「昔のミュータントが凄かった?」X-MEN:ファースト・ジェネレーション Blueさんの映画レビュー(感想・評価)
昔のミュータントが凄かった?
1960年代にさかのぼって、チャールズとエリックが プロフェッサーXとマグニートになるまでを描いた 同作品。 仕上がりがよすぎて、そして あまりにも新鮮で「昔のミュータントのほうが 凄い」と感じてしまったのは 私だけでしょうか? 50年後にチャールズがツルツル頭になると考えると 切なくなりますが、ジェームズ・マカヴォイを起用したのは 大正解だったと思います。 もう(ナルニアの)タムナスさんをすっかり卒業して 演技派俳優の風格さえ 感じます。 先日観たTVドラマの 『バンド・オブ・ブラザーズ』にもチョイ役で出演していて、なかなか印象に残る演技 でした。
エリックを演じた マイケル・ファスベンダーも、冷たい演技が 光ってました。 優しさが残る心と、冷血な部分との切り替えが ビミョーでしたが 他のメンバーにも スポットライトを当てないといけないのでね、これくらいで 納得。
その他の皆さんも よい演技がたくさん見れて、大満足の内容。 …あれ、なんで大○役者を?と 訝しいジャヌアリー・ジョーンズ。 あぁ、なんだ 無表情でスタイルよければって役どころなんだ。。 『アンノウン』の時と 一寸も変わらない演技にシラケつつ、まあ作品を壊さなければいいやってことで こちらも納得。 なぜ『サロゲート』に起用されなかったんだろう。。(笑)
ここも 触れておこう、『フットルース』のイケメンぶりが遠い記憶に流されそうな ケビン・ベーコン。 あの変なヘルメットをすると ブタ鼻がますます強調されて ちょっと笑いそうになりました。 悪役 上等、ドイツ語も グッド。
切って貼ったような オマケのウルヴァリンも、かなり笑えました。
とにかくこの作品は 良かった! さて、この次の『Xメン』(のミュータントたち)は どのレベルで魅せてくれるのだろう。 この作品で、かなりハードルを上げられちゃった感じです。
P.S. 最後に イケメン・チェック!! アレックスを演じた ルーカス・ティル。 口数すくない、ニヒルな感じの彼。 口は悪いけど、仲間思いってところが またキュートでした☆ 『世界侵略:ロサンゼルス決戦』で 一番コワイ思いをしている(と思う)役どころ。これからが楽しみな 俳優さんです。