「金満的資本主義がもたらす問題提起だけど、典型的すぎる印象」カンパニー・メン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
金満的資本主義がもたらす問題提起だけど、典型的すぎる印象
総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
不況下で突然に資本主義の軋轢に苦しむことになった、出世街道を進んできた社員たちの姿を描く。
経営権を守るために企業価値を高めるためにはなんでもござれの高給取りの経営者がいる。一方である程度年齢を重ねてから、会社の都合によって簡単にクビを切られる労働者たちがいる。突然の逆境に脆さを見せる者たちと、その傍らには地道に大工をする気難しいが本当は人のいい労働者がいる。
演技と演出は良かったが、しかしどうも物語が典型的すぎてそれほどのめり込めなかった。雑誌の経済蘭によくあるような、短期的視点の利益優先主義経営や豪華な生活を疑問を持たずに楽しむ社員たちへの三文批判記事をそのまま物語にしただけのような印象を受ける。
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