「本編は予告を超えたか…」テルマエ・ロマエ トコマトマトさんの映画レビュー(感想・評価)
本編は予告を超えたか…
予告に出てくる、平たい顔族のじいちゃんたち。それが本編でもいかんなく熱演していることに期待したが、案外サラッと登場しただけ、の感。
原作にはない上戸彩演じる役柄は、映画化にはまあ必要なポジションだろう。
お笑いタイムスリップものとしては、十分笑えて合格ではあるが、イマイチものたりないのはなぜだろうか。
古代ローマ人が現代日本に現れる、というせっかくのネタがはじけていないのだ。
原作漫画を読み、フジテレビの深夜アニメを見たりして、お笑いのネタ部分に関しては新味がなかったから、予告で感じたおもしろさ以上のものが本編にはなかったのだろうか。
ただ、原作を知らず、いきなりこの映画を見たのだとしたら、かなりおもしろくハマる作品かもしれない。
どうせなら、女湯もバンバン登場させて、R18くらいに裸を見せれば刺激的な作品にもなったろうになあ。
阿部ちゃんもせっかくの肉体が宝の持ち腐れって感じ。もっとエロく撮ってほしかったね。
そのあたり、テレビ屋さんが撮った映画だから、腰が引けてる感があったよ。
コメントする