劇場公開日 2011年7月23日

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「GOGO夕張法」ヘルドライバー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0GOGO夕張法

2022年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 エログロナンセンス(いつの言葉?)ってな感じのノンストップアクション・ゾンビ映画。途中だれてくるけど、終わりが良ければ問題なし。とにかく奇抜なゾンビの造形と、アイデア豊富な映像に脱帽です。

 ゾンビの定義も絶妙であり、宇宙から飛来した何かによってキカの母親に取り憑いたのが原因で、黒い霧が発生して北海道・東北を中心にゾンビ化が進んだ。ゾンビは人を喰うだけで、噛まれたからといって感染しないみたい。造形は額にツノが生えていてわかりやすいし、そのツノからは麻薬性の物質が作られるので無闇に捕獲してはならないとのことだ。

 井口昇もゲスト参加しているし、基本的には『片腕マシンガール』のノリだけど、出演者にはAV女優が多いのにセクシーさが足りなかった気がする。主人公の原裕美子がもうちょっと可愛ければ良かったかな・・・ナナシの妹マアヤ(早乙女ルイ)がおっぱい喰われて可哀想すぎた。

 印象に残るのは西部劇風の波岡一喜、花魁ゾンビ役の穂花、早々と退場した宮下ともみ、感染者を守る会会長の津田寛治、人工心臓のハイパーポリス斎藤工などなど、とにかくこの手の映画にしては時間が長いのが残念だったけど、宇宙空間映像に癒やされた。

kossy