アントキノイノチのレビュー・感想・評価
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冒頭のシーン、あれはあれで好きです。
いろんな意味で観ててイタい。
時がたっても消えない傷は確かにある。
自分はそれにフタをして おそるおそる歩くけど、この映画では フタをあけてゆっくり噛み砕く。苦しい。
聞いて欲しい人いない。話そうと思う自分にならない。
この映画では2人とも頑張ってる。良い映画だなぁ。
静かで熱い
現代社会の淡白さ、人間関係の希薄さを猛烈に批判していると感じた。
一人一人にはドラマがある。
わたしにも、このレビューを見てくださっているあなたにも。
それを感じられる作品です。
あなたは元気ですか?? そんな風に尋ねたくなります。
最初、岡田将生の綺麗さに感情移入できなかったが、すぐに引き込まれていった。
彼がどうしようもない怒りに叫ぶシーンは鳥肌が立つ。
榮倉奈々の紡ぐ言葉一つ一つは心に響く。
泰造さんも素敵だった!
よくある、静かで淡々と進む、よく分からない邦画だと一見思われてしまいそうですが、私もそう思っていましたが、その考えは簡単に裏切られました。
とても印象的な作品。
ただ残念だったのは、主題歌が軽いと思いました。よって、★−0.5です。
大好きな邦画の1つになりました。
原作を読んでいたからかもしれませんが、初めは原作を思い出しながら本と実写のキャラクターを確認して比較しながら観ていました。
「この映画を作った人は、アントキノイノチをこういう風に捉えて映画を作ったんだなあ」と少し私の捉え方と違ったアントキノイノチ(あくまで少しです)を批評するとかそういうつもりでなく比較しながら観たと言ったのが素直な感想です。
でも岡田くんの演技は本当にすごかったです!あれこそ役者ですね。あんなに素敵な男性があそこまで永島くんになれるものかと驚きました。
この映画が伝えてるものって、とてもシンプルな事なのかもしれないと原作を読んで、映画も観た私は思いました。シンプルで単純な事だけど、実際にそれを感じたり、言葉に出したりする事ってとても難しくて現実味がない。でも何より多くの人が悩んでる事なのかもしれない。
私なりだけど、このお話と向き合って考えついた事です。私たちは1人じゃない、誰かに支えられて生きている。それは1番身近な家族かもしれない、大好きな彼氏かもしれないし、部活の仲間や学校の先生、もしくはTVのアイドルかもしれない。きっと誰かが誰かの心の支えになっていて。その誰かは誰かを支えとして生きている。けれど、自分は1人だと思ってしまった瞬間って、消えてしまいたいと思うほど残酷な瞬間で...。
最後にゆきちゃんが死んでしまったのはショックだったけれど、ゆきちゃんの死が永島くんにとっていつかアントキノイノチとなって生きていく糧になればいいな。永島くん、ずっと応援しています。
遺品整理の描写が良かった
遺品整理の仕事がテーマだったので、普段意識しない「人が死んだ後」について少し考えさせられた。
全体的に描写が雑だったので、ストーリー展開に違和感があったけど、
遺品整理してる時の部屋は臨場感があった。岡田くんとタイゾーの演技も良かった。
最後は、あっけなかったので、強く生きて欲しかった。
うーん…
映画が始まった頃に原作を買った。
原作はとても面白くよく出来てるなあと思った。
だからDVDリリースされるのを楽しみにして、そして観てみると、、
うーん…
なんか原作といろいろ違う…
中学時代ももっといろいろ詳しくあってそこが鍵になるのに、はしょり過ぎてて繋がらなくなっていた。
佐相さん(泰造さん)も社長さんももっとあってほしかった。
結果的に映画は
岡田君の役や榮倉奈々の役が何考えていたのかが理解しがたいものだった。
この映画に期待してうーん…となった人がいるなら原作を是非オススメしたい。
十人十色
普段出来ないような遺品整理業という仕事を通して、他人とは違った経験を見せてくれるというデジタルアーカイブ的な画像の中に先人のメッセージや発言の必要性を気付かせてくれる映画でした。他人の働きと自分の生き方のギャップが、生と死を分けてしまうのでしょうか?
もったいない
タイトル...それ以外に思いつかなかったのか!ってのが第一声。
後半の内容にもそんなに直結しないし他にも映画にぴったりのタイトルあったと思う。
榮倉さんはんー心的障害役をやるほど適役だったとは思わなかった。かわいさ?だけで選んだのではんー他いたような...。童顔でありキャラクター的にかけはなれてると思う。
岡田くんは吃音症役でしたがなかなかの演技でした。しかし,後半治ってきてるというのはどうなんでしょうか?んー甘いってかてきとうですね。英国王のスピーチみて。
原田さんは適役だったとの一言だけです。
余命のスタッフが集まったときいて借りたのですが,ちょっと内容的に薄いですね。オチもオチですし。
染谷くんの演技だけ高評価ですね。
地上波でスペシャルドラマ程度でいい代物と感じました。評価厳しくてすみません。
このタイトルの持つ深い意味
「アノトキノイノチ」→「アントキノイノチ」→「アントニオ猪木」。この連想からコメディーなのかと思いがちだが、本作は命の重さを真摯に捉えた“真面目”な人間ドラマだ。では何故こんなふざけた(失礼)タイトルをつけたのか?それは悩める主人公たちが、一歩前へ進むきっかけとなる重要なシーンで明かされる。それを観たとたん、このタイトルの持つ深い意味を理解し、「してやられた」と思った。
岡田演じる主人公杏平は、高校時代にイジメを受けていた親友が自殺をしたことをきっかけに、今度は自分がイジメられ、そのことからイジメている本人や、見て見ぬふりをしているクラスメイトや教師に殺意を抱き、そのため重度の鬱病にかかった過去を持つ。そんな彼が「遺品整理」という仕事を通じて、再び“死”と向かい合う。世の中まだまだ知らない仕事が沢山ある。「孤独死」も珍しくなくなった高齢社会、遺族の代わりに遺品を整理する仕事があることを初めて知った。ほぼ毎日、彼らは遺品整理に出かける。これほど多くのニーズがあることに軽いショックを受けた。「死」の形も様々なように、その家にある「生きた証」の形も様々。杏平はそこで暮らした人々が、毎日どんな風景を見ていたかを想像して深い悲しみに襲われる。感受性の高い者にはこの仕事は辛い、しかし感受性が高くなければこの仕事は務まらない。「ご供養品」と「ご不要品」の選別は、その人の生活を想像できなければ到底できるものではない。その上、過度の感情移入をせずに、不要な物は不要な物とする冷静な決断力も必要とされる。この難しい仕事を通じて、失われた「アノトキノイノチ」を、受け止め受け入れた上で生きていくことの必要性を知るのだ。
さて、遺品整理の先輩として杏平と共に働く榮倉演じるゆきの存在を忘れてはならない。彼女は、高校時代にレイプされ、妊娠したが流産してしまったトラウマから重度の男性恐怖症に陥っている。彼女もまた、失った子供の「アントキノイノチ」を受け入れられずにいる1人だ。
杏平がゆきに過去を受け入れて前向きに生きることを説くシーンで、前述のタイトルの意味が明らかにされる。「あのときの命って繰り返して言うと、プロレスの人になっちゃうんだよね。」こう言われたゆきは笑顔になり、海に向かって「元気ですかー!!」と叫ぶのだ。真面目なシーンでおチャラけてしまうのは若者の特徴。気恥ずかしさが先に立つのだろう。私はこの杏平の行動を不謹慎とは思わない。肩の力を抜いたコミュニケーションがこの2人には必要だからだ。「あのときの命」が「元気ですかー!」に繋がることの重要性。だが、その重要性は本作を観なければ解らないのがこのタイトルのネックだ。
さて本作は、若い2人が命の重さを真摯に見つめ、前向きに生き始めるというとても良い作品だが、ただ1つ個人的にとても残念に思うことがある。それは、ラストでヒロインを事故で死なせてしまうこと。私は唐突に登場人物が死んでしまう結末にどうしても納得がいかない。人を感動させるには誰かを死なせればいいという安易な考えがあるような気がしてしまうのだ。失った命のためにも自ら精一杯生きようと思い始めたヒロインを死なす必要性をどうしても感じない。もちろん自分が深く関わった人の遺品を整理するというシークエンスが欲しかったのであろうが、主人公は十分死者と向き合っているのだから、ここでもう1度愛する人を失う必要が本当にあったのだろうか?「元気ですかー!」と最後に叫ぶ主人公の姿が痛々しい。
まあそれはさておき本作が、イジメや孤独死、家族の絆の希薄さなど、「遺品整理」を通じて命の重さを問いかける人間ドラマの秀作であることに間違いない。
元気ですかぁ?
映画「アントキノイノチ」(瀬々敬久監督)から。
「命の大切さ・命を繋ぐ」をテーマにした作品として、
「遺品整理専門業」という職業は興味深かったが、
映画「おくりびと」の二番煎じというイメージは拭いきれない。
この映画を思い出すには、単純にこの会話。
あの時の命がなかったら、今の私はないの。
あの時の命が・・私を救ってくれたの。
彼女がそんな想いに沈んでいたら、主人公の彼が突然、
「『あの時の命』って言ってみて」と切り返す。
「アノトキノイノチ」「アントキノイノチ」・・
「プロレスの人になっちゃうんだよねぇ」と笑いながら
「元気ですかぁ?」と海に向かって叫ぶ。
このシーンが印象に残っているから「元気ですかぁ?」と叫ぶと、
「アントニオイノキ」「アントキノイノチ」・・を思い出す。
それにしても、冒頭の岡田将生さんの裸シーン、
どうしても意味がわからない。誰か教えて。
アントキノイノチ
冒頭岡田君が屋根に後ろ姿の裸で座っているのが余計。無駄な裸を強要すべきじゃない。
最後に栄倉奈々が事故死するというのもメチャ安易な結末。そんなにすっきり死ねるもんじゃない。もしか事故にあったとしても、怪我でダメージ受けて苦しむというのが、現実。
「送り人」の成功に乗っかってるというのも、発想がお粗末。
岡田君は買いですが、TV鑑賞で充分かと・・・
予想通り・・・?以上かな?に岡田君が好演。
榮倉奈々ちゃんは可愛いながら、少々鼻につく
TBS絡みの映画って最近なんだか薄っぺらい
尺の長さとあいまってきっと泣かそうと思ってるだろう所も
かえって、う~~~んと思ってしまう。
良かったです。
個人的に若手の役者が出る映画はチャラチャラした甘さを感じてて好きでは無かったんですけど、この作品は違ったと思います。思春期に経験したトラウマを深く痛々しく演じた岡田さん、栄倉さん良かったです。泰造さんもナイスなアクセントつけてたと思います。
エンディングノートを書こうと思いました
杏平くんとゆきちゃんのドキュメンタリーを見ているようで、作品の中にすっと入り込めました。
ゆきちゃんの死は辛かったです。
杏平くんがゆきちゃんの部屋に入った時点で、涙がダーッと溢れました。
杏平くんと二人で歩いていくというラストにして欲しかったので、評価は満点に一歩及ばずの4.0です。
内容とは無関係ですが、
自分に万が一のことがあった時のために、エンディングノートを書いておかなければと思いました。
自分では供養して欲しい物でも、「ご不要」にされては困りますので…。
アントキモ、コントキモ。
さだまさし原作の映画化作品はどれも素晴らしく、
個人的に好きなものが多かったので、今作にも期待していた。
今回も原作は読んでいなかった。
原作との違いを分からない状態で観たせいかやや分かり辛く、
また、なぜ?という点が多かったのは確か。
しかし若手俳優たちの熱のこもった演技は素晴らしく、
特に主人公を演じた岡田将生のヒリヒリとするような繊細な
演技には恐れ入った。榮倉奈々と合わせて心に痛みが走る。
だけど。。。
実は鑑賞後に、とあるブロガーさんの感想を読んでしまった。
原作との違いをこれまた実に繊細な言葉で紡いでいる感想に、
読んでいて思わず涙がポロポロとこぼれてしまった。
あ~そうか。作者が描きたかったのは、そのアントキノイノチだ。
奪わずに済んだアントキノイノチが、イマノイノチを育んでいる。
さすがやるなーさだまさし。やっぱりいい話を書いているようだ。
ラストの「死」が賛否を呼んでいるが、確かにあの描き方は唐突。
ここまで不幸を背負いこんできた二人にあんまりな結末である。
「遺品整理業」に携わる主人公にある遺品を見せたかった、という
その場面を描きたいがために付け足したような印象が残る。
是非とも二人には幸せな人生を歩んで貰いたいと思うのは当然。
そこをひっくり返して想い出に浸るには早すぎるラストである。
そしてもう一つ不満が残るのが松井の人物描写。
原作は(まるで)極悪人と描かれているようだが^^;確かにそれなら
分かり易い。映像で観る限り彼が中途半端な「悪」で(確かにいるが)
永島の心の境地が伝わってこないのだ。殺したいほど憎い、と思う
「悪」なら徹底的に描かなければ主人公の行動のナゼが伝わらない。
なのでそれほど憎んだ「悪」の現在、そこを描いた原作には拍手だ。
命の同等や尊さは、個人的な恨みに関係なく紡がれていくのが常。
どんなに残酷でも未来ある命には須らく賛辞を贈るべきなのである。
松井を演じた松阪くんも上手かった。…だけに少し残念。
クーパーズの佐相さん(原田泰造)は実在する人だった。
撮影に入る前に遺品整理の仕事を体験する出演者達をTVで観た。
こういった仕事が増えるのは確かに孤独社会のなせる技かも。
「おくりびと」で描かれた納棺師もそうだったが、古い話を聞くと
ああいった仕事は昔は家族でやったこと。遺品整理もそうだろう。
身内が亡くなり辛いのは当然。遺体に触れるのも遺品を整理するのも
確かに辛いのは分かる。だけどそれをできる家族がいるのにしない、
やって貰えない死者の方がもっと辛くないか。いい想い出も悪い
想い出もその人の人生がそこにある。どんなに憎んでも家族という
絆は消えない。壇れいが泣きながら読む手紙がそれを象徴している。
消えてしまったアントキノイノチも、
輝き続けるイマノイノチも、大切に掬いあげる作品であって欲しい。
(山木くんとゆきは「東京公園」で共演。染谷将太はこういう役多いな^^;)
ラストシーンは必然か?
さだまさしさんの原作を読んでいたのと、モントリーオール映画祭で賞を取った事もあり期待して見に行きました。確かに遺品整理という、現代の孤立社会では必要な業種かと思いました。私ごとですが、知り合いの短歌の先生が亡くなり、後を追うように後妻さんも亡くなったら、後妻さんの娘さんが歌集から仏壇まで整理したと聞き悲しい気持ちになりました。でも映画を見る中では捨てるものと遺品に分けていたので大切な仕事のように思えました。岡田さんと榮倉さんの悲しい過去を二人が出会う事で生きる気持ちに変えていく素晴らしい映画ですが、榮倉さんが亡くなるのは必然だったでしょうか?確かに映画としては涙を誘うとおもいますが、私は原作通りハッピーエンドにしてもらいたかった。
告白とおくりびと混ぜてカルピスで割った感じ
表題で全部伝えた気が…。もっと良い映画になったのに惜しいなあ。
セカチューの要素も?主役の二人良い演技してたけどなあ。脇役陣も良かったし、勿体無いなあ。この作りだったら素直に終わらせて欲しかったよ。ラストのエピソードは不要だなあ。気持ち良く予定調和でハッピーエンドで良い映画だったのに。
若手俳優の頑張りが爽やかで元気になる心優しい、秀作!
さだまさしと言えば、先ず頭に思い浮かぶのはあの『精霊流し』の歌声とヴァイオリン!
うん~古いな自分。彼の才能は歌に始まり映画では音楽を担当もするし、歌も唄えて演技もこなし、果ては本も書いてしまうと言う才能のパレード。色々な方向から映画を知り尽くしている彼が描ガき出した次なる作品とはどんなものかと期待で胸が膨らむ。
文句無く、日本社会の現在の暗部を削ぎ出して、人の生命の重さを真正面から訴える素晴らしいテーマを持つこの作品は、否でも観る者に 生命、いじめ、孤独死、家族、無関心、などなど多数の事柄についての問題の重要性を突き付ける。
個人的に物凄くこう言うテーマの作品は大好きな部類である。
ファーストシーンからインパクトのあるハサミが突き立てられたアップからいきなり屋根の上の岡田間将生の裸、さすが瀬々敬久監督だと思った。好調な滑り出しで始まり2時間を超える長尺で有りながらも、ぐんぐんと観る者の目を引っ張っていく。
しかしその魅力と言えばもう岡田将生の芝居に寄るところが非常に大きいと思うし、彼がこう言う芝居もするのかと、正直驚いた!高評価ではあるが私の大嫌い『告白』や『悪人』『僕の初恋~』などなど常に違う顔を覗かせてくれる若きチャレンジャー俳優であるが、今回の彼は繊細な青年の気持ちを本当に見事に演じていて良かったと思うのだ。お相手の榮倉奈々も負けずに熱演していた。そして染谷将太の存在も忘れ難い。『パンドラの匣』は太宰治のあの独特な世界観を見事に映し出してくれた作品で個人的にとてもお気に入りの作品でこの俳優も今後を期待しているのであった!
この『アントキノイノチ』は若手俳優陣の命の力と努力のパワーの成果が大きく画面に溢れ出した素晴らしい作品でこの作品は大好きな映画の1本となった!
一人でも多くの人に観て貰いたい作品として薦めたい!
私は日常、介護の仕事をしているのだが、かつて同僚に自殺未遂の体験を経て介護の道へと進んで来た人を実際に知る私には、生命や人の尊厳について考え抜いた人間が最終的に目指す職業として、介護と言う世界に行き着くのも実感を持ってリアルな事だと思う。
様々な辛い経験を経た若者達が就いた職業が遺品整理業で、そこで嫌と言う程多くの人の死後、遺した物を垣間見る事で人が生きている意味や、生命の重さについてとことん考え抜いて行く過程を経て、最後には自分の未来を信じる力を取り戻して生きる力を得てゆく姿は、本当に肩の荷がスぅっと降りたように安心感を憶え、爽やかな希望を観客の私達に提供してくれると思う。
「人は一人で死んでゆく」と言うセリフがあるが、同時に「人は多く人間の手を借りながら、一人産道を通り抜けてこの世に誕生する」と私は思うし、人はその生涯では大勢の人と関わり、その中で、生きる事の不安感や、困難な事を誰もが体験する。そんな彼の心情を初めの屋根の上の永島君の裸が物語る。だけれどそれ故に生きていくことは、生かされている事に気づいてゆく旅ではないのだろうか?、人々の繋がりの中で活かされている事を思いっきり体験する事こそが、生きることなのだとこの映画を観ると更に思う。
しかし欲を言うならこの映画の最後の15分は不要だと思う。原作を読んでいない私にはこ作品のラスト15分程が文学的にどれ程重要であり、必要不可欠なのかは判断が出来ないが、この映画の評価を4か4.5にしようかなと迷って観ていたが、あの余計なシーンがあったので残念だが評価は2にさせて貰う事にした。過ぎたるは及ばざるがごとし、余韻を残して終わらせて欲しかった。
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