ロシアン・ルーレット(2010)のレビュー・感想・評価
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ベネチアやサンダンスなど各地の映画祭で話題となった「13 ザメッテ...
ベネチアやサンダンスなど各地の映画祭で話題となった「13 ザメッティ」(2005)のゲラ・バブルアニ監督が、同作をアメリカでセルフリメイク。病気の父を抱えながら家族を養う貧しい青年ビンス、囚人のパトリック、死にひんした兄を連れ出したナゾの男ロナルドらは、それぞれ導かれるようにある館にたどり着く。そこでは17人の男たちの命をかけた集団ロシアン・ルーレットが行われており、勝率1%だが勝てば100万ドルが得られるゲームに挑むプレイヤーたちの緊張と、彼らの命にばく大な金をかけるギャンブラーたちの欲望が渦巻いていた……。
ロシアン・ルーレット(2010)
2010/アメリカ
配給:プレシディオ
世の中で本当にやってそう・・・
早撃ちも重要!?
思いのほか悪くはなかった、けどジェイソン・ステイサムの役どころは微妙だったかな
オリジナル版を見てないからか、緊張感たっぷりな展開にそれなりにドキドキしつつ、まずまずは楽しめました。
いろいろと惜しいなと思った点も多々ありましたが、個人的には世間の評価ほど悪くはなかったと思いましたよ。
まあどうしても役者である程度生き残りそうな人物が想定できちゃうのはマイナス要素でしたが、勝率1%(ホント?)の生死を懸けたロシアン・ルーレットは、かなり胸糞悪いゲームでしたけど、分かっていてもドキドキしちゃいましたね。
いくら大金が貰えるとしても、もし明日死ぬ可能性があるとしても、やはりこのゲームには参加したくないなぁ・・・。
ただこのゲーム、結構アバウトなところもあって、突っ込みどころは満載でしたね。
「ウチのは経験がないから勝てないよ」的な台詞が劇中にありましたが、見終わってみると、運と度胸以外勝つ為の要素はほぼ無かった印象なんですけど!
駆け引き要素があればまたもっと盛り上がったはずなんですけどね、ホント運だけなんで、画的には相当地味でしたねぇ。
あと残り5人からラストマッチに向かうまでの展開が、何か拍子抜け・・・正直もう一工夫欲しかったです。
でも、主人公ヴィンスを演じたサム・ライリーがとても良かったですね!
こんなゲームだとは一人だけ知らずに参加したことから、ゲーム序盤はブルブル震えてオドオド状態でしたけど、開き直った後半の表情は全然違っていて、成長とはまた違う人間の開き直り力を見た気がしました。
しかし金持ちが貧乏人を駒にして、人の命なんて何とも思わずにギャンブルする様子は、本当に胸糞悪い、やっぱり世の中金ってことなんですかねぇ・・・貧乏は辛いなぁ。
それからゲーム後の逃亡劇も、世間の評判はイマイチなようですが、私は嫌いじゃなかったです。
若干ロシアン・ルーレット自体が消化不良なところもありましたから、これで合わせ技一本的な。
何の見せ場もなかったジェイソン・ステイサムにも、一応見せ場が来ましたしね(笑)
しかし全体的には悪役ジェイソンは不発だったかな、ミッキー・ロークや50セントも意味なしな役どころだったし、ビッグネームはゲスト扱いな感じで、客寄せパンダだったのはちょっと勿体無かったなと。
とりあえず、ジェイソンに帽子は似合わない、禿げてこそジェイソンってことはよ~く分かりました。
金か命か
大金目当てにある館に集まった17人の男たち。
そこで、命懸けの集団ロシアン・ルーレットが始まる…。
グルジア出身の新鋭ゲラ・バブルアニが、自作をハリウッドでリメイク。
オリジナルは未見だが、ロシアン・ルーレットのシーンの緊迫感はなかなかのもの。
金欲しさに命を懸ける貧困者たち、それを見せ物にする金持ちたち、金に踊らされる姿が生々しい。
金は人を裕福にする反面、人生を破滅させる。
確かに金は欲しいが、それでもこんなゲームには参加したくない。金より命が惜しいので。
ロシアン・ルーレット以外のシーンは少々間延び。
前半はゲームに参加する男たちのドラマが交錯し、ゲームが終わり大金を手に入れた主人公の顛末が描かれるが、ロシアン・ルーレットのシーンを大半に占めたシチュエーション・スリラーにした方が良かったのでは?…と正直思ってしまった。
せっかくジェイソン・ステイサムやミッキー・ロークが出演していながら勿体無い。
ステイサムに至ってはアクション・シーンもナシ。まあ、彼主演のアクション映画でないのだから当たり前だけど。
ドキドキの緊張感を味わっただけでも良しとしよう。
おもしろくありません。
喰うか、喰われるか
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