共喰山のレビュー・感想・評価
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直球スプラッタ
カンガルーも喰う!
という予告編で心を奪われた本作だが、決してコメディではなくド直球のスプラッタホラーである。観賞後の爽快感は「ピラニア3D」に続き抜群に高い。
頭を空にして楽しむ映画…この表現がピタリと当てはまる作品だ。
見ず知らずの人間が怪物になって襲い来るのであれば、容赦なく反撃できるが、壁画調査(遊び8割)に来た仲間が怪物となってしまう本作、友人や恋人を殺すか、逆に殺されるかの葛藤などもそれなりに描けており、一応ストーリー性も破綻していない。この破綻しがちな設定で良く描けていると思う。少々細かい説明が無くて唐突な印象を受けるが、この手のB級スプラッタならば許容範囲ととらえるべきだろうか。
グロありエロありの典型的なタイプだが、名も知らぬ俳優陣が迫真の演技で怪物になりきっており、その方向から楽しむのも良い。ゾンビに飽きたホラー好きにぜひ。
観始めるとかなりハマる
古代壁画の探索に来た男女6人が恐怖に見舞われるという話。その中の一人であるメルという女性が沼で全裸で泳いでいると、突如として牙の鋭く尖った食人鬼へと豹変し、仲間を次々と襲っていく…ゾンビ物とは若干異なるスプラッタムービーです。
もう一人の男性も怪物になりますが、咬傷による感染ではなく別の原因の伏線も描かれています。
本作、意外にもテンポが良く、最後までじっくりと観ることが出来ます。ただ単に狂ってしまった仲間を退治したりする映画ではなく、狂った仲間を捕獲するのか、あるいは殺すのか、捕獲すれば彼女らの命は守れるが、自分達の命が危ない。かと言って簡単に仲間を殺せはしない。この様に、人間性や生存本能の葛藤なども描かれている映画で、好印象を受けました。
食人鬼メルを演じたクリュー・ボイランの怪演も素晴らしく、とても記憶に残ると思います。
「死霊のはらわた」などの過去のスプラッタ&ゲテモノホラーのオマージュも感じられ、マニアには持ってこいの作品だと思いました。
またもや設定がね~。
確かに特殊メイクと演技はかなり良かったけど所々の設定が下手過ぎてマイナス要素の方が大きいかな。元々最初設定が若い男女グループってのがベター中のベターだが今の環境でそれやるか~?って場面が多すぎ。唯一の武器の斤をいとも簡単に落とすし(笑)食人鬼に噛まれても食人鬼にならないのにある池に入るだけで食人鬼になるのはちょっと迫力不足かな。ゾンビ慣れしてるからかな?(笑)
男女差別じゃないけどこう言うスプラッター物って女性1人が生き残る設定ってなぜかパンチが無いから飽きてくる。特殊メイクや場所が山ってのが魅力的だったけど設定が全部台無しになっちゃった映画かな~。
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