「旬な若手ふたりの清涼感に支えられたラブコメ」ステイ・フレンズ マスター@だんだんさんの映画レビュー(感想・評価)
旬な若手ふたりの清涼感に支えられたラブコメ
セックスしても男女は友人でいられるか?が視点とはいえ、回り道をしながらもハッピー・エンドで終わる大筋はありふれたラブコメの枠を出ない。
この作品は主役二人のハツラツとした清涼感に支えられている。
とくにエキゾチックな風貌と適度な色気を兼ね備えたミラ・クニスがいい。
デンゼル・ワシントンの「ザ・ウォーカー」でラスト・シーンを颯爽と飾り、ナタリー・ポートマンの「ブラック・スワン」ではポートマンを苦しめる官能的なバレリーナを演じた、あの女優だ。
今作では、天真爛漫ながら芽生える恋心に戸惑う姿を等身大で演じている。それが却って、話を自然で違和感のないものにした。
脇にはジェイミーの母・ローナにパトリシア・クラークソン、ディランの父・ハーパーにリチャード・ジェンキンスを配しソツがない。
むしろ、この二人の方にこそ色気を感じる。
トータルの印象は、ミラ・クニスのプロモーション・ビデオに見えなくもないが、大人の女性を感じさせるパトリシア・クラークソンのオマケがついて、レンタルでDVD/Blu-rayで見るならお得感がある。
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