蛍火の杜へのレビュー・感想・評価
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切ないけれど、優しい
ずっと観たかった作品。
淡々と描かれていくけれど、
出逢いから、周りの妖と同じように、あたたかい気持ちでこちらは見守りながら、
毎年毎年という時間は確実に流れていて。
だけどずっと変わらなくて、
長い時間だからこそ、想いは育っていく。
こぼれる想いのなんてキュンとすることか…。
変わっていくひとの世界とは
やはり別世界で、
別れは悲しすぎて切なすぎるけれど、
主人公の彼女が本当にいい子で、
この先の彼女を思うと救われる。
短い短いと皆様のレビューにあるとおり、
たしかに映画と思うと短いけれど、でもテレビ放送でのアニメ作品に慣れてるからか、気にならなかったかな…。それよりむしろ、こんなに余韻が残るような、入り込める作品を、この時間にまとめてるってすごいのでは…
私は余韻がすごくて、見終わってすぐまたリピートしてしまった。
短いからこそ何度でも観れるともいえる(笑)
また観たくなると思う。
(追記)
原作をあとから読んだ。
作品を大切にして、とてもきちんと作られているのがよくわかる。ふくらませてくれてる部分もたくさんあって、ますます短いとは思えなくなった(笑)
儚くて優しい淡い夏の恋
優しい気持ちになれる作品
あの日あの夏、妖かしの森で…
『夏目友人帳』の原作者の短編漫画を、『夏目友人帳』のアニメスタッフが映画化。
『夏目友人帳』はしっかりと見た事なく、数話チラチラと見た事ある程度だが、あの作風は嫌いじゃない。
自分が感じた『夏目友人帳』の作風とは…
妖かしが登場する作品でありながら、怖さは全く無く、独特で幻想的で、何処かユルくてユーモアもあって、ハートフル。
本作もそうでありながら、さらにノスタルジーを誘う。
夏休み、祖父の住む田舎を訪れた少女・蛍は、妖怪が住むと言われる“山神の森”で迷子になってしまう。
そこで、キツネのお面を被った少年・ギンに助けられ…。
あの日あの夏、自然の中、不思議な出会い…。
これらに堪らなく胸掻きむしられる。
人間でも妖怪でもないギン。
しかし、森の妖怪たちに好かれている。
その哀しい生い立ち…。
また、人に触れられると消えてしまう。
それが本作を語る上で欠かせない。
当初は歳も少し離れ、友達か仲良しのお兄ちゃんか従兄弟のような関係だったろう。
が、ギンは歳を取らず、成長していく蛍はギンと近くなり、仄かに抱き始める。
淡い恋心。
毎年毎年、夏の再会が何よりの楽しみ。
山神の森はいったん足を踏み入れれば心を奪われると言われるが、蛍も言い伝えとは違う意味で心を奪われ…。
もっとギンと一緒に居たい。
就職もこの地で考え始める。
でも、只一つ。
どんなに想いが募っても、触れる事だけは出来ない。
高校生になった蛍は、ギンに誘われ、妖怪たちの祭りに行く。
初めてのデート。
このシーンは幻想的でユーモラスで、ロマンチック。
が、思わぬ出来事が。
ギンに触れられる最初で最後…。
展開は淡々として、退屈に感じる人も居るかも。
でも、その淡々とした展開は作風に合ってるし、二人の距離感も絶妙に表している。
1時間弱の尺ながら、魅力が濃縮!
あの日あの夏、不思議で大切な出会いと思い出。
今でも訪れる度に、思い出す…。
素敵な普通のお話
20151017 隠れた名作です☆
短編アニメ映画。原作も大好きですが、この映画も大好き。今回で実は3回目の鑑賞になります。日本の夏を背景に、ギンと蛍の、せつない恋物語ですね。いつも同じシーンで号泣してしまいます。個人的には隠れた名作だと思うのですが、いかがでしょうか?
CVの内山&佐倉両氏が圧巻Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
緑川ゆきさん原作・・
少女漫画と●夏目友人帳を足して割った感じ・・。
素晴らしいンです。
・・素晴らしいンですが、如何せん短いo(`ω´ )o
40分だから良いのか?40分だから悪いのか?
☆評価は・・
DVD100円基準で(*^^)v
DVD買う度 ◎◎◎◎
モ1回見たい度 ◆◆◆
おすすめ度 *****
デートで見る度 ◇◇◇◇
観た後の行きたい聖地巡礼】
熊本の球磨地方???
観た後の飲みたいお酒】
どぶろく?とか、白岳!?
観た後の食べたい一品】
七辻屋の饅頭???
●夏目友人帳同様〜隅々にまで優しさの溢れる一作!
オススメです〜。良作*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
ちょっと切ない初恋物語。秀作です。
緑川ゆきの描く妖(あやかし)漫画のアニメ化。同じ作者の「夏目友人帳」のアニメスタッフが制作した。
—彼にはじめて出逢ったのは、私が六つの時でした—
田舎の祖父の家へ遊びに来ていた蛍が、迷子になった山神の森で出逢った狐面の青年ギン。人でもない妖(あやかし)でもない存在の彼に助けられた蛍は、毎年夏になると山神の森に来て会うようになる。明るく無邪気な蛍に、人見知りぎみだったギンも心を開いていく。しかし、彼には人間には触れてはいけない事情があった。出逢ったときのままのギンに対し、蛍は毎年成長して肩を並べるくらいにまでなった。しかし、別れのときも近づいていた。
昔ながらの日本の美しい田園風景に、ちょっと切ない初恋物語。秀作です。でも、短すぎる。
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