「原作のギャグセンスの高さ??」テルマエ・ロマエ REDSTARさんの映画レビュー(感想・評価)
原作のギャグセンスの高さ??
とにかく前半から笑った。
あの真面目に動揺するローマ人の表情といい
阿部寛の使い方がことさらに上手い!
意外性のツボをとことんついてくる笑いをよく理解した映画であった。
配役も濃い顔の人をこれでもかと集め
上戸彩の変態感もばっちりの配役。
しかしやはり邦画らしく設定は雑であった。例えば
なぜタイムスリップするのか。
ヒロインのラテン語の習熟が早すぎる。
タイムスリップの飲み込みが早すぎる。
周りの人が優しすぎるなど
気になる面はあったが、コメディ映画なので気にしないのがお約束。
後半部分では少し感動モードへもっていったのはいただけない。
笑いあり涙ありの
物語に奥行きをもたせようとして逆にチープになった印象であった。
前半部の出来であれば☆4つ。
それだけに後半の作り込みが惜しい。
家族やカップルで見るならこれほどよく笑いをまとめた映画はあまり無く、大衆向けのヒットしそうな趣のあるポップな映画であった。
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