「む~ん、」わが母の記 xtc4241さんの映画レビュー(感想・評価)
む~ん、
皆さん、こんにちは(いま5月7日pm2:15頃です)
自分でチケットを買って見に行こうとは思わなかった。
ある人にもらったからみたんだけど・・・
見に行く前日、日経の映画評を見たら満点だった。
小津安二郎の世界にも似て、すばらしいって。
よくは知らないけど、小津作品はストーリーは淡々としているけど、
その画面づくり、絵づくり、構図には聖なるものが宿っていると
いったひとがいる(ヴェン・ヴェンダーズ監督だったと思う)
①ストーリー
②配役、演技
③映像、音楽
これが映画の3大要素だと思っているんだけど、
僕は初めて「構図」というものに着目してみようと思ったのだ。
でも、初めのうちは「画面の構図」を見ていたのだが、
(確かにおもしろい画面構成があったのも確か)
だんだん、その意識も薄れていってしまった。
やっぱり、物語に目がいっちゃうんだよね。
この映画、ストーリーに大きな変化はないんだけど、
ごくありふれた日常的な世界が淡々と描かれている。
みんないい人。だけど、機嫌の悪いときは誰にもある。
機嫌が悪い同士が接触すれば、ちょっとした火は起きるみたいな。
まして、その日常性を失って、非論理的な世界へ行ってしまいそうな
母を相手にすればなおさらだ。
役所さんも、希林さんもうまいと思ったけど、ほんとに存在感がある
と思ったのは宮崎あおいでしたね。
それも、うちに帰って自動車のCMを見たときそう感じたのだった。
それでなにがいいたいのか?
結論を出そう。
①ストーリー 8
②配役・演技 9
③映像・構図 9
小津監督のように特出すべきものはなかったように思うが、
すべて平均点以上といったところのような気がする。
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