「アクションはなかなかのものだったが」ワイルド7 KGRさんの映画レビュー(感想・評価)
アクションはなかなかのものだったが
瑛太、椎名桔平、宇梶剛士、深田恭子、中井貴一、要潤、本仮屋ユイカ。
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世の中には他人の生命財産を何のためらいもなく踏みにじるどうしようもない凶悪犯が存在する。
末は警視総監と目されるエリートだったが、過激発言で失脚、影の存在となった草波勝警視正(中井貴一)は、自らが組織した7人の「極悪犯退治軍団」に犯人退治を命じる。
それが「ワイルド7」
オリジナルは望月三起也の同名コミック。
TVドラマ、アニメにもなっているが、アニメはかなり設定が違うようだ。
コミックでも殉職、メンバー交代はいろいろあったようで、7人が固定されているわけではない。
本作では、飛葉大陸(瑛太)、セカイ(椎名桔平)、オヤブン(宇梶剛士)、ヘボピー(平山祐介)の役名はコミックの通りだが、パイロウ(丸山隆平)、ソックス(阿部力)、BBQ(松本実)は、映画オリジナルのようだ。
バイク&ガンアクションが中心だったが、バイクには疎いので車種までは見分けられない。
途中で瑛太が乗っていたバイクはCB750と思われる、くらいが関の山。
バイク好きにはいろいろ楽しいのではないだろうか。
ただ、オリジナルの設定はともかく、各員が別々の銃を使うのはどうなのか。
グレネードランチャー、ショットガンなどは別としても、少なくともハンドガンは同じ弾が使えるものが望ましくはないだろうか。
また、ユキがワイルド7を出し抜いて犯人を射殺する設定はやや違和感があるし、カメラアングル的にもわかりにくかった。
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爆破や道路封鎖などロケには苦労したようで、大分や北九州が主だったらしい。
ただし、深田恭子のバイト先になっていたレストランは、東京江東区の夢の島マリーナと思われる。
瑛太が深田恭子を乗せてバイクを止めた場面で左手奥に見えた丸いガラスの建物は夢の島熱帯植物園に見えた。