劇場公開日 2011年6月25日

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「宝塚な歌舞伎」ゲキ×シネ「薔薇とサムライ」 ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0宝塚な歌舞伎

2020年6月28日
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鑑賞方法:映画館

ゲキ×シネ最新作『けむりの軍団』公開記念セレクション上映、「五右衛門シリーズ」2作め鑑賞。2010年上演。

天海祐希さまを堪能する作品である(断言)。海賊のワイルドルック、ゴージャスドレス、男装の麗人、ベルばら、すべてがおステキ。そして、身のこなしがスマート。座る時の足の置き方でさえ、計算されている。姉御〜惚れてまうわ。

マントおたくとしては、今作のマントマンが誰か気になるが、一応、山本太郎だった。しかし、素材が張りのある布地なので、裾がふわっとたなびかない。動いた人の後を追うような形が好みなので、これは自分の好みと違う。マントではないが、女優陣のドレスの裾が揺れてたので、こちらで良しとする。山本太郎が役者をやるのは、この先1〜2年くらいまでかな。なんか懐かしい感じがする。

浦井健治、甘いテノールでさわやか好青年。神田沙也加、かわいい役だけど、それだけでなくしぶとさも出ていて、この濃いメンツにおけるアイドル的存在。橋本じゅん…変態チックな役は、彼以外ありえない。高田聖子、悪役いいね〜、目ヂカラあるね〜。粟根まこと、河野まさと、双方はまり役。やっぱり裏切りは、物語に欠けてはならぬ要素である! 森奈みはるは初めて見たが、宝塚出身なのか。天海祐希とは組が違うけど、同年代、娘役でしたか。道理でとても安定感があった。

第1作の五右衛門ロックでは南の島に漂流した石川五右衛門、2作目はヨーロッパ、さて次はどこへ行くのか。古田新太は見た目全然カッコよくないけど、ダンスも立ち回りも上手くて、ほんとに器用な人だと思う。テレビでも存在感があるが、やはり舞台でこそ真価を発揮すると見ていて実感する。

2021.12.19追記
神田沙也加さんの訃報に衝撃
私は彼女が生まれた時から知ってる。まだ若いのに…。
才能ある舞台人がまた逝ってしまった。何という損失だろうか。

ぷにゃぷにゃ