「父と息子とロボットと」リアル・スティール 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
父と息子とロボットと
まさに、「ロッキー」「ベスト・キッド」のロボット版。
ストーリーは至ってシンプルで予定調和なのだが、ロボット同士の迫力のバトル、父と息子の交流というエンターテイメント+ヒューマニズムは、プロデュースを務めたスピルバーグ印、最後まで飽きずに楽しめた。
人間同士の戦いでは物足りず、ロボット同士に殺し合いをさせ始めた…と劇中で言っていたが、そんな殺し合いの道具のロボットが父と息子の距離を近付けるのは意義深い。
父と息子は男同士なので感情の伝え方が下手なのだが、何か共通のモノがあればすぐに距離は縮まる。
それがロボットというのが、また男心をくすぐる。
また、日本語でしか動かないロボットや、主役ロボットの名前が“ATOM”だったりと、ちょっとした日本ネタにもニヤリ。
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