「ただ歩くだけなのに・・・」ウェイバック 脱出6500km よしさんの映画レビュー(感想・評価)
ただ歩くだけなのに・・・
クリックして本文を読む
シベリアの強制収容所に収監された主人公達が、脱走してインドを目指す物語。
エド・ハリス、コリン・ファレルが脇を固める作品ですね。実話をベースにしたお話ですが、その「実話」に疑義もがあるようなのが残念なところ。それでも映画の完成度は高かったと思います。
暴力と圧政の収容所、極寒のシベリア、楽しく希望に満ちたバイカル湖、失望のモンゴル、酷暑のゴビ砂漠、チベット・・・そして・・・。
寒さ、暑さ、飢え、渇き・・・喜び、絶望。多くの試練があり、その過酷さが画面上からもダイレクトに伝わってきます。また、上手にメリハリを付けられていて2時間14分の長時間を長く感じることはありませんでした。
異端のヴォルカとイリーナが入り、チーム内のトラブル等も要所にインサート出来たかことも、アクセントとして良かったと思います。
主人公のモチベーションの源を素敵ですね。拷問で自分を裏切った妻。自分を責めているであろう妻に「許している」と伝えたい。こんな素敵な動機がありますか?
正直5を付けても良い、と思った作品でしたが、唯一の弱点は2回観る映画ではないかな・・・というところ。私的評価は4.5にしました。
コメントする