劇場公開日 2012年6月16日

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「愛は幾多の障害を越えて」一枚のめぐり逢い kakerikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0愛は幾多の障害を越えて

2014年10月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

難しい

幸せ

一枚のめぐりあい。たった一枚の写真が、運命の出会いをもたらせることもあるのでしょう。この作品ほど、人はいつ、どんな出会いが訪れ、その出会いがもたらすものが、自分の人生にとってとてもかけがいのないものに育っていくかを、ドラマチックに描いた作品はないでしょう。
ザック・エフロンが心にキズを負いながらも、運命によって導かれた、ある女性を真摯に愛する戦争帰還兵の男を好演しています。一方シングルマザーで、親権を巡って元夫との間に火種を抱えながら、必死に良き親になろうとしている女性、テイラー・シリングの母親像も共感できるものでした。
出会っただけでは愛は育たない。焦ることなく、ゆっくりと時間をかけ、相手の立場を思いやり、確かな理解の上に育まれる愛は強い。そして障害を乗り越える勇気までもたらしてくれる。 最後は信じあえる心がこの愛を成就させます。
ときめきの先を行く、大人のラブストーリーです。

sonje