乱反射(2011)のレビュー・感想・評価
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可愛い恋物語。
映画ではバッチリメイクの彼女しか観たことがなかったため^^;
素朴な顔の彼女を観たのは初めてだった。けっこう可愛い。
題材が短歌を詠む若手歌人である(ことをひた隠す)女子高生と、
2歳年上の幼なじみ(百恵ちゃんの次男・貴大)とのやりとりが中心。
歌を詠む才能はあるも、まだ本当の恋をしたことがない志摩は
憧れの男子から告白され付き合うも、相手の気持ちを慮れずに
あっさりとフラレてしまう。誰かを想う恋心がまだ分からない
彼女は、幼なじみの航大が祖母に逢いに行く旅に同行するが…
まぁ~可愛い可愛い恋物語。危ういシーンはほぼカットされて^^;
モデルである彼女の肢体と少しばかりのキスシーンがお色気程度。
あとは…なんだろう、素直になること。がテーマなのかなぁ。
この二人、おそらく想い合っていることはすぐ分かるんだけど、、
まぁ男の方は意地っ張りだし、女の方は相手の気持ちが読めないし、
高校生?というより中学生レベルの恋愛ですったもんだしている。
ただ自分の学生期の恋愛を思い起こせば(爆)これはアリでしたね。
こういう経験をして、みんな色んな意味で大人になっていく。。
だからちっともムダなことではないと。演出がムダなことしてても。
桐谷美玲ファンなら、ちょっと違う彼女が観られて満足なのでは?
(ハッキリしないヤキモキ感はいいけど、出し惜しみが過ぎるのもね)
真夏の、清涼剤
リメイク版「時をかける少女」を手掛けたことで知られる谷口正晃監督が、注目の若手女優、桐谷美玲を主演に迎えて描く、恋愛映画。
輝く海、切ない失恋、どきっとする水着、あの人と見る花火、そして二人で乗る自転車・・。まさにド直球で突っ走る、真夏の映画館のために作られた青春映画である。
幼い頃から、歌人である母の影響で短歌と共に生きてきた主人公、なお。彼女が、ずっと憧れてきた同じ高校の王子様に失恋した事から始まる、一つの小さな恋の物語。
起承転結が明確に整理された物語の展開となっており、特異な奇抜さは見事に抜け落ちている。そのため、主に若手の俳優陣で固められた役者陣が本来持っている、素材としての持ち味、無添加の味わいを思う存分楽しめるように配慮されている印象が強い作品となっている。
その中でも特に、「君に届け」や「ランウェイ・ビート」などの作品にあって、軽妙な小悪魔としてのイメージを前面に押し出してきた桐谷の持つ多面的な魅力が、物語の持つ穏やかさ、浮遊感の中で活きている。
「胸、無いもんなあ・・」と男に甘える猫撫で声、伸びのある清らかな声で相手を潔くたしなめる女性としての柔らかさ、そして、恋に、夢に叩かれ、押し潰され、それでも前へ、前へ立ち向かう女の子のしなやかさ、強さ。
女優、桐谷美玲が持つ味わいと表現の幅広さを、70分という中篇の中で鮮やかに提示しつつ、誰もが共感できる可愛らしい恋愛絵巻をもって桐谷マニアのための作品に陥らないように気を遣う聡明さ。
まさに、桐谷を輝かせようとする本作の企画意図を忠実に反映させた意欲作である本作を通して是非、たっぷりと夏の甘酸っぱい世界を味わいたい。
色鮮やかなマキシ丈のスカートをぶん回す桐谷嬢・・・素敵です。
爽やか
凄く泣けるとか笑えるって類の映画ではありませんでしたが、意外な題材で清清しい作品でした。
主演の桐谷さんは初めて見たのですが、落ち着いた演技をしているときは、全盛期?の沢尻さんのような感じで、いい雰囲気でしたねー。 逆にはしゃいだ演技とのギャップが大き過ぎる気が・・・・
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