「周到な準備が勝利を招く」メカニック aceさんの映画レビュー(感想・評価)
周到な準備が勝利を招く
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久々に楽しめるアクション映画。
監督は「コン・エアー」「トゥームレイダー」を創っている。
両作品とも好きだ。波長が合うというやつか。音楽も気に入った。
オープニングの暗殺は、多くのボディーガードに守られている麻薬王を、屋内プールでの溺死にみせかける。
暗殺者は標的にどれだけ近づけるかが成否のカギといわれる。
遠距離から高性能銃で射殺なんてのはいけてない。
それから、標的を始末した後の現場からの脱出。
登山も登頂に成功した後の下山が困難らしい。
冒頭からアーサー・ビショップの暗殺者としての優秀さが描かれる。
優秀であるがゆえにアーサーは、恩人のハリーを組織の裏切り者として抹殺しなければならない。
アーサーのクールさからは考えられない行動(ハリーの息子を弟子にする。ハリーの愛用の銃を手元に置く)もあるが、物語の展開上必要なのだから目をつむるしかない。
アーサーが父親の復讐に燃えるハリーの息子を諭す言葉。
動機のある殺人はするな。なるほど、バレるような浮気はするなということか。
ラストはアーサーがクルーザーで釣りでもしているシーンかと考えたが、プロはそんな甘くない。
伏線ありの過激なラストで楽しめた。
「周到な準備が勝利を招く」
社会生活においても頭に入れておくべき言葉だろう。
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