ロシアン・ルーレット(2010)のレビュー・感想・評価
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ルーレットの旅・・・
“13”という番号を与えられたヴィンス(ライリー)は嫌々ながらそのロシアン・ルーレットに参加する。最初は17人の男たちが輪になって、前の男に銃口を向ける。弾は1発。あっという間に何人かが死に、第2のゲームへと進む。弾は2発だ。ヴィンスの後ろの男の弾倉には弾が入っていたのだが、撃つ前に死んでいた・・・そして第3のゲーム。弾は3発だ。ヴィンスを含めて命が助かった男は5人となった。
休憩中、ナンバー17のパトリック(ローク)はとにかく逃がしてくれとディーラーに交渉するが、金を持ってるのかどうかわからないと断られる。パトリックはメキシコで銀行強盗をして金ならあると強弁を取るのだが無視される。ディーラーのジャスパー(ステイサム)は病気の兄ロナルド(レイ・ウィンストン)をプレーヤー“6”として参加させていたが、過去に3度の優勝経験があるという強運の男だ。
5人のうち2人が決闘という形で闘わされる。13と6が選ばれた。弾は3発。最初は両者とも不発。次は弾が4発。結果は13の勝ち。優勝者としてヴィンスは185万ドルを手に入れたのだった。帰り道、警察組織の謎の男に尋問されるも、なんとか振り切り、カバンに入っていた現金をそのまま自宅に郵送する。そして、電車に乗った直後、ヴィンスはジャスパーに撃ち殺されてしまうのだ。カバンを奪われて・・・
何という後味の悪い映画。勝ったのもつかの間の喜び。何とか自宅には無事に届いていてほしいものだ。オリジナルは『13/ザメッティ』(2005)。
ほぼ備忘録
命をかける緊張感
正直な話、ゲーム中よりゲーム後の方が緊張感あったと思うわ。
ライヤーゲームみたいな戦略性のない、ただの運ゲー。主人公が生き残るのは必然的だから面白味にかけるかな。
お金をゴミ収集車に持ってかれて、あんだけ命をかけたのに何も変わらない日常に戻るって結末と、ジェイソン・ステイサムに仇討ちされる結末を予想してたけど
王道の後者だったか。
とりあえず家族にお金を送れて良かったね。
白黒だったらもっと怖かったかも。
リメイク作品と知りつつ初鑑賞。ストーリーは至ってシンプルだが、かなりドキドキする。だが、救いようのない結末には心が折れそう。あえて白黒映画にしたら、かえって臨場感があって怖さがましたかも。オリジナルの作品も気になった。
パケ詐欺ハゲ
以前オリジナル版を観た時に思ったのは、ロシアン・ルーレットだけで映画を作ろうというコンセプトは面白いのだが、途中からダレてくるなぁ〜て感じでした。
このゲームは戦略的要素が無いから、2回戦3回戦と進んで弾が増えても、やってる事は同じで運に任せるだけなので、最初の緊張感が持続できないんですよ。
監督はそれを知ってか、ミッキー・ロークというオリジナルには無いキャラクターを入れたのだが、彼のエピソード浮いちゃってますね。
出場者にレイ・ウィンストン、ミッキー・ローク、そして主役も終盤まで死なないであろう事は容易に想像できてしまうので、ミッキー・ロークあたりを殺しちゃったほうが面白かったかも。
主役のサム・ライリーの演技は、会場に着くまでの不安、着いてからの後悔、ゲームが始まってからの恐怖が、こちらにも伝わってきて非常に良かったです。
ゲームで運を使い果たしてしまったかのような、駅からの不運は可哀想だが、映画としては面白い。
もっと良かったのが、進行役のマイケル・シャノン。
彼の異様なハイテンション演技が、会場とゲームのイカレ具合をよく表現していたと思います。
そして最後に、ジェイソン・ステイサムがDVDのパッケージに1番でかく載っていますが、彼は主役じゃなく、ただのクソ野郎の脇役ですから(笑)
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