「ああ失業」カンパニー・メン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ああ失業
突然のリストラの恐怖はサラリーマンなら切実だろう、映画の中では起こりうる悲劇を淡々と描くがリアルかと言えば現実はもっと厳しいともいえるし境遇は人それぞれだろう。新自由主義の時代には利益第一主義に歯止めがかからなくなった、終身雇用が慣例だった日本でもこのグローバリゼーションの波に染まってきているのだから他人ごとではないだろう。背伸びをせず身の丈に合った生活云々とか教訓として学ぶべきところが無いわけではないが映画にしてまで観るのは如何なものか。名優を揃えた硬派の社会派ドラマ、辛い話なのだがボビー(ベン・アフレック)の妻マギー(ローズマリー・デウィット)が夫を支える気丈夫で温かい奥さんで救われた。
コメントする