劇場公開日 2011年6月11日

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「X−MENがますます好きになった」X-MEN:ファースト・ジェネレーション 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5X−MENがますます好きになった

2011年11月13日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

超面白かった。

「X−MEN」の醍醐味は、前三部作の豪華キャストに有り、と思っていたのだが、前三部作がチープなB級に思えるくらい(失礼!)、面白かった。

キャストの顔触れはあっちだが、それ以外の全てはこっちの勝利でしょう!

ストーリーが実に充実している。
ミュータントたちのSFストーリーと、若者たちの青春ストーリーが見事に融合。
そこに、X−MEN誕生秘話や前三部作へのリンクが織り込まれ、楽しさ倍増。

登場人物たちの描かれ方も実に丁寧。
本作の一番の見所は何と言っても、プロフェッサーXとマグニートーはいかにして決別したか。
その二人の出会いから決別まで、とてもしっかり描かれていた。
特に、マグニートー役のマイケル・ファスベンダーの、内に潜む悪の演技にはしびれるものがあった。
ミスティークやビーストたちの、知られざる過去も興味津々。(まさかミスティークは最初、プロフェッサーX側だったとは!)
シリーズではお馴染みの、あの爪が伸びるミュータントの登場も憎い演出。

VFXも前三部作から格段に進歩し、ラストシーンは圧巻の一言。
劇場で見たかった!

「キック・アス」もそうだが、マシュー・ボーンは映画好きのツボをよく心得ている。

映画の面白さを詰め込んだ濃密なエンターテイメント、これだけ描ききれば、続編を作る隙も無いだろうが、もしあるならば、是非見たい!

近大