天地明察のレビュー・感想・評価
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平凡な話
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江戸時代に暦が古くなり、毎年少しずつ時間がズレて来た。
岡田が中国の暦を研究し、真の意味で正しい暦を導き出す。
でも保守的な公家の影響で、天皇はそれを却下。
しかし岡田は天下の人々の前で日食を予測する。
公家は、その通りにならなければ腹を切れと言う。
予定の日時に日食が起こらず、切腹しようとしたら、日食起こる。
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歴史をもとにした作品らしい。
結構長いし、結末が読めるし、あんまりおもしろくなかった。
そういやこの映画が原因であおいが離婚したな、くらいの感想。
日本の暦って江戸時代に作られたのね
暦は綿密な天体観測で、カナリの年月を経て完成する様は凄いの一言。公家と武家の戦いとか煩わしい限りですね。
暦について
改暦のおはなし。公家の汚いところに切り込んでいく。
関考知役の市川猿之助、数学バカって感じをすごく上手に演じていて良い。
手を切るシーンがあります。見れない。
ストーリー 89点
配役 80点
音楽・映像 80点
全体 87点
星を観るのが好きな青年。
大和暦を作った人物。今の暦の創設者
算術が好きな算哲役を岡田准一。岡田の演技が素晴らしい。月と陽の細かな観測や小さな誤差まで計算し困難を乗り越え命をかけてこの大和暦を作り上げる。
江戸時代。今の様なデータが無い中、暦を作り上げることは大変な苦労を伴う事だったと思う。妻えんの役を宮崎あおいが演じている。
算哲は妻の助けもありこのような偉業を成し遂げることが出来た。
岡田准一と宮崎あおいの二人。夫婦役として素敵でした
強い信念の挑戦!
DVDで鑑賞。
原作は未読です。
常識をぶち破るような、前代未聞の挑戦を描く物語は、どうしたって心揺さぶられるもの。本作もとても熱かったです。
ズレ始めた中国の暦に替わり、日本独自の暦をつくらんと奮闘する安井算哲。その道のりは、決して平坦では無く…
様々な中傷や権力の妨害に屈すること無く、強い信念を胸に挑戦し続けた算哲の姿に、とても感動させられました。
※修正(2022/09/09)
素敵な夫婦
岡田君見たさでみた。
普通によかった。
物語は派手さにかけるけど、俳優陣がすごくて
飽きることなく最後まで見ることができた。
北極星の観測・算術・囲碁など暦を作る上でいろんなものが影響してて…
問題を絵馬?のようなもので解きあうのがおもしろかった。
赤ペン先生みたいな(違う)
なんせ岡田君とあおいちゃんが本当によかった。
「私より先に死なないでください」って言い合うシーンが
背景にいろいろおこっただけにぐっときました。
昔の人はすごかったんだなあとただただ思う。
すごく期待して観たからか…
すこし長く感じてしまった、というのも、私のような無知な者、この映画鑑賞にあたっては予習が必要だな!と感じました。
もぉ少し、お江戸及び暦の歴史のこと、というか蝕って?!何が悪い?!みたいな予習をしておけば味わい深かったろうに…ひとえに私の知識不足であるだけなのですが、分野に明るくないため戸惑ってしまった部分も然り。
生きること、夢破れとも諦めないこと、それと現代における女性活躍って意味でも反省しつつ観る価値はあったなぁと思いました。
期待しすぎた。
北極星の観測・算術・囲碁など暦を作る上でいろんなものが影響してるって所は興味深いんだけど、その描写がありすぎて、ごちゃごちゃ感があったような。
普通におもしろかったと思うんだけど、なんかスッキリしない感じが。
2人で「私より先に死なないでください。」って言う所、周囲の人の死やお互いの想う感じがあって、グッときた。
好きな監督さんだし、キャストも豪華✨
だから、期待しすぎたのでしょうね。
天下泰平とは、新しい息吹きを消すことだ
映画「天地明察」(滝田洋二郎監督)から。
久しぶりにスケールの大きい、そしてワクワクする映画だった。
20年以上の歳月をかけて、日本独自の太陰暦を作り上げていく様子、
そして、江戸時代前期の町民たち様子が活き活きと伝わってきた。
乱世の時代が終わり、まさしく「天下泰平」を楽しんでいるが、
その「天下泰平」にこそ、危機感を感じている表現が気に入った。
作品からメモした原文は、もう少し長い。
「天下泰平とは、戦う気概を忘れさせ、
ぬくぬくとした暮らしに埋もれ、羽ばたく意欲を奪うものでもある。
すなわち、新しい息吹きを消すことだ」
そして「このままでは、この大和は滅んでしまうのう」
平和は決して悪いことではないが、世の中の何かを変えようとか、
新しいことに対する挑戦などは、保守的な人たちによって消されてしまう。
これはいつの世でも同じことであろう。
「現状に満足した時点で成長は止まる」そんな言葉が頭に浮かんだ。
いろいろな場面で、その視点を持ち続け、若い人たちの新しい息吹きを
我々の世代が消さぬようにしなければ・・・。
P.S.
江戸が、こんなに算術・天文学が盛んだったなんて驚きだなぁ。
しかし、ここでも「会津藩」が大活躍。人材豊富な地だったに違いない。
原作好きにはお勧めしないかな
なんだかなあ、な出来。感想の第一声はこれです。
正直、映画化の情報を見た時から不安は感じていました。
算哲と個人的に陰の主役だと思っている本因坊が両方ジャニーズ枠、しかもあらすじと人物紹介から察するに、えんと算哲の関係が単純化されている気配…いやいやまさか――と。
で、実際に見て不安は的中、どころか予想の右斜め上を行かれてしまいました。
黒ずくめ集団とかいらないから、と言うか、会津公水戸公そろって大規模襲撃を察知できないとかないっすよ、ほんと。
本因坊の碁へのまっすぐな情熱や、それに比して自分にそこまでの情熱がないことでどこか引け目を感じる算哲の関係性、愛する人に先立たれる辛さから「自分より早く死なないでほしい」そう口にする算哲の胸中もさっぱり見えません。
だってカットされてるから、そこに至る場面とか伏線とか。
限られた時間にまとめなきゃいけないから仕方ないにしても、せめて算哲が最初の妻に先立たれて身も世もなく落ち込んでいる描写くらいは入れてほしかった。
でないと先述のセリフがあまりに唐突過ぎて、心の動きがさっぱりつかめないと思います。
その他にも中途半端な改変で全体的に流れが不自然だったと思います。
結論:面白さを削って内容を分かりやすくした天地明察の入門編が映画版である
オタク明快。
原作はもちろん読んでいない、天文学にも興味がない、疎い、
算術?…いやはや、昔から理数系が大嫌い、ときている自分。
これだけ無知な人間が観ても理解できる作品なんだろうかと
思いつつ、でも主役がジャニーズだし、監督・滝田洋二郎だし、
まぁ大丈夫だろうと踏んだら本当に大丈夫だった(いやはや^^;)
原作はこれほど現代エンターテインメント化してないそうだが、
(そりゃそうだよね)実在した初代天文方の半生と長い道のりを、
楽しく勉強しながら観せてくれたと思う。映画興収も、ご明察。
碁打ちの名家に生まれながら、星と算術にオタク度を発揮する
どうしようもない主人公には冒頭から笑みが零れる。
好きで好きで仕方ない興味には、持って生まれた家系以前に
嵌るだけの要素があるってことなのね。分かるー!とかいって。
しかしそれを基に改暦まで成し遂げてしまう執念には恐れ入る。
彼が存在しなかったら(偉大なる関孝和さんがいましたけれども)
これだけの大事業は成功しなかったかもしれない。何しろ朝廷に
二度も撥ねつけられ(汗)、それでもめげずに上表したんだものね。
元々頭も宜しかったでしょうけれど、オタク精神も負けちゃいない。
こういう不屈の精神モノって、けっこう好きなのだ。
しかしこれだけ長い年月、彼を支えてきた人物達の功績も大きい。
妻・えん(宮崎あおい)は、よく耐えたなぁ~支えたなぁ~と感動し、
関さん、保科さん、建部さん、伊藤さん、そして光圀公、…とまぁ、
演じたキャストもスゴイけど^^;後ろ盾がタダモノではないのよね。
これだけ推してもらったら何が何でも!の心意気は高まるだろう。
失敗して腐っても、またやり直して取り組んでいく春海(算哲)には
観ている方も(長い上映時間にも)頑張れ~!としかいえなかった。
やたら現代風の味付けをしている部分も多いのだろうと思うが、
総じて最後まで楽しめる青春娯楽時代劇だった。
実はあれほど日本中が騒然となった「金環日食」も見ていない私が
(TVでは何度も見たけど)、今作では「食」を何度も見ることができた。
これだけ見れたから由とするか^^;
(しかし正確な暦って確かに大事。そういや実家は毎年買ってるわ)
安井算哲の人格が破綻
映画という限られた尺に収める以上は原作の改変は已むを得ないとはいえ、本作における改変は主人公の性格を原作と正反対にしている点で度し難く、しかも主人公の性格に由来するエピソードを残しているが為に随所に矛盾をきたしている。
例えば冒頭、道策の挑発に簡単に乗って、畏れ多くも御前にて初手天元を打った時点で原作ファンはずっこけるのであるが、かくも命知らずな暴挙を為すほどに囲碁を愛していながら神社に棋譜を忘れるという軽率に、原作ファンならずとも違和感を覚えるべきである。原作において神社に置き忘れたのは刀であり、それは春海(算哲)が刀を差し慣れておらず、また刀に愛着を抱いていないからという、彼の人格や、彼に刀が下された経緯(陰謀)に由来するエピソードだったのだが、映画ではそのような意味が全く失われている。結果、映画の算哲はギラついているくせに迂闊という人格破綻者に成り下がっている。
算哲といえば、映画では主人公の呼称が算哲に統一されている。安井算哲の他に渋川春海等の名を持っていることが、原作では彼のマルチな才能とあやふやな立場ひいては若年期のあやふやな性格を表している。観客の混乱を防ぐために主人公の呼称を統一するというのはありうる考えだとは思うが、安井算哲は碁打ちとしての名であるから、天文を主題とする本作における主人公の名にそぐわない。
さらに算哲は冒頭、安藤に「新作の」算額絵馬が掲げられたと聞いて神社へ行くのだが、そこで算額絵馬の並ぶを見て、あたかも初めてそれを見たかの如く「すごいな江戸は」と呟く。この呟きは原作の再現であるが、それは原作ではこの時初めて江戸の算額絵馬を見たから発せられたのである。原作の改変が不徹底であるために、珍妙な感想となってしまった。
しかもこの時あっさりと、関孝和が映像に登場する。原作では関孝和は後半に至るまで姿の見えない怪物であるが、映画での関孝和はとてつもなく軽い。関の稿本は興味深い程度の物に留まり、算哲は何ら打ちのめされない。これでは算哲が関に執心し2度も出題を挑む意味が無い。
ヒロインであるえんもまたおかしな改変がなされている。算哲とえんは出会った当初から互いにまぐわり合う気が満々だ。えん役の演技は帯を解くことを乞う直前まで、生娘のようである。かような一途さはいかにも映画的ではある。しかしえんが算哲の旅行中にさっさと結婚をし、しかも離縁し算哲に色目を使うに至っては、純愛物語として破綻している。旅から帰った春海とえんが結婚しないことが既定路線である以上、子供じみた純愛物語は成り立たないのだ。
また、途中のチャンバラは、まさか時代劇だから入れなければならないという固定観念のためにいれたのだろうか。算哲が刀を握れないため殺陣は成立せず、さりとて算哲を殺すわけにも行かないから、算哲の命は不自然に助かることとなった。
さらには最終盤である。日食の観測をさんざ行なってきた算哲が、あのタイミングで刀を握るのは違和感がある。これも映画的な演出のためであろう。
結局のところ本作は、原作や原作が前提とする科学・科学者への敬意よりも映画としてのお約束を優先し、しかも原作から「画になるシーン」だけを存置したがために、随所に奇形を生じてしまったのである。
原作ファンですが、思っていたより良かった。
僕は普段、小説は2回も読めばいいほうなのですが、天地明察だけはすでに5、6回は読み返しているほど好きな小説なんです。
なので、天地明察が映画化されると聞いたときから、『必ず映画も観に行こう』と決めていました。
しかし、いざ公開されてからこちらのレビューを読んでみると、『あぁ、やっぱり観に行かない方がいいのかもしれない。』と、これまでも好きな小説が映画化される度に期待が裏切られてきた経験が頭をもたげ、なかなか劇場に足を運ぶ事が出来ませんでした。
しかし、今日、意を決して劇場へ足を運び、観てきましたよ、天地明察。
僕の第一印象は『あれ?聞いてたよりいい出来じゃない笑っ』でした。
不満があるとすれば以下の数点です。
①『こと』を出して欲しかった……渾天儀を『こと』が抱くシーンは、算哲と建部との約束が成就する、作中最も感動的なシーンの一つであるだけに、そのシーンが無いのはとても残念でした。
②酒井……出番なかったね……
③余計な襲撃シーンいらないから、それよりも原作の良いとこ盛り込んだ方が良かったんじゃない?
④算哲がキレる描写は、なんかそれまでの算哲のャラ壊をしてるのと違いますか?
と、こんなところでしょうか。ラストが原作と全然違うところはご愛嬌、むしろ、尺の短い中で無理やり原作と同じラストシーンにしようとして失敗している他の作品よりは良かったのでは?と思います。
後は、他の人が言う通り、原作を読んでいないと何の事やら分からない場面なんかあったりしましたが(光圀と算哲がテーブル挟んで話してるとことか)、結果的には思っていたより楽しめる出来にはなっていると思いました。
良かったと私は思う
ここのレビューを読んで評価が低かったのであまり期待はせずに見に行きました。ですが、思ったほど悪い映画では全然ありませんでした。
日本の良さ、文化綺麗に描かれていた気がします。私は原作は読んでいないのでなんともいえませんが、これより原作が数倍いいという評価もレビューにかかれていた方もいたので読みたくなりました。
映画としては一人の人の生涯を描くのは確かに大変なことだと思います。それをよく二時間ちょっとでまとめたなと思いました。私は宮崎あおいちゃんファンなのでとてもスッキリして見終われました。
レビューに流されずに見てもらいたいですね
岡田君、あおいちゃんのファンにはお勧めの映画!
この作品の印象を一事で述べるなら、ラブコメだ。
岡田准一演じる安井算哲の物語と言うよりも、宮崎あおい演じる、えんの可愛らしさ満開!の映画で、その二人を見守り、応援する村瀬塾を営む佐藤隆太の物語だ。
そう、良く考えてみれば、本作の監督は滝田洋二郎監督なのだから、コメディー映画タッチになるだろう事を予測出来ずに観に行ってしまった、私自身の失敗したパターンでした。映画館で何度か観た、予告編では、わりとシリアスな感じに観て取れたのだが・・・
やはり予告編は巧く作りますね!予告では安井算哲の命掛けの仕事人生が描かれる、ロマンを感じる気がしていたのだ。
私は原作を読んでいないのだが、日本で初の天文学者・安井算哲の物語となれば、私同様に、もう少しシリアスタッチの映画のイメージを抱いて映画館へと足を運んでしまう人々がいても自然の事と思うのだが、どうしても今の日本は、映画も、TVもお笑い路線ばかりにしてしまう傾向が強く、これも時代カラーで我慢しなければならないのだろうか?
中井貴一演じる光圀が庭で、人生50年と舞を披露しているシーンが有ったが、この時代は正に人生50年で、今日の日本人と平均寿命が違うため、当時の人々は皆今日の人と肉体年齢が同年でも、精神年齢はずっと高く、大人なのだ!何しろ50年で人生が終わってしまうのだから、その短い人生の時間の中で、何を自分はその生涯で成し得る事が出来るのかもっと日々を大切に生き、もっと真剣に考え、1日1日を江戸の人々は大切に生きていた事だと思うのだ。余りにも軽薄な感じだ。
当時は鎖国していたとは言え、オランダなどから来ていた、外国人の文献では当時の日本人の精神性や、文化水準や、倫理観や教育水準の高い事が記録として残っているのだ。
映画として面白味を演出する為か、伊藤重高孝と建部昌明との測量の旅の様子などは、全面コメディータッチで描いているが、これはコミック漫画では無く、実写の時代劇なのだから、ここまでいくと、観ていて腹が立って来てしまう!
折角の良いセリフが生きてこなくなり、セリフを言っていても、何の重みが無くなってしまうのだ!これは役者の芝居の問題では決してない。
江戸幕府政治も安定したこの時代、今風に言えば「平和ボケ」して命掛けで、何か世の為に、後世の人々の為になる事を成し遂げようと、真剣に生きようとする者がいないと嘆く光圀が、今の日本を観たらどう思うだろうか?
数億円の製作費を投じて制作される映画なのだから、皆、命掛けの真剣勝負をして制作に当たっている事は事実だろうが、この様なコミック漫画タッチの時代劇からは、何の気迫も感じられない!みな良いキャストを揃えていながら、残念な限りだ!
公開5日目だと言うのに、映画館には観客は私を含めて8人しか居なかった。
「おくりびと」も最初はガラガラだった。この映画には、「おくりびと」のような奇跡は起こるのだろうか?この映画がヒットしたなら、それこそ本当の奇跡だ!
原作ファンには不満 初見には説明不足
原作が好きでかなり期待を持って劇場に足を運んだ為、少し辛めの評価かも知れません。
役者さんの演技や、音楽、美術については特に文句のつける所は有りませんでした。特に、作中に出てくる観測設備等は実際に映像として見れて良かったです。
ただ、脚本・演出面においてはかなり不満が残ります。
原作の通りであれとは思わないのですが、エピソードの選定、つなげ方、オリジナルエピソードのどれもが、細かく変えてある割りにかみ合ってないので、なぜそんな変え方をしたのかと思ってしまいました。
恋愛面と暦改変のどちらかをメインに据えられればもう少し印象が変わったのでしょうが、両方入れてどっちつかずになった感が否めません。
というか、恋愛面を盛りすぎた為にメインの暦改変ストーリーに割く説明量が不足したように見えました。
恋愛面は別に削ってしまっても良かったのでは?
(えんのキャラクターも変わっていた事によりエピソードとの絡みが微妙にずれてしまいましたし。良妻賢母過ぎて、とても縁談を悉く断られるようなキャラには見えませんでした。)
暦改変ストーリーをメインとして見るには、全体的に駆け足でした。
特に、幕府と宮中との関係性や、碁打ちであるはずの算哲の微妙な立場などを、映画の中で読み取るには事前知識が無いと無理があると思います。
登場人物達の関係性の描写不足で、感動シーンであるはずの場面で白けてしまいます。
あと、謎の襲撃事件はいらなかった。
個人的に一番納得のいかなかったのは、算哲→関への問いの誤謬が関からではなく、旅の途中で判明すると言う形に変更されていた事でした。
(後の暦改変への執念に関わる)主人公の算術に対する情熱を一番表しているエピソードだったのに、ショックから立ち直るのが早すぎて、関との関係性までもが軽く感じられました。
全体的に大事なのはどこ?と言いたい具合のぼやけ具合でした。
原作を読みましょう!
(原作本未読。ほとんど事前知識なく鑑賞)
評判の原作本の映画化というふれこみと、
監督:滝田洋二郎、音楽:久石譲、そして豪華キャスト陣。
力(金)の入れ具合から、
面白い映画なのではと、
期待して初日に行きました。
鑑賞後の感想は・・・。
率直に言って、「原作はきっととても面白いのだろう」
なということ。
観終って、これだけ力をいれた作品であっても
「こんなもの?」という感じだったこと。
映画化としてはかなり難しい部類に入るお話なのでしょう。
だって「天体観測」のお話ですから。
映像作品として観終わって、
とくに読後感(?)もなく、
長い映画だったなあ、という感想しかありませんでした。
はっきり言えることは、娯楽映画作品化の宿命で
無理やり感がはっきり見えること。
ラストの日食のシーン、切腹間際で欠け始める?
これはないでしょう。
ドラマちっくに作ろうというのは無理がありすぎ。
やはり、こんなに力をいれてでも映画化したい位
「面白い原作」を読むのが
一番なのかなと思わされました。
是非、時間作って読もうっと!
本を読み返したくなった
天地明察が映画になった。
本は本屋大賞を受賞した良作だ。
壮大な歴史ロマンに感動した記憶がある。
江戸時代、暦はズレていた。
鎖国をしている時代で、正しい知識もなく古い暦を利用していた。
その事を知る人はごく1部の人間だけだ。
主人公の安井算哲(渋川春海)は碁打ちの身分だったが、
ひょんな事からこの事実を知る。
そして、正しい暦を作り、日本の暦を改めようとする。
映画では短い時間で色々詰め込んでるので、
原作を知らない人は、急に出てくる人物とかの把握が難しいと思う。
正しい暦を何とかして、朝廷に認めさせるのを中心に話を進めているが、
少し話が浅くて物足りなく感じる。
原作を読んだ人が楽しめる映画だと思う。
ついにきた!歴史×天体モノ★
映像・音楽・ストーリーどれも最高でした。
さすが!だなと思わせる作品です。
とくに算哲と関が対峙するシーンの市川猿之助には圧倒されました。
少し長めの上映時間ですが、長く感じません。
是非劇場で見ていただきたい作品です。
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