劇場公開日 2011年5月7日

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「直球スプラッタ」共喰山 MASERATIさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0直球スプラッタ

2020年1月10日
Androidアプリから投稿

カンガルーも喰う!
という予告編で心を奪われた本作だが、決してコメディではなくド直球のスプラッタホラーである。観賞後の爽快感は「ピラニア3D」に続き抜群に高い。
頭を空にして楽しむ映画…この表現がピタリと当てはまる作品だ。

見ず知らずの人間が怪物になって襲い来るのであれば、容赦なく反撃できるが、壁画調査(遊び8割)に来た仲間が怪物となってしまう本作、友人や恋人を殺すか、逆に殺されるかの葛藤などもそれなりに描けており、一応ストーリー性も破綻していない。この破綻しがちな設定で良く描けていると思う。少々細かい説明が無くて唐突な印象を受けるが、この手のB級スプラッタならば許容範囲ととらえるべきだろうか。

グロありエロありの典型的なタイプだが、名も知らぬ俳優陣が迫真の演技で怪物になりきっており、その方向から楽しむのも良い。ゾンビに飽きたホラー好きにぜひ。

Mina