「親の心子知らず 子の心親知らず」わが母の記 aceさんの映画レビュー(感想・評価)
親の心子知らず 子の心親知らず
作家は親に捨てられた恨みを原動力に作品を生み出す。親は作家が子どもの頃に書いた詩を暗唱できるほど子のことを気にかけていた。嫁は土蔵のばあちゃんに預けられたいきさつを姑から聞いていたが、作家がいい人になったら売れる作品が書けないことを知っていた。知らぬは作家ばかりなり。ばあちゃんを取り囲む人々はみんなやさしい。場末の食堂の連中さえやさしいのだ。
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作家は親に捨てられた恨みを原動力に作品を生み出す。親は作家が子どもの頃に書いた詩を暗唱できるほど子のことを気にかけていた。嫁は土蔵のばあちゃんに預けられたいきさつを姑から聞いていたが、作家がいい人になったら売れる作品が書けないことを知っていた。知らぬは作家ばかりなり。ばあちゃんを取り囲む人々はみんなやさしい。場末の食堂の連中さえやさしいのだ。