか使われてなかったわ^^;と、
今作を観れば納得のいく(いや、そういう映画じゃないんだけど)
ドラッグで人間の脳を100%活性化させたらどうなるか!?の物語。
いわゆる麻薬中毒みたいなもので、やめるとすぐにおかしくなる。
こんな薬を世の成功者たちが皆服用していたら…?なんていう、
冗談にも笑えない一コマなど、随所に教訓めいた演出が光る。
売れない小説家エディはある日、元妻の弟から開発中の新薬と
いう怪しげな薬を受け取る。普段は20%しか使われてない脳を
100%活性化させるというその薬、半信半疑で服用したエディに
次々と信じられない奇跡が起こり始める…やがて世間の注目を
集め成功者として名を馳せた彼に、大物投資家から投資話が
持ちかけられるが、あと一歩!の所で次々と副作用が起こり始め…
とにかく面白い。
原作を知っているならいざ知らず(全米ベストセラーになったそうで)
何にも知らずに今作を観た身としては、奇想天外さに驚かされる。
いや、薬を飲んでスーパーマンに変身したぞ!?なんていう物語は
過去にもあるのだが、その脳内活性化に合わせて繰り広げられる
華麗な変貌劇をこれだけ急転させて死にそうなところまで追い詰め、
腕力でのしあげてしまったこの強引さ^^;話の展開が右往左往して
読めない所がこっちの神経を麻痺させ、中毒患者のように最後まで
引き込まれる。あ、これが狙いか!?制作側の。。
B・クーパー、僕ならこんな役も出来ちゃうんだよ♪的な余裕の笑顔で
汚い貧乏作家からスタイリッシュな資産家まで楽しそうに演じている。
大御所デ・ニーロと肩を並べてもまったく引けをとらない堂々ぶりで、
ラストの…シーンでは彼をタジタジにさせる。彼もショウビズ界では
彗星の如く現れて、あっという間に人気者になったクチですよねぇ~。
ま、まさか^^;なんて観た後の疑いまで計算づくで作られたとしたら?
何ともリミットレスな作品だと、またまた感嘆してしまうところですが。。
(でも彼女には一途だったわね~なんか意外だけど^^;よく走りました♪)
話がどっちつかずでSFにもスリラーにもなれず
人間の脳を100%活性化させたらどうなるか? 話の軸となるのはサイエンス・フィクションだ。
その頭脳に「ウォール街」に出てくるような大物投資家(ロバート・デ・ニーロ)が目をつけたのはいいとしよう。ところが、この二人のあいだに火花が散るような丁々発止のツバぜり合いはない。
エディはクスリのことを隠すことに精一杯、投資家はエディの企業分析に頼りっぱなしという構図で、やったらやられるという直接的な利害関係が存在しないからだ。
問題のクスリの出所についても語られず、どこで誰が何の目的でクスリを開発したのか? また、クスリの存在を隠蔽しなければならない真の理由とは? といったミステリーの要素も放棄してしまった。
超人的な能力で目立つ存在になった主人公エディの敵といったら、なめし皮のコートの男と金貸し屋ぐらいで、これではスケールが小さい。その辺のB級アクションでも、もっと手強いのを敵に据えるだろう。
この時点で、この作品を、特殊薬をテーマにしたSFアクションから、町のチンピラ相手のいざこざを描いたに過ぎない小品にしてしまった。
たしかに、常人では考えられない頭脳で主人公が先の手を打つというのは分かるが、やはりラストは都合がよすぎる。
SFらしい捻りの効いたラストを期待したが、そもそもSFになりきっていないのだから仕方あるまい。
SFにもハッピーエンドはある。だがその場合でも、そこに至るプロセスに見る者をあっと驚かせる機転がある。そこのところの描写が弱い。
ブラッドリー・クーパーがヤクやって・・・何やってたんだか分からないけれど、終わってみたら万事よしでは「ハングオーバー!」と変わらない。
ちょっと弱いね
ブラッドリー・クーパーの最新作ということで チェキしました。 初めの10分くらいでしょうか、見どころ。 引き込まれていって 期待度が高まるのですが、中盤から後半にかけて ちょっと退屈。。 エンディングでは「こんなもんですか…」ですね。
作家としての力を発揮できない日々を過ごすエディは ある日、町で元・義弟のバーノンから一粒の薬をもらう。 その効果を疑いつつ飲んでみると、その瞬間から世界が違って見えて……。
主演のブラッドリー・クーパー。 汚くても ある意味イケメン。 キレイになって 更にイケメン。 要は ギャップの表現が曖昧でした。 演技においても、ダメならダメなりの しゃべり。 冴えてる時の 豪快なしゃべり。 もっと解りやすいギャップがあれば メリハリでたと思います。 ま、彼が(一人)主演張ってる作品って あまり記憶にないので、スタートと考えたら(弱いけど)悪くはない、かな。。
ロバート・デ・ニーロ(好きなので)と アビー・コ二ッシュも出てると聞いたので 楽しみにしていましたが、ロバートの配役はある意味 失敗かも。。 私的には もっと意地悪な感じの(貫禄)俳優さんを起用した方が 緊張感がでて良かったとおもいます。 アビーは可愛かったけど、“自分の意志がない女”役は どうもね…(ここだけは 『Sucker Punch』のスイーピー役がよかったです。。)
ミステリー/スリラーとジャンル分けされている作品のようですが、『インセプション』や『シャッター・アイランド』などと比べたら、ちょっと弱い。。 レオ様に負けてるってこと?(笑) いえ、ストーリー自体が弱いというのも あると思います。
「こんな薬があったらどーする?」とか、「ブラッドリー、アビーに走っちゃったんだね。。」って話題をおさえるつもりで観たら、ある程度楽しめるかと*・☆。
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