「期待はずれでした」ワイルド7 ドラゴンさんの映画レビュー(感想・評価)
期待はずれでした
私は原作漫画をキング連載中から購読、
単行本は続編含めてすべてそろえ、望月先生の画集も手にいれ、
TV実写版のソノシートやプラモ、ノート類も買いあさり、
アニメ版のビデオやCDを収集と、かなり年季の入ったワイルドファンです。
かつてのTV実写版、望月先生があまり好かれていないのは
各種談話で耳にしていましたが、私は大好きでした。
特にOPテーマ曲が。
ソノシートが擦り切れるのが心配で、カセットテープに録音して
何回も何回も聞き続けたものですが、
今はDVDなので無限リピートできて安心です。
今回の映画化以前にも、窪塚洋介主演で映画化の情報が数年前に
流れましたが、飛葉役は瑛太で良かったと思います。
顔つきや雰囲気が原作の飛葉を彷彿とさせ、演技力も保証付きでしたし。
ユキの深キョンは不安でしたが、かなりクールでこれも良かった。
中井貴一と椎名桔平は最初から信用してました。
・・・が、脚本がダメダメでした。
そもそも、ワイルド7の良さは
犯罪者殲滅の際のムチャっぷりだと思います。
そのためには、敵は極悪かつ多勢でなければなりません。
なんでしょう、今回のラスボスは。単なる金もうけ程度の小悪党じゃないですか。
しかも警官隊は職務を忠実に守っただけで、敵とは言えないので、
敵は実質1人。
警官を1人も殺さずにあの包囲網をやぶれるわけもなく、
リアリティ皆無だし、結局誰も殺さないワイルドなんて、意味がありません。
TV実写版ですら、時には30分で50人位殺してたんですから、
映画では100人以上ころさなきゃ。
長年のファンとしては、
バイクデザイン含めてコスチュームを変えてしまったのは非常に残念だし、
TV実写版OPの前奏部分だけでも(重厚アレンジで)使ってほしかったと思います。
DVD買っちゃいましたが、第二弾に期待する出来ではありませんでした。
まぁ『ワイルド7』のタイトルがついてりゃ一応買っちゃうでしょーけどね。
ドラゴンさん、私も全くもって同意見です。
私も楽しみにしていて、レビュー書こうと思った内容全て先に書かれてあって
本当に書くこと無いくらい同感で思わず、レスしてしまいました(笑)
原作の銃器へのこだわりや銃撃シーンの迫力は出ていませんでしたね。
やっぱり、コスチュームが残念かな。
脚本さえよければと悔やまれます。