「クスクス。うふふ~。」テルマエ・ロマエ りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
クスクス。うふふ~。
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ヤマザキマリさん原作の漫画は未読。
顔の≪恋≫じゃなかった、顔の≪濃い≫役者さんを集めて古代ローマ人にしました~というのに興味津々で見に行きました。
うふふ~。
おもしろい!!
最初から、クスクス、ウフウフ、あはは~、と笑いっぱなし。
阿部寛さんはじめ、暴君ハドリアヌス帝の市村正親さん、ケイオニウス役の北村一輝さん、アントニヌス役の宍戸開さん、皆さん≪濃い≫よね~。
でも、本物のイタリア人の中に入ったら、やっぱり日本人やん。
な~んてツッコミを入れながら、楽しんだ。
阿部寛さん演じるルシウスの生真面目さが、それに文化のギャップに翻弄される様子が、なんともおかしい。
作品を支えるのは、こんな可笑し味だろう。
大正(のお爺さんもいたかも)・昭和のお爺さんズの温かさや智恵、また日本人の勤勉さなどを、織り交ぜてくれて、ありがとうという感じ。
そんな、こんなを難しく考えないで、そこかしこにツッコミを入れながら、楽しんだ者勝ち。
中盤、この物語は、どうやって終わるんだろう??と思った。
なかなか、良いエンディングだと思う。
それにしても、イタリアの「チネチッタ」にある撮影所のセットは、見ごたえあり。
突然、朗々と歌い上げるオペラも楽しい。
それにしても、いつもお湯や水に浸かりっ放しだった阿部寛さん、大変な撮影だったでしょうね。
一つだけ難点を言えば、原作はどうか知らないけれど、ケイオニウスがもう一癖ある悪いヤツだと良かったな。
女好きだけじゃなくて、腹黒いとか、お金の亡者だとか。
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