劇場公開日 2012年8月4日

「原作レイプとしか言いようがない」Another アナザー flying frogさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0原作レイプとしか言いようがない

2015年1月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

原作の小説とコミックはあんなに面白かったのに、どこをどうやればこんなグダグダになるのか?

まず、この話の背景や死のルール、死を止める方法など、すべての説明が不足しているため、原作を知らないと話をまるきり理解できないと思う。
(現にここのレビューでも理解できていないと思われるコメントが非常に多い)

原作で大きなサプライズをもたらした「あの人」については、小説ならではの叙述トリックが使われているので、ここをあっさりと諦めた点だけは評価しても良いけど、だからといって他の部分をきちんと説明しているわけではないので、話の展開が意味不明になる。

典型的なのが、「最初から『目』を使えよ!」というツッコミが多いことで、これは話のプロットをまるきり観客に理解してもらえなかったことを意味してるよね。原作読んでいればそこは理解できるからね。
原作を読んでいれば映画でも一応説明していることは判るのだけど、原作未読の人にそういうツッコミをさせてしまうというのは、その説明が中途半端できちんと伝わっていないから。

だから常に原作を思い出して脳内補完しながら観るしかないのだけど、登場人物の多くが意味なく設定変更されているので、結局混乱して話を追いきれない。

さらに「死亡シーン」もほぼ変更されているが、これがまた「笑いを取りにきている」としか思えないほど酷い。家族で観ていて、死亡シーンでは全員爆笑したもの。ほとんどの死亡シーンがこれなので、かなり頭が痛い。

「原作レイプ」ってこのような時のためにある言葉なんだなぁ・・・と実感した。

flying frog